「5th MCCRC in Japan」に参加しました。

後期研修医の小松です。
1110日から12日まで京都で行われたMCCRC in Japanに生塩(うしお)先生と共に参加しました

「MCCRC」とは、Multiprofessional Critical Care Board Review Courseの略です。
SCCMが主催する米国で集中治療専門医を取得する人のためのコースであり、アメリカでは5日間かけて行われるようです。国内では内容を少し削り、3日間で行われています。

詳細は日本集中治療医学会ホームページをご参照ください。
今回MCCRCを受講するにあたり、インターネットで検索をしたところ、先日まで当院で勤務されていた堀口先生が2015年に受講したとのことでした(http://drheli-gunma.blogspot.jp/2015/12/3rd-mccrc-in-japan.html)。


内容に関しては抗生剤の使用方法や人工呼吸器といった比較的基礎的な内容から、倫理の面といった一歩踏み込んだ内容まで多岐に渡っていました。


講師の先生方には、本屋インターネットでしかお名前を拝見したことのない先生方もいらっしゃり、とても貴重な機会であったと思います。

アメリカでのコースがベースということもあり、残念ながら日本では使用していない薬剤の話などもありましたが、米国集中治療専門医の思考過程、知識を学ぶことができました。
日本と米国では、医療に対する考え方や価値観、医療制度、訴訟の問題、そもそもの文化など大きく異なる点が多いと聞きます。

全てを導入することは不可能、かつ非効率的であるとは思いますが、このような講習会に参加し、良いものを取り入れる事で、日頃自分たちが行っている医療をさらに良くする事ができるのではないかと思います。


PS.
せっかくの秋の京都なので、観光でも・・・と思っていましたが、朝から晩まで座学という超ハードスケジュールで観光は断念しました。

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