新病院での体制vol.2 「群馬県ドクターヘリ」

町田です。
小橋先生から新病院でのドクターカー体制を紹介してくれましたので、続いて僕からドクターヘリ体制の紹介をします。

まず一言・・・『ドクターヘリの運用は大きく変化なし!』です。
今まで通り119番を受けた消防の通信指令課員や現場に向かう救急隊の判断で、“救急隊現着前にドクターヘリ要請”が原則となっています。そして要請と同時に出動態勢に入り、現場到着とともに初期診療を始める・・・今までとまったく同じです。



大きく変わったことは、『地上ヘリポートでの運用』です。
旧病院の屋上ヘリポートは景色はとてもよかったのですが、夏の高温&冬の強風のために年の半分も屋上に待機できず、また強風の日は病院に直接患者搬送ができなかったデメリットがありました。
しかし新病院の地上ヘリポートは救急外来からとても近く、離陸までの時間短縮、速やかな患者の処置室への搬送につながっています。

また『格納庫&給油施設の整備』により、連続出動への迅速な対応や機体への負担軽減に大きく寄与しています。

そして一番の特徴は『とにかく大きいヘリポート!』です。
新病院の地上ヘリポートはドクターヘリ・防災ヘリが5機に加えて、大型の自衛隊ヘリ(CH-47)が着陸することができます。この大きさの理由は大規模災害が発生した時に、当院で被災地より重症患者を多数受け入れ、当院で治療を加えたうえで直接当院に入院したり、さらにヘリを使って県内各病院と連携していくことを考えています。
でかい!!
さらに屋上にもヘリポートを準備してさらに多数のヘリを受入れられようにしています。


とにかく今までの運用よりとてもシンプルでやりやすくなったことは間違いありません。
しかしながら群馬ヘリポートにいく機会がすっかりなくなってしまいましたが、近日に県警ヘリ・防災ヘリ・ドクターヘリ連携ワーキンググループを開催したり、以前行っていた「群馬県ヘリコプター合同勉強会(警察航空隊、防災航空隊、陸上自衛隊、赤十字飛行隊、ドクターヘリおよび関係各消防が参加)」も再開しようと考えています。
群馬ヘリポートの夕日
旧病院屋上ヘリポート
新病院地上ヘリポート


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