厳しい寒さにご注意を!

町田です。
救急の道に進む前は循環器の医師をしていました。
「冬の寒さが厳しくなると血管の病気が増える」というのがこの世界では当たり前のように言われていて、外来患者さんの受診数も緊急手術の施行数も冬に多かった思い出があります。ところが最近は、冬の温暖化とともに夏のあまりの暑さに脱水に関連した血管疾患が増えていて、ここ数年は心臓血管疾患も脳血管疾患も一年を通して変わらず発生している印象がありました。

しかしこの冬は大寒波がやってきて以前の冬のように明らかな血管疾患の救急搬送、ドクターヘリ・カー対応が急増しているようです。個人的にはあらためて冬の寒さが厳しかった十数年前の状況にもどった感じがしています。


入浴前後の温度差に伴うヒートショック、寒い時間帯の不要不急な外出など、気を付ければ防げるようなこともあります。
平昌オリンピックもそろそろ始まり世間の熱気がきっと強くなると思いますが、まだまだこの冬は寒さが厳しく続くようです。インフルエンザのような感染症だけではなく血管トラブルにともなう心疾患や脳疾患にも十分気を付けてお過ごし下さい。

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