「第1回群馬Critical Trauma Meeting」を開催しました!

みなさま、こんにちは。集中治療科・救急科、小倉です。
昨年128日金曜日に第1回群馬Critical Trauma Meetingを開催しましたので、そのご報告です。
この研究会は、同じく今年発足させた群馬外傷研究会(Gunma Trauma Research Investigators: GTR)という組織が主催し、群馬県の重症外傷診療について、症例を通して多職種でディスカッションすることを目的に設立されまた。
GTRにつきましては、大変僭越ながら、私、小倉崇以が代表世話人を努めさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
 
今回の群馬Critical Trauma Meetingでは、群馬大学附属病院救急科、群馬大学附属病院放射線科、太田記念病院救急科、そして当院集中治療科・救急科から1例ずつ症例が持ち込まれ、積極的なディスカッションがなされました。
外傷性大動脈解離を合併した際のTAEの是非、外傷性肝損傷に合併した胆汁瘻に対するマネージメント、重症骨盤骨折に対するTAE後に発症した臀筋壊死&ガス壊疽の一例、門脈圧亢進症に合併した脾損傷に対する門脈出血の診断とそのマネージメントについて、それぞれディスカッションしました。
どの症例も病院の枠を超えて白熱の議論が行われました。ディスカッションの内容につきましては、後日、GTRより研究会レポートとして各施設に配布させていただきます。どうぞ、御一読ください。
 
また今回は、群馬Critical Trauma Meeting初大会を記念しまして、日本医科大学附属病院高度救命救急センター救急医学講座講師であります横堀将司先生をお招きし、重症頭部外傷および神経集中治療につきまして特別講演を賜りました。
横堀先生は、群馬県前橋市出身の救急科医であり、群馬大学医学部を卒業後、日本医科大学の救急医学講座に入局し、マイアミ大学への御留学を経て、現職につき御活躍中です。このような大変御高名な先生に、初大会記念の御講演を賜るとは、我々は幸せ者です。
 
 
今後も群馬県の外傷診療の発展のため、Critical Trauma Meetingの開催や、外傷疫学研究の実施と論文発表、重症外傷関係の講演会の開催など、GTRは努力してゆく決意です。
今後とも皆さまの御指導を賜りながら、少しずつ、この日常をよりよりものにしてゆければと思います。何卒よろしくお願いいたします。

 

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