“Medical Control”について勉強しました!~「救急医のためのMCセミナー」参加報告~

こんにちは、劉です。
今回は第45回日本救急医学会のサテライトセミナーである「救急医のためのMCセミナー」を受講してきたので報告します。

このセミナーは今回が栄えある第一回で今年から始まりました。昨今Medical ControlMC,メディカルコントロール)に対する意識も強くなってきておりその需要にこたえる形ではじまりました。たぶん・・・


メディカルコントロールとは医療の質を担保するためのものです。もとは病院前の救急隊の活動から病院への搬送まので医療の質を担保するものでした。
メディカルコントールときくと何か大層なもののように聞こえてしまいますが、実情は非常に合理的かつ当たり前のことをしています。救急隊の活動を医療の面から評価し、よくあるようなことはプロトコール化し、実践し、また評価し、PDCAサイクルをひたすら回し続けます。
PDCAサイクル
(*名古屋第一赤十字病院ホームページより借用)
それを担当するのがMC評議会ですが、自分もいずれは少し関わってみたいと思いました。


MCについて考えていると、究極的にはMCのいきつく先は“市民教育”なのではないかと思います。
救急隊のレベルがどんなにあがっても、ドクターヘリ、ドクターカーがどんなにうまく運営できてもただひたすら膨れ上がる医療費に人々の生活が窮屈になっていくことは避けられられません。我々は医療と保険指導を司ることによって公衆衛生の向上と増進に寄与し、国民の健康的な生活を確保しなければなりません。そのためMCのいくつく先は医療の中でPDCAを回し続けるのではなくそこに国民、市民を巻き込まないといけないのだと思います。
 
MCって考えれば考えるほど深いなぁと思いつつ、台風のさったあとに訪れる陽気な太陽のもと、ふと居眠りをしてしまいました・・・


<参考>前橋市におけるPDCAサイクル


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