「平成29年度群馬災害医療研修&緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練」に参加しました。

皆様お疲れ様です。内海江里加です。
1022日、24日の2日間にわたり災害訓練に参加したのでご報告いたします。


1日目は群馬県災害医療研修(@日本赤十字社群馬県支部)でした。
子供は母と姪っ子達とお留守番です。台風が差し迫る豪雨の中、慌ただしく出かけました。

この日は座学中心で、災害の基本“CSCATTT”、トリアージ、JATECのおさらい、机上訓練などをこなしました。1年越しで災害訓練に参加しましたが、意外と覚えているものだなぁ、と感じました。


2日目は緊急消防援助訓練(@JR東日本高崎支社総合訓練センター)に実動訓練として参加しました。

この訓練は、阪神淡路大震災を契機に緊急消防援助隊の技術及び連携活動能力の向上を目的に、平成8年度から全国を6ブロックに区分して毎年1回実施されているものだそうです。群馬県は関東ブロック(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県)に所属しており、今年は10年に1度の群馬県主催での開催という契機でした。
≪参加機関≫
陸上自衛隊第12旅団司令部、陸上自衛隊第48普通科連隊、国土交通省関東地方整備局(TEC-FORCE)、群馬県警察本部、群馬DMAT、群馬県ドクターヘリ、NPO法人災害救助犬ネットワーク、群馬県獣医師会(群馬VMAT)、東日本旅客鉄道株式会社高崎支社、有限会社双葉レッカーサービス、有限会社レッカーサービス110、群馬の医療と言語・文化を考える会、太田市消防団、桐生市消防団、高崎市消防団


≪訓練の想定≫
平成291024日(火)830分、群馬県南部(太田断層)を震源とする地震が発生し、群馬県内では最大震度6強を観測した。この地震により群馬県内では、建物等の倒壊、土砂災害、火災、道路損壊等が発生し甚大な被害となっているため、群馬県知事は、消防庁長官に対して緊急消防援助隊の出動を要請した。 

前日まで台風の影響が危ぶまれ、訓練が中止になる可能性もありましたが無事に開催することができました。場所は太田会場と桐生会場に分かれており、太田会場では、水難救助訓練や倒壊家屋からの救助訓練などが行われていたようです。一般の方の見学も可能だったらしいので、自分たちの訓練より消防の訓練が『見たかったなぁー』というのが本音でした!笑!

私たち日赤DMAT隊は電車の脱線事故が起こったという想定で桐生会場に向かいました。
桐生厚生病院が先着隊として医療本部を統括、前橋日赤と伊勢崎市民、富岡総合、沼田脳神外が後着隊で救護所対応をしました。私は救護所のリーダーとして活動しましたが、他県の消防隊と活動する機会は滅多にないのでいい機会でした。
消防の救助活動(エアドリルや車両持ち上げなど)は電車の車両にさえぎられてみることができなくて残念でした。


久しぶりの訓練に参加して感じたことは、やはりコミュニケーションは簡単なようで難しい、ということです。医療関係者だけではなく、消防隊や警察の方などとも密なコミュニケーションをとることで、災害救助がスムーズに進むんだ、と再認識しました。

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