“産婦人科医、救急科医として”~お帰りなさい、馬場 慎司 先生!~

町田です。
昨晩は救急科同期との懐かしい再会がありました。

2008年4月に前橋赤十字病院 集中治療科・救急科に入職しましたが、そのとき中村先生(現センター長)、仲村先生、大野先生(板橋中央総合病院からの短期研修1代目)、そして当院初期研修医から馬場先生が同期として仲間となりました。
馬場先生は当科で2年間後期研修を行い、自分の夢をかなえるために現在の東京都立多摩総合医療センターに移りました。そこで産婦人科医として現在大活躍されており、その経験を当院初期研修医に伝えるために久しぶりに前橋に戻ってきました。


昨晩市内で開催された「前橋臨床研修会」で馬場先生からご講演をいただきました。
タイトルは「産婦人科医、救急科医として~母体救命から災害医療 心動かす師の言葉~」でした。
東京都立多摩総合医療センター 産婦人科 馬場 慎司 先生

馬場先生が現在活躍している産婦人科領域の救急疾患のレクチャーから、当院初期研修医時代の経験やいまのご活躍を支えている「恩師の言葉」について熱く語ってくれました。

馬場先生は医師として5年後輩ですが前橋日赤歴としては2年先輩で、入職した年は医局の席が足りなかったため馬場先生、仲村先生、大野先生、町田の4人は、しばらく病院の端っこのPHSも通じない倉庫のような場所に隔離(?)されていました。妙な閉鎖空間だったこともあり、救急科1年目としてお互いいろいろ不安や将来について語り合った思い出があります。
馬場先生の講演の恩師の言葉の中で何気なく僕から言ったことの紹介があり、「その言葉が現在の救急対応もできる産婦人科医として頑張っていることにつながっている」という話を伺いとても感動しました。それ以外にも当院研修中にいろいろな科の先生、メディカルスタッフから受けた言葉を今でも大切にしている姿に、馬場先生のやさしさ、真面目さがむかしからずっと変わっていないことになんだかほっとしました。お酒を飲むとすぐ真っ赤になるとことも・・・(笑)

馬場先生の講演の前には当院初期研修出身で脳神経外科で活躍している神徳先生からの講演もあり、その話を聞きながら「いつまでも“当院初期研修出身の後輩”としてではなく“一人のプロフェッショナルの専門医”として」つき合っていかないといけないと感じました。
また当院初期研修出身のなつかしい顔ぶれも駆けつけていて、みんなの活躍を本当にうれしく感じました。

初期研修を選択するにあたって最近は“給料が良いところ”、“休みがたくさんあるところ”、“勉強会が多い”などの条件が好まれる傾向があるようですが、当院のようにたくさん患者さんと接する機会があり多くの診療、処置、手術を経験することで、知識、技術、そして人間的にも確実に成長していることを実感できました。

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