他職種のミッションを知る!~「PhDLSコース」の受講報告~

町田です。
僕は主に外傷診療や災害医療に関わる教育・研修コースにインストラクターとして参加することが多いのですが、先日災害医療に関わるコースに久しぶりに受講生として参加しました。しかも普段直接取り扱うことのない領域について学ぶコースで、めずらしく受講前から受講中まで緊張しっぱなしでした。

僕が受講させていただいたコースは「PhDLSコース」です。
PhDLSとはPharmacy Disaster Life Supportの略で、災害時の薬事について講義やシミュレーション実習をしながら(最後にテスト付き・・・汗)学ぶコースです。
☆詳細は → https://jadm.or.jp/contents/PhDLS/


今回は群馬で初めて開催されるPhDLSコースとのことで、会場も群馬県庁の昭和庁舎(写真手前のレトロな建物)と本庁舎(後ろにそびえる高い建物)の2ヶ所を使って行われました。

災害時のみならず平時の医療でも患者さんを診察して薬を処方することが多い立場でありながら、思った以上に薬の流通や処方箋のルール、処方代の請求、そして薬事に関わる法律など知らないことが多かったです。
普段から薬剤師の方々にとてもお世話になっていたことにあらためて感謝するとともに、災害時は薬の確保から始まり被災者への配布だけではなくきちんと服用もらうかまで考えなくてはいけないことに気が付かされました。

また救護所に薬を取りに被災者がたくさん来られた時、医師の診察まで待っている間に薬剤師ができるトリアージの実技も学ばせていただきました。このトリアージは平時の救急医療の現場でも応用できるように思ったとともに、災害時は様々な場面でつかうことができると感じました。


受講生のほとんどが薬剤師の中で医師の受講生は僕1人であり、さらに聞きなれない用語や法律にややあせりながらも、1日かけて新たな知識を興味深く学ぶことができました。
日本全国からご指導のために群馬に集まっていただいた講師の皆様に感謝いたします。

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