災害時に「自分に何ができるか」を考えるきっかけに!~「群馬大学地域社会実践論」~

町田です。
前回投稿した「32℃」の話ですがその後も前橋市は最高気温33度が続き、ドクターヘリ出動が10日も5件(35度)、11日も6件(34.3度)と今年度1日平均要請件数(3.6件)を超えています。
いまの日本の気温上昇をすぐに止めるすべは見当たらず、暑さによる体調の悪化、注意力の散漫に関しては、現状では各個人の対策にお願いするしかありません。


昨日もまだまだ蒸し暑い中を救急外来の勤務をいったん抜けて、群馬大学で毎年講師をさせていただいている「地域社会実践論」の講義に出かけました。
大学キャンパス・・・爽やかな雰囲気ですね!
この講義をもって今年度当科スタッフが担当する3回の講義は終了しました。今年度も1週目:ドクターヘリ、2週目:救急医療(藤塚先生担当)、3週目:災害医療の構成で行いましたが、本当に学生さんが熱心に聴講してくれて、一つ一つの話へのリアクション、質問への回答など良い雰囲気で1回1時間半の講義を行うことができました。

今回は「災害医療」がテーマでした。学生は1年生で医学部生だけではなく様々な学部の方々がいるので、医療の専門的な話よりも実際に自分たちができること(自助・共助)や過去の災害対応から得られた経験などの話題を中心とさせていただきました。
ここ最近は日本全国で様々な災害が発生していて、現在も九州北部大雨被害も続いている状況であり、学生も災害医療に対する興味の高さを感じました。ちなみに学生は日本の災害医療の発展のきっかけとなった「阪神淡路大震災」より後に生まれた世代であったことにあらためて驚きました。


 災害時に「自分がするべきこと」「自分が何かできること」を考えるきっかけになってもらえたら何よりです。

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