消防・警察と現場での連携強化のために~「MCLS標準コース」受講報告~

どうも集中治療科・救急科のレジデントの内海です。
今回は平成29年2月4日に当院(前橋赤十字病院)で開催された第9回MCLS標準コースに参加しました。


まずMCLSとはMass Casualty Life supportの略称で。。。。。といってもなんのことやら??と思う人が多いと思うので、要は災害時の多数傷病者への対応を学ぶことを目的としたコースと考えてもらえばいいかなーと思います!

今回のコースの対象のメインは消防や警察職員でしたが、災害現場医療に興味のある医療従事者ならば参加可能とのことで、当日も8~9割は消防の方で、医師や看護師が数名いるような状況でした。


内容としては災害時の対応に関する座学とグループに分かれての机上訓練と非常に濃いものでした。

机上訓練は、実際の災害を想定し、座学をふまえてどのように現場活動を行うのか(例えば総本部や救護所の配置や道路の制限など)をディスカッションするというもので、和気あいあい相談しながら、行うことができ非常に楽しかったです。また机上訓練の中には傷病者のトリアージに関しても含まれており、災害発生から傷病者を医療機関に搬送するまでの一連の対応を学ぶことができ、CSCATTTの全てが完遂できて始めて、災害と戦えることを実感することができました。


今後もドクターヘリやカーの現場で、消防や警察の方とも連携することが多く、共通の言語や思考をもつことで、preventable deathを少しでも減らせるよう、今回学んだことを少しでも生かせるよう、今後とも精進していきたいと思いました。 

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