2016年12月31日土曜日

2016年も大変お世話になりました。~ブログから振り返る2016年~

2016年も大みそかを迎えました。
この1年もいろいろなことがありましたが、せめて年の瀬は平穏な時が流れてくれることを願うばかりです。

今年も本ブログを多くの方にご愛読いただき、当科が行っている活動にたくさんのご声援を頂きありがとうございました。1年を振り返るのにいろいろな方法がありますが、せっかくなので2016年のブログ記事アクセス数のランキングでふりかえってみたいと思います。
ちまみに2016年の投稿数は282件でした!



☆☆高度救命救急センタースタッフブログ 2016年アクセスランキング☆☆
 
<第1位(9/16)>
「今、子供の僕に、できること」~兄から弟へ引き継がれる命の自由研究~
 
<第2位(4/16)>
前橋赤十字病院DMATがドクターヘリ活動の支援で出動しました。
 
<第3位(5/31)>
万が一の事態に備えてECMOのトレーニングを積んでいます!
 
<第4位(8/21)>
老舗でありながら常にトップランナーであり続けること!~聖隷三方原病院にお邪魔しました。~
 
<第5位(5/13)>
日赤群馬県支部第7救護班が出発しました。
 
<第6位(9/5)>
ようこそ、栗﨑先生!~最強軍団から新たな仲間がやってきました。~
 
<第7位(8/7)>
菊谷先生、ありがとうございました!
 
<第8位(7/24)>
自らチャンスをつかみ取る!~11人目のフライトドクターの誕生~
 
<第9位(4/14)>
熊本を中心とした大地震への当院の対応
 
<第10位(5/12)>
『新病院建設ブログ』のご紹介!
 
 
 
今年は1月に軽井沢バス事故、4月に熊本地震、その後も鳥取県中部地震、福島沖地震、茨城県北部地震など、昨年に引き続き災害モードで活動する機会が多かった印象があがります。局地災害も広域災害も、自然災害も人為災害も、いつどこで起こるかわからない時代ですが、迅速かつ適切な対応ができるように引き続きスタッフの育成、体制の強化を行っていくつもりです。
いよいよ1年半後に迫った新病院では、自衛隊ヘリが着陸可能なヘリポートの設置、当院でSCU立ち上げができるようにするなど災害対策面でさらなる強化を図っています。
 
また当院の活動の大きな柱となっている「ECMOプロジェクト」も、海外留学による知識と技術の習得からスタッフ全員へのトレーニングを徹底して、さらに安全かつ患者さんに優しいECMO管理を行っています。
 
さらにこれからも積極的に他病院の方々と人材交流を行い、日本の救急医療のレベルアップに微力ながら貢献していきたいと考えております。
そして医療関係者のみならず、一般市民の方々とも力を合わせて地域を守る救命センターを目指していきたいと思います。今年のランキング第1位が“小学生から頂いた宝物”の話題であったことが最もうれしい出来事です!
 
 
 
2016年も多くの関係者の方々に支えられてなんとか1年を過ごすことができました。
まだまだ未熟なところがたくさんありますので、2017年もご指導ご鞭撻のほどよろしくおねがいします。また地域の皆様におかれましては、引き続き救急医療へのご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2016年12月29日木曜日

仕事納まらず・・・~災害対応と年末年始体制~

町田です。
世間一般的には昨日仕事納めで、今日から年末年始体制に入っている企業が多いと思います。
当院も昨日で仕事納めとなりましたが、その日の夜9時39分に発生した茨城県北部地震の最大震度が6弱でDMAT自動待機基準にあてはまったため、当直医長の雨宮先生を本部長に1分後に災害対策本部を立ち上げすぐにDMAT隊員の招集を行いました。
忘年会から抜け出したり休みで家でくつろいでいたスタッフを含めて合計30人を超えるメンバーが病院に集まりました。ちなみにDMAT自動待機基準とは「いつでも出動できる用意ができていること」ということで出動メンバー登録もすぐに行いました。
情報収集の結果、幸い大きな被害がなく災害対策本部は昨夜のうちに縮小され、本日朝8時15分に解散となりました。とはいうものの余震などでこれ以上の被害が出ないことを祈っております。
地震発生から1分後に災害対策本部を設置。
本部長は雨宮先生、副本部長は白戸先生



いよいよ今日から年末年始の休みが始まりました。と同時に救命センターが最も忙しい時期も始まりました。今日も朝から紹介の電話がひっきりなしになり続け、僕のPHSのバッテリーがなくなるほどでした。
救急外来に受診者が激増する年末年始の朝・・・
しかしこのような時期に頑張るのが我々の使命であります。
ドクターヘリ・カーは通常通りの運用で、ER,ICUにも集中治療科・救急科医を配置して、各科の日当直の先生、メディカルスタッフの方々と協力してこの時期を乗り越えていこうと思います。
診察室・処置室をフル稼働して患者さんの診察に当たります。
(手狭な救急外来のためお待たせする時間が増えてしまいます・・・)
 でも一番大切なことは病気やけがをせずに病院にかからないことです。あまりはしゃぎ過ぎず無理をせずに平穏に新年を迎えていただければ幸いです。
調子が悪いと感じた時はしっかり休息するとともに、早めに当番医を受診してください。この時期の救命センターは混雑しておりインフルエンザなどの感染症をかかえた患者さんも多く来られます。受診する際にはマスクをしっかり装着していただき、帰宅後もしっかりうがい・手洗いを忘れないようにしてください。また小さいお子様の不要・不急の面会も避けていただくようご協力のほどよろしくおねがいします。

2016年12月28日水曜日

2か月にわたり八戸のすごさを実感・・・~栗原先生、ありがとうございました!~

11月から八戸市立市民病院の栗原先生が当科で研修を行っていましたが、その2か月の研修が修了しました。

僕たちのとって八戸市立市民病院は「劇的救命」の合言葉のもと、つねに日本の救急医療を引っ張って行っている存在であり、その病院から当院に研修に来ていただくことがとても光栄であり、それ以上に来ていただいた先生が満足できる研修を提供できるかどうかのプレッシャーがありました。
栗原先生には持っている実力を十分に発揮していただき、我々の方が助けられたことばかりでしたが、特にICU研修中では当直のたびにかなり重症患者さんの受入をお願いした思い出があり、それなりに充実した日々を送っていただけたと信じています。

ちょうど栗原先生がこちらにいらっしゃるときに八戸市立市民病院の「ドクターカーV3」の活躍のニュースも入り、ECMOプロジェクトを行っている当院にとっても大きな刺激になりました。


本当に2か月という短い時間でしたが、柔和な物腰と冷静な判断に我々も学ぶところが多かったです。本当にありがとうございました。
またどこかでご一緒できることを楽しみにしています。

2016年12月27日火曜日

本格的なスキーシーズンに向けて・・・~消防職員以外によるランデブーポイントの安全確保~

町田です。
昨日は個人的には今年最後のヘリ当番でした。8件の要請がありそのうち5件は重複要請でしたが、6件をドクターヘリ、1件を防災ヘリドクターヘリ的運用で対応しました。防災ヘリドクターヘリ的運用は今年度はすでに21回目を数えます。
また同乗研修中の医師とも2回ほど分断作戦を取りましたが、頑張って傷病者を搬送先病院に届けてくれました。再来年に完成する新病院では次の世代の方々がドクターヘリを引っ張っていくはずなので、若手の育成も大切な僕への宿題です。
現在フライトドクター修行中の増田先生・・・
今月は町田が常に同乗し徹底的に鍛えています!


本格的な寒さが訪れいよいよ冬本番を感じます。
群馬県は平野部はほとんど雪が降らず晴天の日が続きますが、ヘリで15分も飛ぶとスキーリゾートが広がっている不思議な世界です。いよいよスキーシーズンの到来ですが、残念ながら今年もすでにスキー場でのけがに対するヘリ要請が始まっています。
冬の群馬県では、平野部でゴルフ、山間部でスキー・スノボが
同時に楽しむことができます!
スキー場は基本的に消防署から遠いところが多く、ヘリで駆けつけても地上の安全確保が間に合わないことが多々あります(群馬県では地上の安全確保ができるまで着陸しないルールがあります)。
このように安全確保に時間がかかる地域でもドクターヘリの迅速性を生かした傷病者への早期医療接触をかなえるために、昨年度より「消防職員以外によるランデブーポイントの安全確保」の講習を行っていて、消防や医療・運航会社の講義と一定の訓練を行うことで「群馬県ドクターヘリ安全確保講習講習修了者」の認定を行い、いざというときに消防職員にかわってランデブーポイントの安全確保をしていただくことになっています。(大原則は消防職員による安全確保ですが、もちろんこのようなケースでも消防職員もランデブーポイントにむけて出動します。)

11月に23団体53名の方に講習会を受講していただき、みなかみ・上野・神流地区の15か所のランデブーポイントの安全確保が可能となりました。これまでにも9団体82名の方により長野原・嬬恋・草津・赤城山地区の10か所と県消防学校の安全確保が可能となっており、あわせて32団体135名の講習修了者により26か所のランデブーポイントの安全確保が可能となりました。

この活動の素晴らしいところは「市民の命を守るヘリを市民が支える」というところです!
もちろん毎回消防以外の方で安全確保できなくても(原則は消防の安全確保)、このような対策を県・消防が立てていること自体が市民への安心感を生むものだと思っています。
 
あとは北軽井沢地区、大戸関所あたり、片品・尾瀬地区、南牧地区(RPの安全確保前の時間に富岡消防の分署の統廃合の影響がないとは思えない)、そしてずっと僕が望み続けている榛名山あたりが次の重点地域でしょうか?もちろんそれ以外の地域でも必要性があれば積極的にあげていただきたいと思います。

2016年12月25日日曜日

Merry Christmas !

12月25日はクリスマスです。
子供たちはサンタさんから素敵なプレゼントをもらえたでしょうか?
 毎年この時期になると当院小児病棟の入り口は、きれいな飾り付けがされています。


早く病気やけがが治って1日も早く元気におうちに帰れる日が来ることを願っています。
また今年も多くの災害がありましたが、被災地の子供たちに1日も早く心から笑顔になれる日が来ますように。そして 世界中の子供たちが笑顔で過ごせる平和な世の中になりますように!
 
 
 
ところでERとICUの当直医もちょっとだけクリスマス気分!
スーパーでチキンとピザをゲットし、仕事の合間に空腹を満たしました。ケーキを買い忘れましたが・・・


クリスマスイヴの夕方とクリスマスの朝の病院の外観です。
この間にサンタさんが来てくれたはず・・・
 

2016年12月23日金曜日

夢をかなえる・・・~がんばれ、初期研修医!~

町田です。
当科に病院実習で来ていた医学部生が「初期研修の間にドクターヘリのりたい」という希望を語り、実際に初期研修を当科で行い必修以外に選択実習で当科を実習中にドクターヘリの同乗研修を行った先生について、以前このブログで紹介させていただきました。
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2014/07/blog-post_20.html

そして今回も学生時代に「ドクターヘリに乗ることが夢です」と語っていた初期研修医と一緒に病院前診療を行ってきました。学生時代の憧れの思いは頭の片隅に置いておいて、実際に医師免許を持っているのでもちろん患者さんの救命・社会復帰のためにしっかりとフライトドクター・ナースの診療のサポートをもらいました。さらにヘリだけではなくドクターカーでも出動にも同乗してもらいました。
来年4月から進む道でもきっとここで得た貴重な経験が役に立ってくれるでしょう!
 学生時代の夢から・・・
その夢をかなえました!
 
「夢を持ち、それをかなえ、そして将来に生かす!」
これからも医学生や初期研修にこのような経験をできるようにしていってあげたいですね。


今年も残すところ10日を切りました。
2年目の初期研修医はいよいよ研修の仕上げの段階です。そして1年目の研修医は一人でいろいろなことを任されるようになってきました。
この時期に多くの経験をすればするほど将来かならず役に立ちます。今の時代になかなか言いにくいですが、「若い時の苦労は買ってでもしろ!」はうそではありません。

一番下の立場はつらいかもしれませんが、とにかく一言・・・「がんばれ、初期研修医!」
初期研修医にとって大きな経験を得る機会です!
昨年から初期研修医のメンターをしています。
今年度後期の町田チーム会!

2016年12月22日木曜日

海外での学会に初参加!~AHA ReSS 2016 in New Orleans 参加報告~

今年度前橋赤十字病院で研修させていただいている名古屋大学の錦見です。
今回 2016 11月にニューオリンズで開催されたAHA-ReSS 2016に参加させていただいたのでその感想を述べさせていただきます。


海外の学会に初めて参加させていただいたのですが、やはり日本の学会とは規模が違い、演題の内容もおもしろいものばかりでした。
研修医のCPRの教育のRCTとかCPA後の気絶心筋に対するシクロスポリンとステロイドの研究とか日本では中々できないような研究に触れることができました(自分の英語の解釈が間違っていたらすみません!!)

またAHAに参加されている日本人は結構多く、行きの飛行機は日本人だらけだったので道に迷わずに目的地にいくことができました。毎年恒例みたいなのですが、開催日2日目に開かれたアジア人だけの夕食会では実際に日本人研究者ともお話をさせてもらい、自分の研究のモチベーションを上げさせてもらいました。

5年連続でYoung Investigator Awardを受賞された小倉先生のおかげでとても貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。



PS. ニューオリンズは自分の中ではあまり馴染みがなかったのですがメキシコに近いだけあって料理が他のアメリカの都市に比べておいしかったです。

2016年12月20日火曜日

群馬県ドクターヘリ 11月活動実績

町田です。
あっという間に今月も後半になっていました。この1年の主役であった申が去る準備をして、次に酉が年の主役を取りに来ています!

かなり遅くなりましたが11月のドクターヘリの活動実績です。
大きな変化もないまま1か月が過ぎています。消防局・本部の数だけ地域MC協議会が分かれているため、なかなか前橋以外の重症患者の動向がつかめません。アンダートリアージがないか、正しい病院前活動が行われているか、心配な日々が続いています。

今月も残りわずかですが、ここからが救急が最も忙しい時期になります。
患者さんの救命・社会復帰率は病院前活動から大きな影響をうけます。救急救命士の現場活動の質の向上、早期医療接触のための早期ヘリ・カー要請、そして現場に出た医療スタッフの迅速かつ効果的な活動について一人一人が肝に銘じて臨んでいきましょう!



☆群馬県ドクターヘリ 11月活動実績☆
 
月別要請数(上段)・出動数(下段)
出動種別(上段)・搬送先病院(中段)・疾患分類(下段)

 

2016年12月18日日曜日

自分の力で乗り越えろ!~カードクターデビュー~(前橋ドクターカー11月活動実績付)

町田です。
すっかり報告が遅くなってしまいましたが、この秋から2人のカードクターの独り立ちを認定しました。
内海秀先生と増田衛先生です。


まだまだフライトドクターの修行中の身ではありますが、陸上のみの活動で基地病院から比較的近く、現場で実際に経験することに勝るものはないという考え方から、フライトドクター修行の過程でカードクター独り立ちを認めています。

もちろんヘリよりさらに現場そのものに行く機会も多いので決してヘリより基準をおろそかにしてはいけませんが、やはり最後の一壁を超えるためには自分自身の力で解決する経験が必要です。
さっそく昨日も2人で出動していきましたが、戻ってきて早速細かい注意が。。。これも勉強です。

関係者の皆様におかれましては現場での厳しいご指導のほどよろしくお願いいたします。



☆前橋ドクターカー 11月活動実績☆
月別要請数(上段)・出動数(下段)
出動種別(上段)・搬送先病院(中段)・疾患分類(下段)
 
 
 

2016年12月16日金曜日

「航空機事故シミュレーション訓練」に参加しました!

町田です。
ノロウイルスやインフルエンザが猛威を振るっています。ここ数年は体の丈夫さよりも気合だけで日々を過ごしている僕にもその被害が及び、久しぶりにつらい思いをしながら当直を過ごしました。うがい、手洗い、マスクなど、あらためて自己防衛を高めないといけないですね。皆さんも十分にご注意ください。

そんな体調不良の当直を若手スタッフの頑張りで乗り切った後に、当直をセンター長に引き継いで前橋駅始発の電車で一路成田国際空港へ向かいました。海外旅行や出張ではありません。
「平成28年度成田国際空港エマルゴ・トレーニング」が成田国際空港内多機能施設(これが空港ターミナルとは全然違う場所で行くまでが結構大変でした)で行われ、今年度ですでに8回目の開催ということですが、今までも行われていることは知っていたのですが実際に参加させていただく機会をいただきました。


この訓練では「成田国際空港において航空機事故が起こったことを想定し、人命救助等に係わる消火救難および医療救護活動に対する意思決定能力の向上を図るとともに、関係各機関相互の連携活動体制の確認を行うこと」を目的としています。当日は空港関係者、空港消防隊、近隣消防、医療機関、警察、自衛隊、医療機関など約30機関、約300名ほどが集まり、エマルゴ訓練方式で航空機事故現場、現場救護所、医療搬送、搬送先病院で計時的に活動が行われました。

僕は群馬県ドクターヘリチームとして参加しました(実機ではなく仮想です)。
今月初旬に厚生労働省から各都道府県に通知された「災害時のドクターヘリ運用に係わる指針」に則り群馬県ドクターヘリが出動することとなり、成田空港管制官とやり取りしながら指定されたスポットに駐機させ、そして当院DMATチームは搬送チームと救護所チームに分かれて活動することとなりました。



僕自身は現場救護所に入り救護所にある一つのテントのリーダー医師として活動しました。実はこのような訓練で企画やコントローラーではなくプレイヤーとして参加したのは久しぶりであったので戸惑いと緊張感に襲われましたが、一緒にチームとして組んだ成田日赤の看護師と薬剤師の方との協力で次々に運ばれてくる赤タグの傷病者の対応を行っていました。
残念ながら自身の判断ミスで防ぎえた災害死を1名出してしまい、本当に情けないやら恥ずかしいやら・・・いろいろな災害コースでインストラクターをしていますが、あらためてもっともっと個人のスキルを磨くとともに、もうしばらくは臨床の現場でもっと修業を積もうと強く反省した次第です。


群馬県には民間機が離発着する飛行場はありませんが、過去に大きな飛行機墜落事故を経験しています。帰りの電車の中でずっとその事故がDMATやドクターヘリの体制があるいまの時代に起こっていたとしたら、どのような対応ができるかずっとシミュレーションしていました。
空港がないとはいえ千葉の取り組みから多くのことを学ばせていただきました。今回の訓練に招いていただいた日本医科大学千葉北総病院のスタッフの皆様、また訓練の参加に当たりいろいろ調整していただいたエマルゴ千葉事務局の皆様、また訓練中にいろいろアドバイスやご指導を頂いた千葉県の関係者の皆様に心より感謝いたします。

2016年12月15日木曜日

「日本DMAT隊員養成研修」を受講しました。

こんにちは、白戸です。
12710日にDMAT隊員養成研修に参加しました。


DMATとは災害時、特に超急性期に活動ができるようにトレーニングされた災害専門チームのことです。実際に行う仕事は災害現場での救護、被災地の病院支援、搬送など多岐にわたります。
当院には救急科医師をはじめ、数十人のDMAT隊員が登録されています。今回、私も隊員になるための研修に参加できることになりました。


4日間、朝から晩までのタイトなスケジュールでした。それだけ、災害時に必要な知識、能力は多いのだと思われます。やはり、知らない知識が多く、大変勉強になりました。しかし、今の実力で、災害時に良好な活動ができるかといわれると・・・。


災害支援は、被災者のために行われることであり、支援者の経験のために行われるわけではありません。ですので、能力不足の支援者はかえって邪魔なだけです。その意味では、平時にトレーニングを繰り返すことが必要だと思われます。私も、来るべき本番のために、勉強をしていく必要性を感じました。幸い、当院には災害のスペシャリストといえるような上司がたくさんいるので、勉強させていただこうと思います。
 
 

2016年12月13日火曜日

今年度3回目の「命を育む授業」を行いました。~前橋市立細井小学校での講演~

町田です。
みどり市立笠懸小学校、渋川市立金島小学校に続いて、今年度3回目の「命を育む授業」を行いました。
今回は前橋市立細井小学校からお招きいただき、前橋市内はちょうど一年前の桃木小学校に続いて2回目になります。


今回は5,6年生の全児童を対象に行いました。
平時のドクターヘリ・カーや災害救護活動の際に市民の皆様と接して感じたことを素材に、「なぜ救急医を目指したのか?」「救急医をしながら感じた命の大切さ!」「みんなの命の存在意義は?」「命はつながっている!」ことなどについてお話しさせていただきました。



今回も最後に伝えたことは・・・「“命をつなぐ”ことはみんなの“笑顔をまもる”こと」です!

講演では時間ギリギリまで児童からたくさんの質問をいただきました。
講演の後も何人かの児童の方が校長室まで足を運んできてくれて、たくさん質問をしてくれたり「将来の夢」を語ってくれました。握手や記念写真までしていただきとてもうれしかったです。
児童の手は僕の手に比べるとまだまだ小さかったですが、その手から明るい未来を予感させるような温かさを感じました!


これからもいのちについて子供たちの心に伝える活動を続けていこうと思います。

2016年12月12日月曜日

LONDO LIFE ④ 『Extracorporeal carbon dioxide removal!』

藤塚です。


ECCO2RExtracorporeal carbon dioxide removal

こちらに来て私が今一番勉強しているのは、このシステムです。
こちらでは、Hemolung®という機器を使い、上記を行っています。これは、体内に蓄積されたCO2を低流量の体外循環を用いて人工肺で除去するものです。ポンプがあるもの、ないもの(少々方法が異なります)があります。酸素化は、生体肺を使用します。


COPDの急性増悪、また重症呼吸不全に対する肺保護戦略を実施する際の高CO2血症に対してなど、適応症例は様々で、肺にストレスをかけない管理が可能になっています。

今まで、COPD急性増悪時に、NIVや時に挿管下の人工呼吸器管理をしてきました。
そんな方が、鼻カニューレのみで、会話しながら治療し過ごされています!治療を受けている患者さんは、『苦しくないよ。』と話され、食事をしています!(本当ならNIVや人工呼吸器下でしゃべることも、会話もできない状況なのに…)


重症患者さんほど、治療を進めていく中で、医療者は大きな制約を患者さんにかけなくてはいけなくなってきます。そんな中でも、日常の生活(食べる・寝る・動く・話す)にいかに近づけて管理できるか。近づけられれば、近づくほど、患者さんの回復は早いものになっていると実感します。(当院でも力を入れている、早期経腸栄養・早期離床etcの重要性をあらためて実感です。)


色々なことを吸収し、学んで帰国したいと思います

2016年12月10日土曜日

ゆく年来る年 〜前橋赤十字病院忘年会2016〜

平成28年12月9日、毎年恒例となっている前橋赤十字病院職員忘年会が開かれました。
医師をはじめ、看護師、コメディカル、事務と職種に関係なく参加可能となっていて、今年の参加者は400名を越しました。

中でも会場が大盛り上がりするのが職員の出し物です。
職員がやるものといえば学芸会程度だと思っていませんか?
何を隠そう、筆者も、その中の一人でした。

しかし、去年、数年ぶりに職員忘年会に参加し、そのクオリティの高さに感慨したものです。

去年の忘年会の様子→http://drheli-gunma.blogspot.jp/2015/12/11.html

院長先生の飛び入り参加は、すごいサプライズでした。
今年はどんなサプライズになるのかと、始まる前からワクワクしていました。

職員の出し物は、その年の印象に残った行事をヒントに企画されているものが多いです。

オリンピック閉会式で使用したこの動画は世界の人に衝撃を与えたようでしたね。

何より今年の世界的イベントはリオオリンピックでした。
研修医2年生の出し物は、まさにその閉会式を彷彿とさせるものでした。

研修医2年生の出し物。マリオのこの登場シーン、どこかで見たことがありますね。
あっという間の2年間。素敵な先生たちでした。

研修医1年生の出し物は、先輩たちに負けまいと、やはり動画を駆使していました。
彼らの世代は動画の活用が一般化しているのだと痛感しますね。 

研修医1年生の出し物。マツケンサンバに乗って。
日本の未来の医療を担っていく若い医師たちです。ご活躍を応援したいですね。

そして、そして、今年のサプライズ。
去年に引き続き、栄養課の出し物とメニューには書いてありましたが
なんと、踊っていたのは院長、事務長はじめ当院のトップたち。

去年は飛び入り参加だった院長先生は、今年はメインメンバー、しかも主役で参加です。




真ん中で首を傾げているのが、当院の中野院長です。
周りで踊っている人たちは、みんな、超偉い人たち。
でも、親しみが湧きませんか?

前橋赤十字病院も、2018年春に新病院へと移転予定です。
これからたくさんのことが新しくなります。
その「新しさ」のテーマを何にするのか、きっと院長先生は深く考えていらっしゃるでしょう。

院長先生の挨拶。背負うものは大きいでしょうに、いつも楽しいスピーチです。
 こんな当院を引き続きよろしくお願いいたします。

2016年12月9日金曜日

「若手医師のための小児呼吸器ワークショップ」に参加しました。

こんにちは、白戸です。
1234日に「若手医師のための小児呼吸器ワークショップ(主催:日本小児呼吸器学会)」に出席してきました。

小児の診療は、先天性疾患もあれば、身体診察や画像検査がうまくできないことも多々あり、専門外の医師は苦手としています。僕もその一人で、ERでの小児診療のトレーニングとして参加しました。


参加者はほとんど小児科のDrで、救急医と初期研修医の先生が少数参加していました。

小児呼吸器を専門としている講師の先生方に、胸部レントゲン読影、乳児喘鳴、呼吸機能検査など講義していただきました。
気管支分岐異常、声帯機能不全などなれない言葉ばかりでついていくのが大変でしたが勉強になりました。


成人型の救急医は、小児診療の機会が多いわけではないですが、よくある疾患や緊急疾患には対処できなければいけないですし、珍しい疾患であっても小児呼吸専門医につなげることが必要です。
今後も機会があれば小児診療の勉強をしていこうと思います。

同じ頃、山形では町田副部長が
小児外傷コースのインストで参加していました。

2016年12月8日木曜日

『たすき掛け』研修~ようこそ、矢島先生!~

群馬県内の他病院の初期研修医の救急科研修を当科で行う『たすき掛け』研修を受け入れていますが、中野先生、松岡先生に続いて群馬大学から3人目の研修が始まりました。

群馬大学医学部付属病院初期研修医2年目の『矢島 翼 先生』が、3か月間当科で病院前診療から集中治療まで学んでいただきます。
今週からさっそくICUで重症患者の診療に参加しています。
群馬大学医学部附属病院初期研修2年目の『矢島 翼 先生』です。

 他病院との交流は当科にとっても様々な刺激をいただくことができるので本当に楽しみです。当科での3か月間が実りあるものになるよう当科スタッフもしっかりサポートしますので、3か月間どうぞよろしくお願いします。

2016年12月7日水曜日

「平成28年度関東ブロックDMAT訓練」に参加しました。~プレイヤー編~

みなさま、こんにちは。堀口です。
112627日に埼玉県で行われた標記訓練について、12/1にアップした『コントローラー編』(http://drheli-gunma.blogspot.jp/2016/12/28dmat.html) に続き、本日は『プレイヤー編』をアップします。
この訓練において医師2名、看護師2名、業務調整員2名のチームでプレイヤーとして参加しました。私にとっては7月に日本DMAT隊員に登録されてから初めての実践形式の訓練で、とても緊張しました。


訓練概要ですが、1126日午前7時に、埼玉県北部の深谷断層帯・綾瀬川断層帯で地震が発生し、県北部地域及び県央地域で最大震度7を観測したという想定で始まりました。
前橋赤十字病院に参集して出動の準備をし、参集要請に応じて活動拠点本部に指定された深谷赤十字病院へ移動、そこで秩父市立病院へ病院支援に向かうように指示を受けて秩父市へ向かいました。
到着した市立病院で病院関係者から情報収集したところ、病棟倒壊の危険性のため70名の入院患者のうち退院可能な20名をのぞく50名を避難させる必要があることが分かりました。そこで病院支援指揮所として活動し、参集してくるDMATチームの受け付け、患者リストの作成などを行い、第1日目は終了しました。

2日目は患者さんを避難させる訓練を行い、参集してくださったDMAT隊にお願いして、近隣の病院や県内の病院への患者搬送、実機を用いたヘリコプターによる搬送を行いました。さらに、ドローンを使った被害状況の空撮、ドローンの動態監視のテストも行いました。


反省点や忘れないようにしておきたい点はたくさんあります。

・連絡先の確認:
場所を移動する時は移動元と移動先の連絡先を確認し、移動を開始する前に実際に通じるかどうか確認する必要があると感じました。今回の訓練では1日目は携帯電話の音声通話が出来ないという設定であり、衛星携帯電話やメールでの連絡を指示されていました。ところが実際に電話してもつながらないということが度々ありました。そのまま移動すると連絡手段がなくなって自らが危険な状態に陥りかねません。
 
・移動経路の確認:
訓練では関越道が一部通行止めという設定があり、途中から一般道路を通って埼玉へ向かいました。出発前に交通路の被災状況を確認すること、複数の経路を検討しておくことが重要だと改めて思いました。
 
・効率的な情報収集:
派遣先の病院に向かう間に、病院の規模、患者数、周囲の被災状況、近辺でヘリコプターが着陸できそうな場所の有無などの情報を集めるようにしました。今回は移動中もインターネットで情報が得られましたが、災害時はインフラの被災状況によっては情報が得られないかもしれません。後方支援する場合は、被災地で活動するチームが必要とする情報を先回りして収集し、伝える必要があると思いました。
 
・転院患者の情報提供:
訓練では秩父市立病院の方々が訓練用の患者リストと、それぞれの患者さんの診療情報提供書を作成してくださいました。実際の災害時はDMATも手伝う必要があると思います。また、転院搬送を行うDMAT隊に短時間で患者情報を伝える難しさを感じました。
 
 
まだまだありますが、カッコ悪いのでこのあたりでご勘弁ください。
次の機会にはうまく立ち回れるように、今回の経験を活かせたらと思います。秩父市立病院のみなさま、一緒に活動したDMAT隊のみなさま、ありがとうございました。

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