2016年12月5日月曜日

LONDON LIFE ③ 『ECMO retrieval system!』

藤塚です。
先日関東でも雪が降ったようですが、こちらは朝晩の冷え込みは強いですが、雪は降らず、雨でどんよりな毎日です。日の出も、日の沈むのも早いため、出勤・帰宅時は、ほぼ真っ暗です。太陽の光を浴びたくなりますね

現在VVECMO4台、ECCO2R2台とフル回転で、ICUは回っており、日々勉強になっています。


ここで得た日本にはまだ普及していないことを紹介します。


ECMO retrieval

時に重症患者さんは、ECMOが必要になります。しかし、どの施設でもECMO管理ができるわけではありません。またそのような高度な治療が必要な方は、転院搬送させ危険を伴います。そこで登場するのが、ECMO retrieval systemECMOチームが相談のあった病院まで赴き、患者さんの状態を安定させて長時間搬送を可能にします。

実際私も何回か同乗させて頂きました。今回はすべて救急車での対応でしたが、時に航空機も使うようです。

救急車移動でも、短くて40分。長くて2~4時間も片道かかる距離もあります。


*病院内で、搬送可能な準備をします。
このストレッチャーに、モニター・ECMO・人工呼吸器・輸液ポンプなど
載っており、ECMO導入後、これで搬送です。

 
 病院につくと、担当医から話を聞き、患者さんを評価し、家族と面談し、病院と相談の上、適応や今後の方針を決めていきます。ECMO導入せず、そのまま人工呼吸器設定を変更したまま搬送もあります。実際にECMO導入して搬送ということになれば、だいたい透視機器が使用できる部屋、多くは手術室をお借りし、そこでカニュレーション・ECMO導入。患者さんは安定した状態で、長時間搬送をすることができます。そして病院に戻り、治療を継続していくわけです。

このような形で、重症患者さんが集約され、そして質の高い管理がされ、さらにそこで得られた経験などからより質の高いものが生まれていきます。

 

当院では、ドクターヘリ・ドクターカーと病院前診療にも力を入れております。そこで培ったノウハウは、このsystemにも応用できると思います。今後、当院でもこのようなsystem確立を目指していきたいです


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