【熊本地震活動報告⑤】熊本赤十字病院医療スタッフ支援

救急科の白戸です。
4/14に熊本を最大震度7の地震が襲いました。被害にあわれた方々、亡くなられた方々、心からお悔やみ申し上げます。


5/7~5/12に熊本赤十字病院ER支援に行ってまいりました。当科からは第一班の小倉先生に続いて、第五班としての活動です。


熊本赤十字病院には、今回の震災から非常にたくさんの患者さんが搬送されていたようですが、だんだんと通常通りの人数に近づきつつあるとのことでした。ですが、熊本赤十字病院の職員のみなさんも被災者であり、疲労がたまっています。そこで今回我々、熊本赤十字病院ER支援第五班のミッションは「通常勤務を支援スタッフで補い、熊本赤十字病院職員のみなさんにできるだけ休息をとってもらう!」ことです。


今回の第五班ですが、当院からは救急科の白戸が参加していますが、全国の赤十字病院から支援がされています。医師、看護師、事務の三職種です。医師に関してですが、救急科だけでなく、外科、内科からも多数医師が参加しており、全国の赤十字病院の熊本支援への強い意識を感じさせます。

我々の仕事内容としてはERの通常業務です。救急車、walk in問わず救急外来を受診された患者さんの診療にあたりました。救急車 20-30台ほど、walk in 100-200人ほどが一日の受診数でした。


普段と勝手が違い、力になれていないのではと感じるところもありました。しかしできるところからという事で、ベッドの移動、モニターの装着など普段は医師があまりしない仕事も積極的に行うようにしました。最後の勤務が終わったときに、熊本赤十字病院の職員のみなさんから「たくさん休めました、ありがとうございました」との言葉を頂き、大変うれしく思いました。


だんだんと災害モードから通常モードに切り替わりつつあり、ER支援の医師派遣は今回の第五班で終了となります。しかし、まだまだ自宅にもどれない被災者の方は多数おり、震災との戦いは続きます。一日でも早く本当の意味で日常に戻れること、復興を成し遂げることを願っています。

コメント

  1. お疲れ様です。地震発生日が一月ずれてます ご確認を 尚掲載不要です

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  2. ご指摘ありがとうございます。大変失礼いたしました。4月14日に訂正いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。

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