日赤群馬県支部第2救護班(DMAT)が帰還しました。

町田です。
平成28年熊本地震において、本日21時の時点で43名の尊い命が失われております。心からお悔やみ申し上げるとともに、いまだ連絡が取れない方々の一人でも多くの無事を願っております。


4月16日に当院からDMAT 2チームが、今回の災害対応におけるドクターヘリ活動の支援のため出動しました。

第1班(班長:町田)は災害医療センター(東京都立川)にむかい、厚生労働省DMAT事務局内のDMAT本部で同日朝から「ドクターヘリ統括本部」として活動を開始しました。熊本県内におかれた「ドクターヘリ調整本部(熊本県庁)」と「ドクターヘリ本部(熊本赤十字病院、うまかな・よかなスタジアム)」と協力しながら、熊本県に参集したドクターヘリ活動の統括を行いました。

また第2班(班長:藤塚医師)は、同日に飛行機で鹿児島経由で熊本に入り、17日朝からドクターヘリ本部として、実際に参集したドクターヘリの運航管理を行いました。
余震が続く中でのミッションだったようですが、後続チームにしっかり引継ぎを行い本日18時ころに前橋赤十字病院に帰還しました。現地での活動お疲れ様でした。


第1班は現地でのドクターヘリ活動の状況から、本日日没時間をもってドクターヘリ統括本部の権限を熊本県庁内のドクターヘリ調整本部に委譲しましたが、引き続きDMAT事務局においてDMAT本部での活動を継続します。

コメント

  1. 佐藤 泰輔2016年4月19日 5:56

    町田先生、藤塚先生お疲れ様でした。
    私は新潟県中越大震災を経験していまして、避難先での体調悪化や、エコノミークラス症また建物の損害による下敷きになって亡くなる方などを見てきました。
     本当に凄まじい災害に見回れた九州地方。
    各先生方の素早い行動や判断には頭があがりません。
     本当にお疲れ様です

    返信削除
    返信
    1. 佐藤さん、今回の医療対応は中越地震と東日本大震災の要素がそれぞれ混在している印象でした。急性期の外傷から亜急性~慢性期の内科的疾患の重症化まで、今日の時点でもドクターヘリのニーズが高く残っていました。
      現場のニーズに合わせて医療も柔軟に対応することがあらためて大切であることを感じました。

      削除

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