熊本を中心とした大地震への当院の対応

当直医長の町田です。

21時26分に熊本地方を震源として最大震度7の地震が発生しました。
時間がたつにつれて家屋崩壊やけが人発生の情報が入ってきています。また余震も続いています。
これ以上の大きな被害が出ないこと、現地の方々の安全を心より祈っております。


尚、当院では本地震が発生して3分後に救急事務の方より情報が入り、その1分後には災害対策本部の立ち上げ、DMAT隊員参集を行いました。また群馬県庁、日本赤十字社群馬県支部、厚生労働省DMAT事務局と連絡を取りながら、今後の対応について準備し始めました。



揺れのまったくない群馬県ではいつもと同じようにER,ICUで重症患者さんの対応が続いているさなかでしたが、早急にスタッフの参集をかけたことですぐに集まってきたスタッフに災対本部の活動を引き継ぎ、ER,ICUも通常通りの運用を継続することができました。


厚生労働省DMAT事務局からも全都道府県DMAT待機の指令(震度7はDMAT自動待機基準)がありましたが、先ほど一部地域を除き待機解除となりました。当院災害対策本部も一度解散となりますが、現地では災害救護活動が続いています。当院でも引き続き当直メンバーで情報収集を行っていき、不測の事態にいつでも対応できるようにしています。

コメント

  1. 熊本県での大地震で亡くなられた方々も出てきて深夜なのでこれから被害の現状がわかってくると思いますが、本当に自然には勝てません。
    でも、医療スタッフの皆さんがいてくださっているので力強いです

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    1. 佐藤さん、いつもコメントいただきありがとうございます。やはり自然の力は脅威ですね。そのような中でも災害時には1人でも多くの方を助けられるようにこれからもしっかり準備をしていきたいと思います。

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  2. 東日本大震災の経験者として、余震に怯えてる人や寒さをしのぐ人達を一刻も早く助けてあげたいし、何らかの形で協力したいと思っている所存です。
    災害対策本部立ち上げの早さやDMT隊員招集
    の早さ、先生方の日頃からの災害に対する意識の高さが伺えます。私も見習おうと思います。

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    1. 岡田さん、いつもありがとうございます。
      何事も「100%OK」の返事をもらうまで待っているとすべてが遅くなってしまいます。ある程度なら「見込み発進でもOK」という組織にならないと迅速な初動はできません。当院もスタッフにこのような考え方がしっかり浸透してきました

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