救急医療の土台をまさに支えている人たち!~行政と救急医療~

町田です。
今年2月1日にTBS系列「夢の扉+」で取り上げられた佐賀県庁の円城寺さんの講演が先日群馬県内で行われました。
放送の様子⇒http://drheli-gunma.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html

円城寺さんは、現在群馬県で運用中である『群馬県統合型医療情報システム』のもととなった『99さがネット』の生みの親であり、現場で救急医療と日々戦っている救急隊や救急病院の状況を“見える化”することで、救急車の早期搬送につなげていった功績をもっている本当に現場を第一に考えていただいている行政官です。
今回は「平成27年度第3回学校事務長会議」に招かれての講演でしたが、この会に円城寺さんを紹介した群馬県庁のはからいで、県内病院、消防関係者も講演を拝聴する機会を頂きました。


講演のテーマは「想いをカタチにする仕事、変革は現場から -ICTを活用した救急医療変革-」でした。
円城寺さんからはICTを用いることがすごいことではなく、やると思ったらとことん突き通す信念の大切さ(あきらめたらそれまで・・。)と、何よりも現場で戦っている人たちのことを第一に考えていることにとても感激しました。ICTを活用したシステムももちろんすごいのですが、何よりもそれを誕生させるまでの情熱に感激しました。

「本当に伝えるべき情報とは“現場の情熱”である!」
強烈なメッセージを群馬県に残していただきました。


その日の夜は円城寺さんを囲む会を行いましたが、そこには群馬県庁の医務課(OBを含めて)の方々や神奈川県庁も集まっていました。
救急医療の土台を支えている方々!
(写真中央左が円城寺さん)
群馬県にドクターヘリが入った当時の苦労話から、現在さらに超えなくてはいけない様々な課題など、行政の立場からの意見をたくさん聞かせていただきました。そこで感じたのは、群馬県の医務課の皆様が「救急現場で働いている病院スタッフがいかに環境よく働いてもらえるか」ということを真剣に考えていただいていたことです。僕には「体を壊さないようにもっと休みなさい!」と心配までしていただき、現場への愛情に本当に感動しました。
救急医療に携わっているといろいろな場面で県庁、市役所など行政の方々と絡むことが多くありますが、この方々こそまさに救急医療の土台をまさに支えてくれていることに感謝の気持ちを忘れず、さらに地域の救急医療がもっと良くなるようにタッグを組んでいかないといけないですね。

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