外傷コースのインストラクターに向けて修行中!

どうも、小橋です。

8/30に第9回西毛外傷セミナー(JPTEC)にプレインストラクターとして参加してきました。JPTECJapan Prehospital Trauma Evaluation and Care)は防ぎうる外傷死(Preventable Trauma DeathPTD)を撲滅するために作成された、病院前外傷教育プログラムです。
主に消防士、救急救命士が受講していますが、警察や自衛隊の方も受講しています。

☆JPTECとは → http://www.jptec.jp/index.html


今回は藤岡総合病院で開催されました。当日は以下のような流れで進んでいきます。

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9:40-10:45 状況評価・初期評価
→状況評価は入電から接触までの間に確認すること、行うことを学ぶ。初期評価は接触から15秒以内に生理学的評価に基づき、load and goか否かを判断する。頸椎カラーの装着方法、気道管理、ヘルメットの外し方などを学ぶ。
 
10:55-11:40 全身観察・緊急処置
→全身を視て聴いて触って、生命を脅かす病態を見つけ、適切な処置を行う。開放性気胸に対する3辺テーピング、フレイルチェストに対する半周テーピング固定などのスキルを身につける。
 
11:50-15:10 スキルステーション(途中昼食あり)
→ログロール、ログリフト、フラットリフト、バックボード固定、車外救出など、現場で必要なスキルについて学ぶ。また車内収容後の活動(vital測定、搬送機関への連絡、全身の観察)についても学ぶ。
 
15:20-16:10 シナリオステーション
→ここまでやってきた内容を、シナリオに沿ってシミュレーションする。
 
16:25-18:05 OSCE(実技試験)
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研修医の時にプロバイダーコースを受講、去年インストラクターコースを受講してテスト参加もしましたが、病院前救護ということもあり医師にとってはなかなか馴染みのないところが多くて大変でした。しかし、救急科医として救急外来に勤務し、ドクターヘリなどで現場に出動する際に、救急隊の方が現場でどのように活動して、どのような評価をしているのかを知ることは非常に重要です。

傷病者役からも大きな学びを得ることができます!
プレインストラクターながら、多くの面で自分も勉強させてもらいました。次回もどこかのセミナーに参加させていただく予定です。

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