『スキンバンク摘出・保存講習会』&『熱傷講習会』を受講しました。

星野です。

618日から名古屋にて行われた第41回日本熱傷学会に先駆けて、617日に『スキンバンク摘出・保存講習会』と『熱傷講習会』が開催されました。
今回は私と小橋先生、劉先生で参加してきました。


スキンバンクとは、お亡くなりになった方の皮膚を採皮し、特殊な技術で保存して熱傷患者さんなどの植皮に用いるための皮膚を保存しておくための組織です。臓器移植とは異なり、生前の患者さんの同意がなくても家族の同意があれば採皮することが可能です。
 
スキンバンク摘出・保存講習会では皮膚の採皮方法から保存、提供までの流れを講義と実習で学びました。採皮の実践は、こんにゃくを皮膚の代わりに見立ててそぎ落とす練習をしました。熱傷患者さんの植皮の際に、実際用いたことがあったので、それが患者さんに植皮されるまでの流れを知ることができて良い経験になったと感じています。
 
 
近年、スキンバンクに保存される皮膚が激減してきているとのこと。対策を講じるため、今年度のスキンバンク摘出・保存講習会で、一時中止となるとのことでした。なので、このタイミングで受講できたのでよかったです。
 
しばらく講習会はなくなってしまいますが、再開した際には後輩たちに受講してもらいたいと思いました。


☆日本スキンバンクネットワーク → http://www.jsbn.jp/

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