第37回日本中毒学会総会・学術集会に参加しました。

小橋です。

7/17/18と第37回日本中毒学会総会・学術集会に参加してきました。演者は自分一人でしたが当院センター長の中村医師が評議員であり、当科からは2名での参加となりました。
 
 

台風11号の接近による電車の遅延で、群馬から7時間かけての長旅で22時過ぎに和歌山入り、翌日10時からの発表というなかなかのハードスケジュールでした。

私の演題は「AccuSign®を用いた覚せい剤中毒の診断特性についての検討」
→救急外来で薬物中毒の診断に用いられるTriageDOA®AccuSign®を組み合わせて検査を行うことで、より診断精度を上げられるのではないか、といった趣旨の口演でした。

『日本中毒学会』→http://jsct.umin.jp/

 
当学会は会員数1000名ちょっとと、それほど大きい学会ではありませんが、医師だけでなく看護師、薬剤師、検査技師など、非常に多様な職種の方が参加しています。本総会でも様々な職種の方がそれぞれの観点で(時にマニアックな)質問をしている場面が多々あり、とても勉強になりました。

 
 救急医学において中毒診療は非常に重要な分野の一つであり、身の回りにあるあらゆるものが中毒の原因となり得ます。当院にも急性薬物中毒、農薬中毒、一酸化炭素中毒、急性アルコール中毒など、様々な中毒患者が搬送されてきます。中毒診療は医薬品・農薬・自然毒など、その範囲が多岐にわたり膨大な量の知識が必要となるため勉強するのが大変ですが、非常におもしろい学問だと思います。

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