広域連携があるからこそできること!
町田です。
群馬県で多数傷病者事案が起こったとします。
群馬県ドクターヘリが出動し、さらに応援で防災ヘリや隣県ドクターヘリが駆けつける・・・これはいままでにあったことです。
でもさらに進んだ出来事がありました。群馬県ドクターヘリも防災ヘリも他案件に出動中、群馬県内で起こった事案に栃木県・埼玉県の2機のドクターヘリが出動して対応してくれました。まさに広域連携が生んだファインプレイです。
上記の図は、群馬県において群馬県ドクターヘリ以外に『病院前に訓練された医療スタッフを派遣して現場から救急医療を提供できる手段』を示したものです。
緑円で示した群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用は、群馬県内であればどこでも出動できます。
赤円で示した隣県ドクターヘリは、広域連携を結んでいる栃木県ドクターヘリは館林地区消防、太田市消防、桐生市消防、埼玉県ドクターヘリは館林地区消防、太田市消防、伊勢崎市消防、多野藤岡広域消防に出動可能です。信州ドクターヘリ佐久に関しては広域連携を結んでいませんが、お互い常識的な範囲までという暗黙の了解で強固な連携が形成されています。
それ以外にも青円で示した高崎、前橋のドクターカーはもちろんですが、、栃木県足利のドクターカーも群馬県内に出動可能です。
もちろん群馬県ドクターヘリも広域連携を結んでいる埼玉県の県北部、栃木県の県西部、そして長野県の佐久・軽井沢近辺に出動することは可能です。
広域連携の一番のメリットは、出動までに余計な手続きがいらないことです。
例えば館林地区消防の場合、群馬県ドクターヘリが重複要請で出動不可の時、すぐに広域連携にのっとって余計な手続きはいらずに栃木県ドクターヘリCSまたは埼玉県ドクターヘリCSに要請をすることができます。さらに多数傷病者事案であれば、群馬県、栃木県、埼玉県の3機のドクターヘリを同時に要請することができます。ちなみに群馬県防災ヘリ、足利ドクターカーも参集可能です。
これくらいの規模になればもちろん災害対応となるかもしれませんが、災害対策本部が立ち上がる前に医療チームがさっと現場に集結できて、局地災害対応における最初の一歩の出遅れがなくなるでしょう。
少なくとも各県がお隣同士で手をむすべば、最終的にすべてがつながる気がします!もちろんそこには他機関ヘリや民間ヘリも巻き込んでいけるとよいですね。
今思うと東日本大震災ではこのような連携がたくさん行われていました。災害時だけできるのではなく、普段の救急医療からこのような取り組みを続けることが大切です。
群馬県で多数傷病者事案が起こったとします。
群馬県ドクターヘリが出動し、さらに応援で防災ヘリや隣県ドクターヘリが駆けつける・・・これはいままでにあったことです。
でもさらに進んだ出来事がありました。群馬県ドクターヘリも防災ヘリも他案件に出動中、群馬県内で起こった事案に栃木県・埼玉県の2機のドクターヘリが出動して対応してくれました。まさに広域連携が生んだファインプレイです。
上記の図は、群馬県において群馬県ドクターヘリ以外に『病院前に訓練された医療スタッフを派遣して現場から救急医療を提供できる手段』を示したものです。
緑円で示した群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用は、群馬県内であればどこでも出動できます。
赤円で示した隣県ドクターヘリは、広域連携を結んでいる栃木県ドクターヘリは館林地区消防、太田市消防、桐生市消防、埼玉県ドクターヘリは館林地区消防、太田市消防、伊勢崎市消防、多野藤岡広域消防に出動可能です。信州ドクターヘリ佐久に関しては広域連携を結んでいませんが、お互い常識的な範囲までという暗黙の了解で強固な連携が形成されています。
それ以外にも青円で示した高崎、前橋のドクターカーはもちろんですが、、栃木県足利のドクターカーも群馬県内に出動可能です。
もちろん群馬県ドクターヘリも広域連携を結んでいる埼玉県の県北部、栃木県の県西部、そして長野県の佐久・軽井沢近辺に出動することは可能です。
広域連携の一番のメリットは、出動までに余計な手続きがいらないことです。
例えば館林地区消防の場合、群馬県ドクターヘリが重複要請で出動不可の時、すぐに広域連携にのっとって余計な手続きはいらずに栃木県ドクターヘリCSまたは埼玉県ドクターヘリCSに要請をすることができます。さらに多数傷病者事案であれば、群馬県、栃木県、埼玉県の3機のドクターヘリを同時に要請することができます。ちなみに群馬県防災ヘリ、足利ドクターカーも参集可能です。
これくらいの規模になればもちろん災害対応となるかもしれませんが、災害対策本部が立ち上がる前に医療チームがさっと現場に集結できて、局地災害対応における最初の一歩の出遅れがなくなるでしょう。
少なくとも各県がお隣同士で手をむすべば、最終的にすべてがつながる気がします!もちろんそこには他機関ヘリや民間ヘリも巻き込んでいけるとよいですね。
今思うと東日本大震災ではこのような連携がたくさん行われていました。災害時だけできるのではなく、普段の救急医療からこのような取り組みを続けることが大切です。
職員の皆様お疲れ様です。
返信削除要請元の消防。お見事。という感じですね。
埼玉と群馬のドクヘリの動態はタブレットでわかるんですか?
確か、病院の受け入れについては、ネットワークされてるんでしたよね?
ということは、栃木のドクヘリがどの状況にあるかがわかると、もっと連携しやすくなりますね。
広域連合の状況が瞬時にわかるのが一番ですが。
消防本部も広域化してますから、要請元の消防本部もある意味大騒動だったんでしょうね。
ぜひ、この案件の検証を可能な範囲で公表し、関東広域連合につなげて欲しいです。
追伸、町田先生、ポケットマスクのほうがもっとお値段的に宜しいのですが。
感染予防はわかるのですが、アマゾンや、専門通販じゃ無いと売ってませんが・・・。
バイスタンダーにも安心できる装備が、容易に入手できる工夫も必要かもしれませんね。
最近はドクターヘリに運航動態監視システムがついていますが、まだまだ消防本部が各県の動きを把握するまでの普及にはなっていません。そのために重複要請時はCS室の連携で隣県ヘリの動きをお互い把握しているようにしています。館林消防は広域連携に慣れているので、そんなに大騒動になることなく的確に統制していただいたように思います。このような事例からもっと大きな枠組みの連携に結び付けられるように、関係各局に公表していきたいと考えています。
削除バイスタンダーが手ごろで安心に使用できる装備に関しても検討しないといけないですね。
今日、11時半から12時にかけて、太田記念病院へ、栃木と埼玉のドクターヘリが相継いで着陸しました。
返信削除館林消防管内からの搬送のようでした。
近県の相互協力を目の当たりにし、大変感動的でした。(群馬のは直前に高崎管内へ出動したため)
患者の方々の早期回復をお祈りします。
一文字違い
この活動においては、隣県ヘリ2機を立て続けに受け入れていただいた病院にも感謝しなくてはいけません。ドクターヘリ活動を最も理解している病院の1つです。
削除患者さんのためにその時に最も早くたどり着けるヘリが向かえばよい・・・関東もそんな地域にしていきたいです!