2015年3月10日火曜日

ドクターヘリとドクターカーのより良い共存を目指して!

町田です。
この2か月は群馬県ドクターヘリと前橋ドクターカーの共存を模索するための検証を行っています。

“陸から空から・・・”

当院が屋上ヘリポートのために強風などでドクターヘリが群馬ヘリポート待機中は、要請に対してすぐに出動できるようにメディカルクルーも一緒に群馬ヘリポートで待機しています。しかしアンリの強風などで運休になった際、天候の回復の見込みがある際は運休ですがメディカルクルーもそのまま群馬ヘリポートに残っています。
前橋ドクターカーは現行ではドクターヘリの補完事業で、ルール上はドクターヘリのメディカルクルーが病院に戻ってきてからホットラインのスイッチが入ります。前橋市消防局の救急車が当院からメディカルクルーをピックアップして出動する形態です。
原則はメディカルクルーが群馬ヘリポートに待機している限り、ヘリが運休でもドクターカーでの出動が厳しいのが現状です。

先月に強風でヘリが運休になった日に、検診明けに時間があったのでセカンドスタッフとして待機していたところドクターカー要請が数件ありました。消防関係の方にお話を伺うと、特に重症者のPA連携事案において、「早期医療介入のために市街地ではほぼ全例でドクターカーを要請したい」とのことでした。
*PA連携:PAは消防車(Pumper)と救急車(Ambulance)の頭文字。
救急車よりも早く現場に着けたり、多くの人手が必要な救急活動だったりする場合、消防車が連携して活動する仕組み。人手確保や到着時間の短縮により、迅速な救急活動や救命率向上が期待される。

実際に高崎ドクターカーに週1回で当科フライトドクターが支援していますが、出動は年間300回を超えているようです。ドクターカーの俊敏性はやはり特に市街地では強い武器になります。

もちろん基地病院のセカンドスタッフの準備やマニュアルの検証も必要ですが、まずはドクターカーのニーズ、基地病院のセカンドスタッフ出動体制などまずは身をもって感じて、これからのさらに展開していきたいと考えています。



ドクターヘリ、ドクターカー、それぞれメリットがあります。そのメリットを最大限に生かすために、各カー、ヘリそれぞれが努力することはもちろんですが、ドクターヘリ、ドクターカーの特徴を最大限に生かすためにいかに連携するかが問われています。
前橋においてはドクターヘリ&カーの同時出動は原則できません。高崎においてはドクターヘリとドクターカーのどちらを要請するかの判断が曖昧です。他にも防災ヘリドクターヘリ的運用、隣県ドクターヘリ・カーとの連携もあります。

いかにこれらのハードを有効に活用しより病院前医療を充実させるかは、基地病院のソフト面にかかっています。そろそろ各機関が一同に集まって話し合いや検証をはじめないといけません!

“こういう連携をいつでもできるように・・・”
高崎ドクターカー⇒群馬県ドクターヘリ
群馬県防災ヘリ⇒群馬県ドクターヘリ

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