2015年2月16日月曜日

MC(メディカルコントロール)関連研修・会議に参加しました。

皆様,いかがお過ごしでしょうか.前橋赤十字病院 集中治療科・救急科 原澤です.

今回は,この1月・2月「“メディカルコントロール”に関わる研修・会議」に複数回参加してきたので,それに関することをお届けします.

参加してきたのは以下の3つです.

①『MC体制の整備に関わる医師の研修会』(@麻布,115日〜16日)

②『全国MC協議会報告会』(@相模大野,130日)

③『病院前医療体制における指導医等研修(上級)』(@東京医療研修センター,22日〜6日)

 
そもそも“メディカルコントロール(MCってなに?というところからですが,イメージとしては「地域としての救急医療をどのように運用していくか」を「調整」する,ということを考えていただけると良いかと思います.「地域としての救急医療」ってなに?という話ですが,皆さんが救急医療でイメージするものといえば救急車ですよね?(ドクターヘリと言っていただけるのはうれしいですが,まずは救急車でしょう)救急車で活動しているのは「救急隊員」ですが,彼らの活動を保証しているのは,私たち医師なのです.彼らの活動の基本指針策定や,現場活動時の直接指示,活動に関連する教育・再教育,活動の事後検証などにつき,私たちが指示・確認・指導などを行っているのです.こういった「病院前」のことに関わる機会が他科の先生方よりも多いのが,救急科の特徴の一つです.

近年,たらい回し報道や搬送受入困難事例の存在,また救急車のタクシー化などの問題がメディアで取り上げられるようになり(これらの詳細については長くなりかつ問題が色々出てきそうなので割愛します,ご意見などございましたらコメントください),いわゆる「救急医療」への関心が高まりました.現実に,消防はもとより各医療機関も対応に苦慮していることが多いのは事実であり,ここへの介入もMCに期待される領域となりました.「どのような方策で搬送受入困難事例を減らすか?」「救急隊の活動の質を維持・改善するにはどうしたらよいか?」ということを考え,対策を練っていくことが重要だ,という認識が,国・自治体レベルに出来たわけです.

では誰がやるのか?という話で,いつも臨床で携わっているだけでは,全体像が見えてこない分野な訳でして,ある程度の教育が必要なんですね.というわけで,いろいろな研修を受けているわけです.

 
①では各地域ですでにMCに携わる中堅〜ベテランの医師が多く,若手はやや少なめの印象でした.そういった医師たちが,現在どのようにMCに携わる活動をし,どのような問題点があり,どのような対策を講じて実践していくか,ということをワークショップなどのグループワークを中心とした研修で学んでいきました.

②は現状の全国的活動の共有をする会議でした.年に2回開催されているということなので,今後参加を継続してどのようになっていくか見ていきたいと思いました.

③は①に近い形で,講義+グループワークでの研修でした.後半に救急救命士さんたちとの合同グループワークがあり,救急救命士さんたちと協同して活動することの重要さを実感しました.
文章だとなかなか伝わりにくいのと,各論になると専門的すぎるのでこれくらいにしておきました.群馬県でもまだまだ課題はあり,これらの研修で得たノウハウを活かしつつ,県の救急医療体制,ひいては急性期から慢性期,在宅医療まで含めた「包括的な」ケアの体制構築に携われるよう,尽力致します

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