まずは自分自身の安全から!

カレンダー上では年末年始の連休も終了し、明日はいよいよ2015年の仕事始めです。

この年末年始は例年以上に交通事故、山での遭難のニュースが相次いでいたように感じます。この冬は何度も強烈な換気が日本に押し寄せており、厳しい寒さや雪に対する準備や対応が不十分であるように感じます。
昨年2月に群馬県は過去100年例を見ない大雪に見舞われて、低体温症による死亡者、交通マヒによる救急搬送の遅延などで大きなダメージを受けました。その反省をきちんと生かされているかどうかは、医療や行政サービスの前に一般市民一人一人の行動にかかっています。

救命講習会などで一般市民の皆様に“胸骨圧迫やAED”など「一次救命処置」を普及する活動を行っていますが、実は救命の連鎖の最初のリングは『心停止の予防』という皆さん自身の心構えからはじまっています。

明日から当院も平時の医療体制に戻りますが、皆さんが思わぬ事故やけがなどで病院に搬送されることができるだけないように心から願っています。そのためにもまだまだ続く寒さが厳しい季節をより安全に気を付けてお過ごしください。
もちろん救命センタースタッフ一同、今年も毎日24時間しっかり対応できる準備と心構えして、皆さんの安全・安心を守る存在でありつづける努力をいたします。


~情報~
1月22日に当院で開催される『地域連携学術講演会』において、山梨県立中央病院救命救急センター長の岩瀬先生より、“昨年の大雪における山梨県の対応”についてご講演をいただく予定です。
大雪の対応に大失敗した群馬県にとって山梨県の大雪対応から学ぶことはとても多いと思っており、今から講演をとても楽しみにしています。(ちなみに当院の対応の失敗について、大雪の日のERリーダーであった町田からちょっとだけ発表があります。)

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