原子力災害対応基礎研修会に参加しました。

鈴木です。

11月5日(水)、日本赤十字社本社(東京)で行われた「原子力災害対応基礎研修会」に参加しました。
この研修会は、日赤救護班が放射線環境下での救護活動を安全かつ安心して行えることを目的とした研修会です。

東日本大震災の際には、多くの日赤救護班が現地で活動を行いました。しかし、日赤救護班には十分な放射線の知識もなく、防護資機材もなく、行動基準もなかったため、福島第一原発事故の発生後、福島県内での救護活動を一部完遂することができなかったのです。
これを教訓に、日本赤十字社は原子力災害へ本格的に取り組み始め、その一環としてこのような研修会を開催しています。

今回の研修会には全国の赤十字病院から70名ほどの参加者があり、当院からは、高寺看護師長、佐藤放射線技師、内林社会課主任と僕の4人で参加しました。

放射線に関するレクチャーあり、放射線量を測定する個人線量計の使い方実習あり、放射線防護服の着脱実習あり、実際の災害を想定したグループワークあり、充実した研修会でした。

実習で使用した個人線量計。

放射線のことや防護具の使用法などいろいろ学ぶことができました。

防護服を着てみました。
放射性物質が入り込まないように袖口をテープで巻きつけてもらっているところ。

でも、この先、今回学んだことを活かせられる状況が起こらないことが、本当は一番良いのですけど・・・・・。

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