防災ヘリドクターヘリ的運用に伴う事前訓練を受講しました。

後期研修1年目の増田です.

922日,群馬ヘリポートにて,防災ヘリがドクターヘリ的な出動をする際の動き方について学んできました.
通常運航しているDr.ヘリが様々な事情(故障,別案件ですでに活動中etc.)ですぐに出動できないときに,県の防災ヘリ「はるな」(通常は救助や火災時に活動している)をドクターヘリとして運用する場合があります.そのときに備えて,我々医療者が防災ヘリに乗って活動する際のルールやお作法を実機での訓練を通じて学ぶものです.


まずはプロポーションビデオ(出動現場の様子が編集されていて,非常におもしろかった)を観つつ,防災ヘリの概要について防災航空隊の方から説明を受けました.

次にヘリポートに出て,防災ヘリを目の前にして,ヘリの性能について説明を受け,無線や患者収容のストレッチャーなど内部の機材に触れました.

その後,出動時の一連の流れについて,訓練形式で体験をしました.ヘリポートが現場という想定で,患者役の航空隊員の方をヘリに収容し,前橋赤十字病院屋上ヘリポートへ向けて搬送するという流れで行いました.

患者役の方を収容後,前橋赤十字病院の上空まで実際に飛行し,また群馬ヘリポートへ戻ってきました.

 
最後に,僕自身が患者役として,上空でホバリングしている防災ヘリに収容されるという経験もしました.写真はその様子です.
 

 
 
群馬に来て半年になります.群馬で展開されている医療体制について学ぶことの多い毎日ですが,今回,県の消防関係の方々と出会い,一段と理解が深まった気がします.
 
また,「患者を救う」という目的を達成するために,本当に多くの方々が尽力されていることを,改めて目の当たりにしました.チーム医療という言葉を,今までより一回り大きなスケールで捉えることができました.
 
そして,フライトドクターになるという目標へ,ほんの少し前進した思いです.
 
 
今回,上空から見た群馬の景色を胸に刻み,これからも真摯に日々の診療に向き合っていきたいと思います.

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