2014年10月29日水曜日

信州ドクターヘリ事後検証会議に参加しました。

町田です。

昨日から福岡で開催されている『日本救急医学会学術集会』で当科スタッフからの発表があります。いろいろご質問を頂ければ幸いです。また今日は都内で『HEM-Netシンポジウム』が開催され、「ドクターヘリと消防防災ヘリとの協力体制の強化」をテーマにディスカッションが行われます。
僕は後者の方に参加しますが、“群馬県のドクターヘリと消防防災ヘリの協力体制はかなり良好”とはっきり言えることができます。シンポジウムが盛り上がるように群馬県の情報を発信して来ようと考えています。
学会やシンポジウムの様子は、後日詳細な報告を行う予定です。


10月27日に佐久総合病院佐久医療センターで開催された『第108回信州ドクターヘリ事後検証会議』に参加しました。同病院には群馬県ドクターヘリの運航開始前にドクターヘリ同乗研修でお世話になっており、その時お世話になった高寺師長をはじめ城田看護師、滝沢看護師、板倉社会課課長、山本朝日航洋CSの6名で出席しました。
佐久市内からみた浅間山!
山の裏側は群馬県で、前橋より佐久のほうが断然近いエリアです。


群馬県と長野県はドクターヘリの公式の応援協定は結んでいませんが、信州ドクターヘリ佐久の基地病院がある佐久市は群馬県西部と隣接しており、特に群馬県北西部の方々にとって佐久総合病院は大切な医療圏の中心病院となっています。群馬県ドクターヘリが県北西部に出動し、傷病者を佐久総合病院に搬送することもしばしばあります。そして群馬県ドクターヘリが運休時や重複要請時に、信州ドクターヘリ運航要領にのっとった範囲で人道的観点から佐久医療センターの判断でドクターヘリが群馬県北西部にきていただいていることも何度もあり、そのようなことからも両県は絶対に強い連携をしていかなくてはいけません。

今回の事後検証会議では、『群馬県ドクターヘリ運航見合わせのより信州ドクターヘリ佐久が先着対応した交通事故多数傷病者発生事案』について取り上げていただきました。
 
本時案は最初群馬県ドクターヘリで対応しようとするも運航見合わせとなったため途中で信州ドクターヘリ佐久にお願いし、最終的に群馬県防災ヘリドクターヘリ的運用で出動した流れで、直接ではありませんでしたが群馬県にとって初めての同一事案に2県のヘリスタッフが対応する事案になりました。
群馬県の対応として様々な反省点がありました。多数傷病者事案における指揮命令系統の確立の大切さは十分理解しているつもりでしたが、隣県ヘリに応援に来ていただいた上にそちらが先着になったときの指揮権の委譲がうまくいかなかったこと、両県ヘリスタッフ間の綿密な通信手段の確立ができなかったこと、多数傷病者事案ではドクターヘリ以外にも現場から傷病者を搬送する手段を基地病院がもっと早く準備すべきであったことなど、今回の事後検証会議で様々な機関からの発表を聞いて大いに学ぶことができました。

 
今後両県間の連携を確立するためには、今までの連携が傷病者にメリットがあったことを証明し、世間に両県の連携が有効あることを認めていただくことが大切です。このような事後検証会議にこれからも積極的にお互いが参加してさらに関係強化に努めていきます。


今回本会議にお招きいただいた長野県の皆様、貴重なご意見をいただいた参加者の皆様、本当にありがとうございました。


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