2014年9月5日金曜日

『通信指令課ワーキンググループ』のメーリングリスト!

町田です。

皆さんは消防本部の「通信指令課」を知っていますか?
119番をかけた時に「火事ですか?救急ですか?」と最初に電話に答えてくれるところです。もちろん119番を受けるだけが仕事ではなく、その通報内容に応じて救急隊、消防隊、救助隊などの部隊運用を行ったり、心肺停止が疑われる内容であれば一般市民による一時救命処置を行うための口頭指導を行ったりしています。いわゆる119番に対する消防の活動のキープレイヤーです。

前橋市消防局通信指令課


そしてドクターヘリを要請するのもこの「通信指令課の判断」です。
群馬県において“119番通報から30分以内に早期医療接触できた重症外傷の救命率、社会復帰率”が上昇している結果が出ています。つまり早期要請がとても大事になります。

群馬県では、ドクターヘリ要請の原則は「119番通報を受けた時点で必要だと思えば要請する」という、いわゆる“消防覚知同時要請”を原則としています。しかし119番の内容から判断できないこともあり、救急隊が現場に向かう途中の追加情報から要請をしたり、救急隊の現場での観察の結果から要請されることもあります。
119番をかけている方が混乱していることもあり、なかなか一般市民の声からヘリ要請の決断をすることの難しさがあるようですね。

とはいっても、やはり早期医療接触が大切であることは間違いありません。現在、群馬県ではドクターヘリ運航開始時にあくまで参考としての覚知要請基準を県から各消防本部に提示していますが、その要請基準を参考に各消防本部の判断で運用しています。しかしながら患者さんの命にかかわる事業に消防本部間の格差、さらに言うと個人の格差が広がってはいけません。

運航開始当時に提示した群馬県ドクターヘリ覚知要請基準

ということで今年4月から『通信指令課ワーキンググループ』というメーリングリストを立ち上げました。基地病院と各消防本部の通信指令課の方々と情報交換をしながら、アンダートリアージをなくして迅速にヘリを要請する基準導入の検討を行っています。

まだまだディスカッションは始まったばかりで統一基準を採用するかどうかという段階です。しかしお互い情報交換をして行く中で、今まで救急隊が現場到着前にドクターヘリが要請されることが6割くらいだったのが、この3か月で8割近くまでアップしてきました!
11消防本部の担当者がなかなか一度に集まる機会を設定するのは困難ですが、このように情報交換できるツールを立ち上げたのは本当に大きな一歩でした。いよいよディスカッションが盛り上がってきています。
またいつかこの話題の続報を提供する予定です・・・

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