『黄金のレンガの道』~高度救命救急センターホームページが5万ヒットをカウントしました!~


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このたび『前橋赤十字病院 高度救命救急センター ホームページ』が5万ヒットをカウントしました。多くの皆様のアクセスにこころより感謝いたします。

救急医療は地域や他機関との連携が欠かせないものであり、そのためにもこのようなページで少しでも当救命救急センターの活動を知っていただくお役にたてていれば幸いです。


5万ヒットを達成したことにちなんで、ちょっとしたお話を・・・

『黄金のレンガの道』を知っているでしょうか?黄金のレンガの道とは、児童文学「オズの魔法使い」の中に出てきます。
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竜巻で、オズの国に飛ばされてしまったドロシーは北の良い魔女から、エメラルドの都にいるオズの魔法使いの力を借りれば故郷に帰れる、といわれます。

エメラルドの都へは黄金のレンガ道を進めば到着するようです。
ドロシーは北の良い魔女のアドバイス通り、黄金のレンガの道を進み始めます。その途中で、頭が藁のために脳がないかかし、体が空洞のため心のないぶりき男、百獣の王なのに臆病なライオンと出会います。

そんな彼らもそれぞれ夢を持っていました。
脳のないかかしは考える知恵が欲しくて、心のないぶりき男は愛する心が欲しくて、臆病なライオンは立ち向かう勇気が欲しい。オズの魔法使いなら、自分たちの夢も叶えてくれるかもしれない!
彼らもドロシーと共に夢をかなえるためにオズの魔法使いに会いに黄金のレンガの道を進むのです。

そうして様々な苦難を乗り越えドロシー達はエメラルドの都に到着します。
そこで出会ったオズの魔法使いは、西の悪い魔女の箒を持ってくれば、みんなの夢をかなえてあげる、といいました。

ドロシー達は、それぞれの夢をかなえたくて、西の悪い魔女に立ち向かっていきます。
魔女の城に潜入したドロシーは城の一室に閉じ込められてしまいます。ぶりき男は囚われたドロシーを思い涙します。かかしはなんとかドロシーを助けようと考えをめぐらせ、ライオンは勇み立ってドロシーを救い出そうとします。
しかし魔女は、全員を捕え、藁で出来たかかしを焼き殺そうとするのです。ドロシーは水をかけてかかしを救い、その水がかかった西の悪い魔女は溶けて死んでしまいます。

一同は箒を持ってオズの魔法使いのところへ行くと、オズの魔法使いは「かかしは旅の困難を切りぬけようと頭を使い、ライオンは危険に立ち向かい、ぶりき男はドロシーの運命に涙を流したから願いは果たされた」といいました。

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この「オズの魔法使いの」物語にちなんで、成功へと向かう道を「黄金のレンガの道」と例える人がいます。本当に欲しいものを手に入れるために、黄金のレンガの道を進む。

物語の要所要所で登場する北の良い魔女は、いつでも旅人の味方で、困ったことがあると、間接的に正しい方向へと導いてくれます。北の良い魔女は幸運の女神の象徴です。正しい行いをする者の前だけに現れます。

夢をかなえるためになぜ共に旅するパートナーが必要なのか。
自分に不足した力を魔法使いから授かるため旅するうちに困った仲間を助け、愛し、受け入れる勇気を備えていく。欲しかった力は、もともとは潜在的に自分に備わっているもので仲間と旅をするうちに、相手から引き出され、その力の本当の効力に気づき、やがては自分のものになっていく。

この物語の中の、かかし、ぶりき男、らいおんは、とても不完全な登場人物で、物語の中で、彼らが欲する足りないものがどうやって満たされていくかの、象徴として表現されています。そして、彼らの存在はすべての人に「不完全な自分」でも夢をつかめる方法があることを教えているように感じます。



このたび高度救命救急センターホームページが5万ヒットをカウントし、この「黄金のレンガの道」を思い出しました。

今、なお、仲間と黄金のレンガの道を進んでいるのだとしたら、次は10万ヒットを夢見ながら、エメラルドの都への道筋を歩き続けようと思います。

それぞれの夢を心に抱きながら。

Web担当 伊藤

コメント

  1. 5万ヒットおめでとうございます♪
    いつも分かりやすくて、つい、次は何かな…と、気になって見てしまいます。

    これからも応援しています(^-^)/

    返信削除
  2. ありがとうございます。皆様からの応援のメッセージが何よりの励みになっています。これからもよろしくお願いしますね。

    返信削除

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