第4回ぐんまMCLS標準コースを開催しました。

町田です。

本日は当院で『MCLS標準コース』が開催されました。
MCLSとは「Mass Casualty Life Support」の略で、『多数傷病者への対応標準化トレーニングコース』です。

東日本大震災での災害対応で改めて職種を超えた連携の重要性が再認識されたことから、 日本集団災害医学会災害医療コーディネーション委員会が、「消防や警察など災害のファーストリスポンダーとなりうる要員を対象とした災害医療の研修会として『多数傷病者への医療対応標準化トレーニングコース』」を開発されたコースです。本コースの大きな特徴として、DMAT隊員が学んでいる内容を多く取り入れ、その理論や用語の普及と共通化を目指すことで、消防・警察等とDMATとが災害現場においてより連携がスムーズになるようにコースプログラムが組まれています。
(日本集団災害医学会ホームページより一部引用。)


群馬では今回のコースで4回目の開催となります。災害県内のインストラクターの数も充実してきました。当院でも急性期初期対応コースが定期的に行われておりますが、このようなコースに参加するたびに知識の再確認だけではなく、ディスカッションでインストラクターも勉強になるような貴重な意見も聞くことができます。
そして顔の見える関係が広がることで、実際の多数傷病者事案の対応で現場でのよりスムーズな対応の手助けになっています。

ちなみに今回僕はCMD(Course Medical Director)というコース担当責任医師という立場で参加しました。

実は前日まで長期休暇であったため事前準備はCC(Course Cordinator)の救急救命士さんをはじめ多くのスタッフにまかせっきりでした。本コース開催に当たりお世話になったすべてのスタッフの皆様に心より感謝いたします。

コメント

  1. 町田先生、長期休暇明けお疲れ様です。
    ゆっくり休まれたでしょうか???

    消防と警察などの方々と対応する事案も有りますから、上記のような機会は大事ですね。
    私も、再来月HEM-Net主催のシンポジウムに参加(予定)させて頂き、「ドクターヘリと消防防災ヘリの協力体制の強化」と言う演題のもと、勉強させて頂きます。
    平常時における重複要請や転院搬送要請の場合はもとより、大規模災害時においては特に両者が協働して連携した活躍を展開することが求められますからねぇ。m(__)m

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    1. 群馬県はすでに消防・警察・医療そして自衛隊のヘリの合同勉強会を開いており、さらにこのような機会で知識のブラッシュアップをはかっていて、より強固で柔軟な連携ができるようにさらに前に進めていきたいと考えております。

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