私たちの活動の原点。~日航機事故から29年~

群馬県上野村の御巣鷹山に日航機が墜落してから29年がたちました。
本日はあいにくの雨の中ですが、多くのご遺族、関係者の方々による慰霊登山がおこなわれているようです。亡くなられた方へのご冥福をお祈りするとともに、これからも空の安全を心より願う限りです。
御巣鷹山慰霊塔

看護部長の前田副院長は、まだ新人だった頃にこの事故の対応にあたったとのことです。そこでは看護師にとってとても壮絶な体験が何日も続いたそうです。
またこの時に、元副院長の饗場先生(現群馬県消防学校長)がヘリコプターに乗って墜落現場にむかい生存者救出の医療チームの指揮を行っており、その時の経験やお話は現在のドクターヘリの活動に大いに生かされています。

当院は赤十字の使命の一つである災害救護対応に力を入れて取り組んでいますが、この時の饗場先生、前田副院長をはじめ多くの先輩方の経験が、いまの病院スタッフにも脈々と受け継がれています。
事故は絶対に起こってほしくないことです。しかし起こってしまった時に、いかに動くか、そしてその経験を次にどうつなげるか、それが我々に課せられた使命だと感じています。


~お知らせ~
日航機墜落事故のフジTV特別番組に
前橋赤十字病院元副院長 饗場庄一先生の
インタビューが番組内で放映される予定です。

・放映日時:812日(火)1830~2100
・放映局:フジテレビ
・番組名:「日航機墜落30回目の夏、生存者が今明かす32分間の闘い~ボイスレコーダーの新たな声」
 

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