インストラクションを学ぶ!(日赤救護班研修に指導者として初参加して…)

町田です。
7月5~7日、日本赤十字社兵庫県支部を中心に全国赤十字救護班研修会が開催され、当院からはスタッフとして中野センター長、高寺看護師長、滝沢看護師、板倉主事が参加しました。去年受講したばかりの僕は、今回はスタッフ初参加なので見習いとしての参加です。
☆去年の受講の様子 ⇒ http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/07/blog-post_8.html

会場は日本赤十字社兵庫県支部、神戸赤十字病院、兵庫県災害医療センターです。
神戸のスタッフの皆さん、準備をはじめ温かいおもてなしをありがとうございました。

赤十字救護班は亜急性期から慢性期にかけて活動し、超急性期はDMATが担当するというイメージがありますが、日本赤十字社でも超急性期から「迅速な活動開始」をする方針のもと日本DMATと協働して活動する機会が増えています。
また現在は様々な団体が災害時に救護班を派遣して活躍していますが、それらの救護班とも連携してより効率的な活動がすることが必要とされています。災害救護の歴史と伝統のある日赤はそのような災害時のコーディネーターとしての役割も求められています。
本研修では超急性期の災害救護の基礎知識や災害時のコーディネートについて学ぶ3日間になります。


研修は講義、グループディスカッション、実習で構成されています。
講義で基礎知識を学び、実習で実践して体感します。そしてグループディスカッションでは1つのテーマに対して様々な意見を出し合うことで、その問いに対していろいろな考え方を共有することができます。



今は様々なコースでインストラクターとして参加することが多いですが、今回は日赤の大先輩の先生より『時には人の教えている姿をじっと見て学びなさい。』というお言葉を頂き、グループディスカッションでは先輩インストラクターのファシリテートをじっくり見させていただきました。
どうしてもインストラクションを重ねていくと、受講生に対して説明したがる傾向があります。しかし、グループディスカッションでは受講生の様々な意見から良いアイデアが出ることが多いので、それをうまく引き出してあげる技術をさらに磨かないと感じました。かなり最近のファシリテートを反省するよい機会となりました。

災害救護は被災地に行ってみないと本当のニーズがわからないことが多々あります。自分たちが救護班として現地に赴いたときに、言われたことをただ行うのではなく必要なニーズを見つけてそれをそれを共有できるような『考える救護班』としての活動が必要です。そのために僕自身もこのようなコースなどでの指導という立場の時でも、つねに良いアイデアを導けるように、そして自分自身がしっかり考えるように頑張っていこうと思います

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