全国3番目!~ドクターヘリ要請・出動数~

町田です。

数が多ければ何でもいいというものではありませんが、2013年度の救急車受入れ件数が前年度比で10%以上増えたのに続いて、ドクターヘリの出動数も増加した結果、2013年度のドクターヘリ出動・要請件数が基地病院別では全国で3番目でした。
これは基地病院がこれだけの数に対応できているという証明であり、各機関のご協力のたまものの結果であったととらえています。群馬県ドクターヘリに関わる全ての方々に心より感謝いたします。

2013年度 基地病院別ドクターヘリ要請数


ドクターヘリは基本的には道府県の事業であり、道府県別の要請数でみると、①千葉県(2機)、②北海道(3機)、③兵庫県(2機)、④静岡県(2機)、⑤長野県(2機)、⑥群馬県、⑦鹿児島県でした。
①~⑤までは道県内に複数機を有しています。そして群馬県は重複要請による未出動が全国で2番目に多いことがわかりました。
この結果から群馬県も2機目があってもよいのではないかと感じてしまいますが、先日の運休で明らかになった運航会社へかけ続けた負担、そして2機目の基地病院の質の確保を考えると、そう簡単に2機目を入れられるわけではありません。そのぶん現在推し進めている他機関との積極的な連携がより重要であることが改めてわかりました。


2013年度都道府県別人口対10万出動数

上の図は人口10万にあたりのドクターヘリ出動数です。
救命救急センターの数などその地域の医療体制の影響を大きく受けるところがありますが、全国的にみると群馬県はドクターヘリをしっかり活用しているように感じます。


群馬県でドクターヘリの運航を開始して5年を過ぎましたが、ドクターヘリの活動はまだまだ成長過程の途中です。
群馬県の全国の中の立ち位置をこのようなデータから改めてみることで、できていること、もっと頑張らなくてはいけないことが浮かび上がってきます。
すでに今年度は左肩下がりの傾向がありますが、これが果たして正しい流れなのか、それとももっとよるべきなのかを関係各機関としっかり話し合いながら、これからも全国トップレベルの流れから遅れを取らないようにスタッフ一同気を引き締めていきます。

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