県と機関を超えた連携!~桐生市内山火事での対応~

4月15日夜に桐生市菱地区から発生した山火事は、乾燥した気候と強風によって瞬く間に大きな火災へと広がってしまいました。
お隣の足利市まで延焼したため一部地域に避難勧告が出されましたが、消防の皆さんの懸命な消火活動はまだ継続中ですが現時点ではだいぶ落ち着いてきたようです。

今回の山火事の消火活動では、群馬県とともに栃木県、茨城県、埼玉県、新潟県、福島県、山梨県の消防防災ヘリが応援に駆け付けていただきました。桐生市消防本部から水槽車で給水を受けたり、渡良瀬川などから直接水を汲んで消火活動にあたったとのことです。
群馬ヘリポートに給油にひっきりなしにやってきて、群馬ヘリポートの燃料屋さんもかなりの大忙しだったようです。
山梨県防災ヘリ『あかふじ』
新潟県防災ヘリ『はくちょう』
福島県防災ヘリ『ふくしま』
茨城県防災ヘリ『つくば』
 (ここから下は当日の写真ではないのですが・・・)
埼玉県防災ヘリ『あらかわ』
(写真は『あらかわ4』ですが、当日は『あらかわ2』が活動していました。)
栃木県防災ヘリ『おおるり』
群馬県防災ヘリ『はるな』


また今回の活動では自衛隊もヘリ10機ほどが応援に駆け付け、梅田湖などから直接水を汲んで消火活動を行ったとのことです。
(こちらも当日の写真ではないですが・・・)
自衛隊ヘリ(CH-47)
 
そのほか県警ヘリも情報収集などで活動をされていました。
(これも当日の写真ではないのですが・・・)
群馬県警ヘリ『あかぎ』

今回の山火事では今までのところ幸い被害者は発生しておらず、ドクターヘリは直接この活動にかかわることがありませんでしたが、何かあった時に県境や機関が連携して活動する姿が頼もしく感じました。
この連携に医療も仲間入りさせていただき、災害時のみならず普段の救急医療から様々な活動に発展させていきたいと思います。


コメント

  1. この防災航空隊ならびに消防防災航空隊の皆さんの活動を現地で目の当たりにしてきました。
    もちろん、消防隊、消防団、自衛隊、県警、県警航空隊、そしてその皆さんの活動を支える家族の方たちのおかげで、火災は沈静化に向かっているようです。
    数キロ離れた所から見えた山林から立ち上がる数十メートルのあの火炎は、恐ろしくもありましたが、この方たちの活動があれば、きっと大丈夫だと思える素晴らしい消火活動であった事は間違いなかったと思います。
    ドクヘリによって搬送されるような事態には至らなかったのが不幸中の幸いではありましたが、避難勧告によって避難した方たちを始め、あの火災の恐怖におびえた方たちの心のケアなどが、医療に携わる皆さんによって少しでも緩和されることを願うばかりです。

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    1. 渋川指揮支援119さん、本当に火は恐ろしいものですね。この活動に参加された方々の活躍がなければ大きな人的被害が出ていたかもしれません。本当にありがたいことです。しかしご指摘いただいた通り、医療がこれからかかわっていかないといけないことがありましたね。しっかりケアしていこうと思います。

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  2. 一日中、桐生川ダムに何度も何度も繰り返しになっていました。そういうことは今回が初めて目撃しました。(今までは繰り返しはありませんでした。)
    早朝から夕方まで消火活動してくれました。
    消火活動してくれた人に、お疲れさまでしたと言いたいです。

    乾燥は、とてもイヤですね。

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    1. コメントありがとうございます。
      本当に山火事は怖いですね。消火活動にあったっていただいたすべての方に感謝です。

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