医者の不養生!?~年に1度の(不?)健康診断~

町田です。

昔より「医者の不養生」という言葉をよく耳にします。
たしかに労働時間も長く、常に寝不足、不規則な食事時間でしかも早食い・・・など、自分自身の健康に関しては自信を持てる人が少ないかもしれません。

それでも患者さんの健康を守るためには、私たちドクターが元気でないといけません。
当院医師も全員が毎年1回健康診断を受けます(救急や当直に関係する人たちはさらにもう1回採血の検査アリ)。ある年齢になると検査項目が増えることにショックを受けることがありますが、自分自身の健康を見直すよい機会になります。

☆当院健康管理センターのご案内 ⇒ http://www.maebashi.jrc.or.jp/kenkou/


僕(38歳)の場合、便潜血検査、検尿を提出後、苦手の採血から始まって、胸部レントゲン、心電図、視力検査、聴力検査が続きます。それから内科検診がありますが、その時に測定される腹囲がとてもドキドキします。そして最後に胃検査(胃透視または胃カメラ)があります。
35歳を超えると胃検査が始まりますが、今年度から胃カメラが経鼻的に行われるようになり、からり負担が減りました。そして当院の消化器内科の先生方の内視鏡操作がとても上手なので助かっています。
このように迅速に結果が出揃います。
(左)採血に異常値があると赤や青の数値になりますが、それがないのは嬉しいことです。
(右)レントゲンも胃カメラもデジタル画像で同時に見ることができます。
(*ちなみにブログ管理者自身のものなので個人情報の問題はありません。)

僕が研修医時代に先輩医師が健診の3日前だけそばを食べ続けている姿をみながら「こんなの意味ないですよ~」と笑っていましたが、新年になって急に階段を上り始めたり、食事量を減らしたりなど、検診日近くになってにわかに健康を意識している自分の姿がありました。

もちろん健診があることであらためて普段の生活様式や健康状態を見直すよい機会になります。そして採血や胃カメラなど患者さんが受けるときの立場を体験することも、普段検査をオーダーする僕たちにとって重要なことですね。

患者さんに「先生ご飯食べてる?」「先生寝ている?」など逆に心配をかけることのないように、まずは自分たちの健康をしっかり維持して患者さんが安心してもらえるように“シャキン”としていきましょう!
病院としても当直明けに仕事をしないような当直体制の改正や、当科としてもローテーションを組んで適度に休みを取れる工夫をしています。休みの日などに趣味で走っているドクター、結構多いですよ!

コメント

  1. お仕事お疲れ様です。
    町田Dr.38?若っ。
    腹囲測定ドキドキって(笑)
    他人事でない私σ(^_^;(涙)
    肺キレイでしたね。胃カメラも。
    しっかりとアップで画像拝見、数値も。
    健診の時は先生方も患者さん?
    休日趣味で走っているDr.、ドクターラン候補者(候補生)決定(^_^)b(笑)

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  2. このコメントはブログの管理者によって削除されました。

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  3. 岡田さん、健診を受けているときはまさに患者さんと同じ気持ちです。受ける前の心配感、受けたあとの安堵感…日々の健康管理の大切さにあらためて気がつかされます。
    ドクターヘリの現場、院内急変などなにかと走る機会が多いので、普段からドクターランをみんなしているようですね!

    返信削除

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