平成25年度内閣府広域医療搬送実働訓練に参加しました。

中村です。
 
831日は,平成25年度内閣府広域医療搬送実働訓練の日でした.昨年まで91日に行われていましたが,ここ数年天候が悪く訓練時には空 路での患者搬送やDMAT隊員投入が出来ませんでした.そのためだけではありませんが,日程が変更となっていたのでした.
 
訓練前日の8月30日昼頃に南紀白浜空港に到着しました.18時からの和歌山県庁の事前打ち合わせに参加するため車で高速道路を走っていましたが,途中のPAで休 憩していたと
ころ,突然のどしゃぶり・・・.『これは夕立だよな.台風のせいじゃな い!?』と自分を説得していました.

台風はみんなの思いが通じたのか速度を落とし,訓練当日は愛知県,三重県は天候の崩れがなく,空路での搬送は無事に行われました.
 
では,和歌山県はどうだったでしょうか?
残念ながら参集予定のドクターヘリは参集出来ませんでした・・・.しかし,和歌山県防災ヘリと海上保安庁のヘリが患者およびDMAT隊員の搬送 を行ってくれました.また空路で搬送出来なかった分を,陸路での搬送に切り替えなどで対応しました.
大阪大学のDMAT隊員と,ヒラタ学園,朝日航洋CSが協力して,SCUにおける地域医療搬送を担当しました.昨年までは,訓練中にヘリの音が聞こえませんでしたが,今年は直接聞くことが出来.少し気持ちが安 心しました.
 
また,今回の訓練では活動しているドクターヘリや陸路搬送している車両を,パソコン上で動態監視出来るシステムを検証しました.
使用したのはウェザーニューズの『Foster co-pilot』です.各機体や車両の動態監視と共に,天候状況も監視できるため,非常にすばらしい!ライブカメラでリアルタイムに天候状況がSCU にいながら把握出来ます.ウェザーニューズの方々に,わざわざ空港まで来て頂いたことに感謝!

 
事故なく訓練が終了したので一安心.これからも災害訓練が目白押し.気を引き締めて頑張りましょう!

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