群馬の空の仲間が大集結!~群馬県ヘリコプター合同勉強会~

町田です。

群馬県において消防防災ヘリとドクターヘリとのコラボレーションは、ドクターヘリが運航開始当時より何の隔たりもなく行われてきていました。昨年度は14件の防災ヘリ&ドクターヘリコラボ活動と9件の防災ヘリ・ドクターヘリ的運用が行われました。
よりスムーズな連携のために以前より『防災ヘリ・ドクターヘリ合同勉強会』を開催していましたが、群馬県警察ヘリとのコラボ活動があったため群馬県警航空隊も参加し、そして災害時の自衛隊ヘリとの協働もあったため陸上自衛隊第12旅団にも参加していただける会となりました。

そして今年度からこの勉強会を『群馬県ヘリコプター合同勉強会』と名称変更し、群馬県に5機ヘリを所有している赤十字飛行隊群馬支隊にも仲間入りしていただき、群馬の空の活動の新たな連携と発展を目指す会を定期的に行うこととなりました。

6月18日に今年度第1回勉強会(以前の勉強会からあわせると通算6回目)を行いました。
まずは 『仲間の活動を知ろう!』ということで陸上自衛隊第12旅団、赤十字飛行隊群馬支隊より活動の紹介をしていただきました。かなり興味深い内容であるとともに、話を聞きながら「このようなことで連携が取れそう・・・このような活動に発展できそう・・・」など次々とアイデアが浮かんできて本当にワクワクしました。

続いて、症例検討です。
今回は 『ドクターヘリから防災ヘリに応援要請した事案』で、その時の管轄消防の指揮命令系統や防災ヘリを要請するための連絡経路(ドクターヘリから直接防災ヘリを呼べません)などを確認しました。
また今回初めて『県警ヘリからドクターヘリに引き継いだ事案』についても検討を行いました。県警ヘリからドクターヘリを直接要請することもできませんが、その間に入っていただく消防本部の活動の重要性などを確認しました。尚、本事案において県警ヘリ、救急隊ともに「早くドクターヘリに診てもらった方が良いという考えで活動した」という発表をきいて、一番遅くに群馬の空に参入したドクターヘリがようやく認められてきたという実感を得ることができ、本当にうれしかったです。


様々な機関が集まりましたが、すべての機関が『人命救助が最優先』という共通の認識を持っており、本当にディスカッションも盛り上がった勉強会となりました。
実はこの会に群馬県庁の方も来ていただきました。個々の連携も大事ですが、そこを取り仕切る機関の存在も絶対に必要です。そういう意味でも行政の担当者が参加していただけたことで、『ただの勉強会ではない』という重要な会になりそうです!

勉強会終了後もディスカッションは終わらず・・・次は10月に開催予定です。

コメント

このブログの人気の投稿

新年度集合写真

先日ブログでご紹介した新型コロナワクチン筋注方法について訂正があります

タカラトミーさんが当院を取材