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うれしい報告!~いのちのリレー~

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町田です。 今週末はHospital-MIMMS(大事故災害への医療対応で病院における実践的アプローチを学ぶコース)が沖縄で開催されました。琉球大学構内にある『おきなわクリニカルシミュレーションセンタ―』というとても設備の整った環境で、かつ沖縄の皆さんの温かいおもてなしをたくさんいただきました。 群馬県では昨年に高速道路での大きな事故があり、当院も多数傷病者の受入を行いましたが、大災害時の病院受入のそのときの経験を全国の皆さんにこのようなコースを介して情報交換していきたいと考えています。 そんな沖縄に滞在中に群馬からうれしい報告が届きました。 個人情報の問題で詳細は書きませんが、ドクターヘリで対応した超重症の小児症例が、搬送先病院から退院したということです。しかも『Vサイン』をしながら笑顔で元気におうちに帰ったとのことでした。 家族による心肺蘇生、先着した支援隊のAED、そして早期医療介入のために救急隊の迅速なドクターヘリ要請判断と質の高い心肺蘇生の継続、そして搬送先病院のスタッフの皆さんの治療がきちんとつながりました。まさに『いのちのリレー』がしっかり行われていたと感じています。 なによりも家族による救急隊や支援隊が来るまでの心肺蘇生こそ、救命のみならず社会復帰までたどり着けた一番の理由だと思います。『いのちのリレーの第一走者は周りにいる皆さんですよ』ということをこれからも伝えていかなくてはいけませんね。さっそく明後日に、玉村町で講演を予定しています。講演タイトルは『命のリレー!』そのものです。

第39回日本熱傷学会に参加しました。

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田中です。 第 39 回日本熱傷学会に参加しました。   6 月 6, 7 日と沖縄で開催された『第 39 回日本熱傷学会』に参加させていただきポスター発表をしてきました。 ・田中 『肝硬変に合併した両上肢・頸部・顔面・気道熱傷の一例』 ・鈴木医師 『広範囲熱傷を伴わない上気道型気道熱傷の挿管適応について』   いくつかの質問がなされ、今後検討していきたいことができました。 私の発表は前勤務地で経験した症例で、熱傷と ICU 管理を学びたいと思い、この病院に研修に来ることを後押ししてくれたものでした。しっかり、学びたいなと改めて思いました。 今後ともよろしくお願いします。 この1か月間で沖縄では様々なイベントが行われています。 日本熱傷学会、日本小児救急医学会、そして現在Hospital-MIMMSで インストラクターで当科スタッフが参加しています。

脳神経救急医療カンファレンスを行っています。

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町田です。 群馬県には『脳卒中連携パス』がありますが、すごいことに全県統一で運用されています。その統一に向けてリーダーシップをとられていた脳神経外科朝倉部長の司会のもと、当院では年2回『脳神経救急医療カンファレンス』が開催されています。 このカンファレンスではピックアップした症例に対して、プレホスピタルから根治治療までそれに関わったスタッフによるプレゼンテーションを行います。つまり現場に救急出動した救急救命士から、ドクターヘリや救急外来で初療にあたった救急科医師、そして根治治療を行った神経内科、脳神経外科の先生方の話を聞くことで、発症から退院までの全体像をそれぞれのスタッフが理解することができる貴重な勉強会です。毎回100人を超す参加者があり、昨日も126名の参加者があったとのことです。 昨日は3例の脳血管疾患症例が取り上げられていましたが、脳血管疾患については2つの時間が大切であることを改めて確認することができました。 1つは、初期治療の介入時間です。もちろん脳血管障害による脳のダメージがありますが、意識障害に伴う気道や呼吸状態の悪化、循環動態の不安定が2次的に脳にダメージを与えてしまいます。それを回避するために早期のドクターヘリ要請を含めた医療介入時間の短縮を意識した活動が必要です。 2つ目は、根治治療の開始時間です。当然のことながら根治治療が早いほど後遺症を軽減する可能性が高くなります。そのために適切な搬送先病院の選定、そして早く手術開始ができることを考慮しながらの初療室での対応が必要です。 意識レベルの評価やドクターヘリを要請する判断など救急救命士から貴重な現場でのお話があり、また当科よりドクターヘリの有効性の説明を行いました。 そして神経内科より『このような症状でも脳梗塞を疑わなくてはいけない!』といった貴重な情報をいただいたり、脳神経外科の最新の低侵襲な手術法や血管内治療法について驚くようなお話をいただきました。 このカンファランスで感じたことは、脳卒中に関してはプレホスピタルから病院スタッフまでみんなが『迅速に!』という同じ目的で活動できていることでした。そして当院は24時間365日、脳梗塞に対する血栓溶解療法、カテーテル治療、脳出血に対するカテーテル治療、外科的手術が行える体制が整っています! ドクターヘリの出動

傷病者のもとへ走る、走る!

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町田です。 相変わらず不安定な空模様ですが、天候を十分に確認しながら群馬の空を様々なヘリコプターが飛び交っています。今日1日だけで、直接の連携はありませんでしたが、県警ヘリと同事案に出動したり、ドクターヘリから防災ヘリ対応に切り替えたりなど、各機関同士で連絡を取り合って活動を行いました。 この2日間、2名のドクターヘリの当科スタッフによる同乗研修がありました。 昨日は菊川先生で、今年度の当科に来ていただいてから初めてのドクターヘリ同乗でした。ドクターヘリの活動を知っていただくことを主な目的の研修ですが、ヘリ同乗前にはしっかり救急車同乗実習、防災ヘリ研修を受けており、現場ではしっかりと初療に参加してもらいました。 ドクターヘリ初搭乗の菊川先生。 前勤務地での救急の豊富な経験を現場でもいかんなく発揮してくれました! そして今日は原澤先生で、今年度中のフライトドクターデビューに向けての最終訓練中です。今日は様々な機関との連携などかなり忙しい活動となりましたが、とても重要なミッションをガンバって対応していました。 すっかりドクター席が板についてきた原澤先生。 今日は難しい判断をや調整に追われましが、しっかりミッションをこなしていました。   ドクターヘリの活動においては様々な準備や調整を要することがありますが、最終的には傷病者に早期接触し手を差し伸べることが大切です。いかに傷病者に早く接触するかを考えながら調整、活動し、最後は自分たち自身が1秒でも早く傷病者のもとに向かうために急ぎます。   菊川先生も原澤先生もとにかくダッシュです!これから先も僕たちフライトドクター、ナースは傷病者のもとに1秒でも早くたどり着くために走り続けます。  

着実に前進!~高速道路事案のドクターヘリ対応~

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町田です。 群馬県は、南北に関越自動車道、東西に北関東&上信越自動車道が十字に走っています。東北自動車道も群馬県の東端を縦断しています。また新幹線も上越新幹線、長野新幹線が通っていて、実は交通の要所になっています。 いままで新幹線の事故はありませんが、昨年4月に関越道で大きな事故がありました。それ以外でも高速道路の事故では重症患者さんが多数発生することがあり、高速道路での事故の対応の整備が急務となっています。 群馬県にドクターヘリが導入されてからもなかなか高速道路上の事案への対応に困難な日々が続いていました。高速道路上に着陸できれば簡単なように思うかもしれませんが、実は高速道路上に降りるためには様々な課題があります。 例えば障害物・・・標識、モニター、照明、防音壁、道路をまたぐ橋など、高速道路本線周りには様々なものがあります。またヘリコプターが着陸する際の音や風による2次被害、対向車線への影響、そして道路の完全封鎖に関わる経済的損失など、クリアしなくてはいけないことが多々あり、またそれが多くの機関が絡んでいるのでなかなかそう簡単には決まりません。 しかしなかなか決まらないからといって何もしていないわけではありません。 群馬県では県内のサービスエリア(SA)にあるヘリポートをランデブーポイントに登録しています。そして実際にそのSAを使用したドクターヘリ活動も行われました。(実はランデブーポイント登録前に消防判断で降ろさせていただいていますが・・・)  峠の釜めしで有名な横川SAです。 群馬県で唯一高速道路関連施設に着陸した事例でした。 そして関越道大型バス事故対応のドクターヘリ活動の反省から、さらに高速道路にあるチェーンベースがランデブーポイントに登録されました。 先日も高速道路上で多数傷病者が発生した交通事故がありドクターヘリの要請があり、運航開始以来2例目の高速道路関連施設にランデブーポイントが指定されました。 山間部ではこのようなところを高速道路が走っています。 高速道路周囲の直近ランデブーポイントはありません・・・ 新たにランデブーポイントに指定されたチェーンベースです。 十分の広さがありそうです! 多数傷病者に対して救急車も複数台出動。 防災ヘリとあわせて2機着陸、救急車も安全に止めるスペースもありそ

空とにらめっこ・・・~今日は夏の空模様~

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町田です。 今日は朝から久しぶりに青空がのぞいていて、まるで夏のような陽気です。 ついこの間まで一面麦畑だった景色も田んぼに姿を変え、いよいよ田んぼに水が入れられ始めました。 明後日には鏡のように一面水が広がっていることでしょう! 今は梅雨時期ですが、今日はまるで夏の空です。 群馬の夏というと・・・そうです、雷雨です。毎年午後になると山の方で雷雲がわいてきて、平野部に向かってきます。ドクターヘリは雷雲とにらめっこをしながら、タイミングを見ながら群馬ヘリポートに退避しています。 今日の午後はまさに空にとにらめっこです。 15時頃に基地病院に出動から帰還しましたが、山でわいた雲が平地に向かって進んで来ているためすぐに群馬ヘリポートに避難。その後スコールのため運休・格納庫収納、そしてあっという間に晴れ間が広がり運航再開・・・たった1時間の出来事でした。ちなみに同時期に埼玉・栃木・茨城・群馬に竜巻注意報も発令されました。  15:24 群馬ヘリポートへ退避 15:45 格納庫でお休み  16:24 運航再開 晴れの日の確率が高い群馬県ですが、冬は冬で強い北風に悩まされ、夏は夏で雷雨による天候の急変で、つねに空とにらめっこです。そして来週からはまた梅雨空が戻るようです・・・

群馬の空の仲間が大集結!~群馬県ヘリコプター合同勉強会~

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町田です。 群馬県において消防防災ヘリとドクターヘリとのコラボレーションは、ドクターヘリが運航開始当時より何の隔たりもなく行われてきていました。昨年度は14件の防災ヘリ&ドクターヘリコラボ活動と9件の防災ヘリ・ドクターヘリ的運用が行われました。 よりスムーズな連携のために以前より『防災ヘリ・ドクターヘリ合同勉強会』を開催していましたが、群馬県警察ヘリとのコラボ活動があったため群馬県警航空隊も参加し、そして災害時の自衛隊ヘリとの協働もあったため陸上自衛隊第12旅団にも参加していただける会となりました。 そして今年度からこの勉強会を『群馬県ヘリコプター合同勉強会』と名称変更し、群馬県に5機ヘリを所有している赤十字飛行隊群馬支隊にも仲間入りしていただき、群馬の空の活動の新たな連携と発展を目指す会を定期的に行うこととなりました。 6月18日に今年度第1回勉強会(以前の勉強会からあわせると通算6回目)を行いました。 まずは 『仲間の活動を知ろう!』ということで陸上自衛隊第12旅団、赤十字飛行隊群馬支隊より活動の紹介をしていただきました。かなり興味深い内容であるとともに、話を聞きながら「このようなことで連携が取れそう・・・このような活動に発展できそう・・・」など次々とアイデアが浮かんできて本当にワクワクしました。 続いて、症例検討です。 今回は 『ドクターヘリから防災ヘリに応援要請した事案』で、その時の管轄消防の指揮命令系統や防災ヘリを要請するための連絡経路(ドクターヘリから直接防災ヘリを呼べません)などを確認しました。 また今回初めて『県警ヘリからドクターヘリに引き継いだ事案』についても検討を行いました。県警ヘリからドクターヘリを直接要請することもできませんが、その間に入っていただく消防本部の活動の重要性などを確認しました。尚、本事案において県警ヘリ、救急隊ともに「早くドクターヘリに診てもらった方が良いという考えで活動した」という発表をきいて、一番遅くに群馬の空に参入したドクターヘリがようやく認められてきたという実感を得ることができ、本当にうれしかったです。 様々な機関が集まりましたが、すべての機関が『人命救助が最優先』という共通の認識を持っており、本当にディスカッションも盛り上がった勉強会となりました。 実はこの会に群馬県庁の

4機目のドクターヘリと19年ぶりの再会!

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町田です。 今回は一部個人的な話題も含まれていることをお許しください。 僕の出身は北海道です。その北海道には、手稲渓仁会病院(札幌)、旭川赤十字病院、市立釧路総合病院を基地病院とした3機のドクターヘリが活躍しています。冬の厳しい環境の中で2012年度はドクターヘリの要請数が最も多かった都道府県です。それでも3機ではまだすべての広大な大地をカバーすることができず、以前より函館に4機目のドクターヘリを導入する話が出ていました。 今日は函館の救命救急センターの先生方によるドクターヘリの見学がありました。 3年前に札幌で行われた日本航空医療学会において、同院救命救急センター長である武山先生といろいろお話させていただく機会があり、今回当院にわざわざ来てくださるとのことで見学中に会いに行きました。 武山先生とともにもう1名の先生がいらっしゃいましたが、なんと僕の高校の同級生の岡本先生でした。19年ぶりの再会に思わずお互いビックリです。でもともに同じ道を進んでいただけあるのか、19年の壁を一気に飛び越えて、ドクターヘリに関わることや函館でどのような運用がより効果的かなど大いに盛り上がりました。  高校時代以来の再会! あの時から約20歳の年を重ねた2人・・・ 勤務のために1時間もない再会でしたが、とても刺激をいただくことができました。武山先生、岡本先生、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。 そして今回の見学には北海道庁の関係者の方もいらっしゃっていました。ドクターヘリの運用において行政との連携は不可欠です。このように一緒に見学に来ていただけることは、北海道の各機関の連携の強さを感じました。 左から岡本先生、武山先生、松本さん(北海道庁)です。 遠いところ本当にありがとうございました。 ところで北海道では、ドクターヘリと消防防災ヘリの連携だけではなく、北海道警察ヘリ、海上保安庁、そして自衛隊ヘリまでもがドクターヘリと連携して活動しています。 群馬県もこのような連携がより活発にできるように、昨日『群馬県へリコプター合同勉強会』を開催しました。ドクターヘリ、群馬県防災航空隊、群馬県警航空隊、陸上自衛隊第12旅団、赤十字飛行隊群馬支隊が一同に集まって行われた勉強会の様子は、次回までのお楽しみに・・・

群馬県ドクターヘリ出動実績リニューアル!

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先日10万件のアクセスを達成した“群馬県ドクターヘリホームページ”ですが、『出動実績ページ』のリニューアルが一時的に終了し再度アップしました。(さらにグレードアップする予定です。) http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/content05.html 本ページの最大の特徴は、使用したランデブーポイントの紹介です。 もちろん活動中であるため写真を撮る暇はほとんどありませんが、上空待機中やミッション終了後、OJT研修中で人手がある場合などに画像が取れた際は、ランデブーポイントを提供していただいた感謝のしるしとして上空からのシーンやヘリがいる様子をアップさせていただいております。 様々な場所におろさせていただいておりますが、特に学校に降りる際には学校関係者のご協力と児童・生徒の皆さんの声援にいつも勇気をいただいております。自分が学生時代にグランドにヘリコプターが降りて来ることは想像することもなく、まさか仕事でヘリコプターに乗るとは思いませんでした。 もしかしたら皆さんの母校が載っているかもしれませんよ!

群馬県ドクターヘリ出動2500件達成!

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本日の4件目の出動をもって、群馬県ドクターヘリは2500件出動を達成しました。1581日での達成です。ここまで安全な運航のためにご協力いただいている関係各機関に心より感謝いたします。 今日は5件出動。安全かつ迅速な活動、ありがとうございました。 ヘリ、CS室、ERともに嵐のような日中で、CSの写真が撮れず・・・以前の写真でごめんなさい。 <2500件までの軌跡> ・2009年2月18日 運航開始 ・2010年7月27日 500件出動  1-500件:0.95件/日 ・2011年6月29日 1000件出動 501-1000件:1.48件/日 ・2012年3月13日 1500件出動 1001-1500件:1.94件/日 ・2012年11月7日 2000件出動 1501-2000件:2.08件/日 ・2013年6月16日 2500件出動 2001-2500件:2.26日/日 月日を重ねるたびに群馬県におけるドクターヘリの存在とその活動がだいぶ認知されてきたように感じます。2500件目も他の出動と同様に、現場で有効な医療介入を行い迅速に根治治療をできる病院に搬送しました。 これからもドクターヘリ活動へのご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。

時間との戦い。~スピードが命なんだよ!~

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町田です。 6月もすでに半月が過ぎました。梅雨入りしたものの関東地方は雨が少なく夏の水不足が懸念されますが、今日の夕方から久しぶりにまとまった雨が降りつけています。 雨で視程が悪いとドクターヘリが運休となってしまいますが、ある程度雨が降ってくれないと日々の生活に大きな影響を与えてしまいます。とはいいながらも、今月は丸1日ドクターヘリが運休になったことはありません。天気とにらめっこして飛べる時間、飛べるエリアで出来る限り要請にこたえようとスタンバイしています。自然に逆らわず、安全に日々の診療を行うことが大切ですね。 とは言いつつも、今月も消防覚知同時&救急隊現着前要請率(現場出動要請36件中16件・・・)やキャンセル率(現場出動29件中1件・・・)が下がっています。件数が減っているのは気候や天候の影響があるかもしれませんが、早期要請による治療介入時間の短縮する努力を怠ってはいけません。 救急患者さんはつねに“時間との戦い”です! 元サッカー男子日本代表監督が脳梗塞となり、のちに自らが出演した脳卒中キャンペーンでもこのような言葉を残していました。 『スピードが命なんだよ!』

定期的に勉強会をしています!

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集中治療科・救急科の藤塚です。当科の勉強会担当をしております。   当科では、色々な勉強会を開催しております。今回は一部ご紹介いたします 今回は、月2回ほどのペースで行っている『救急科勉強会』です。 ( ネーミング検討中です… ) 約1時間~2時間かけて ・症例検討会 (ICU ・ ER で勉強になった症例・疑問が残った症例など ) ・講義 ( 当科スタッフによる論文レビューや疾患・処置対応についてなど )   例: NBC 災害について、栄養管理、 DAMP s などなど ・研修医 講義 ( 当科研修中研修医による興味ある分野のまとめ、抄読など ) を行います。 6 / 12は下記行いました ○講義 菊谷 Dr  血液浄化療法 ・透析における必要な知識、膜の特性、透析効率などについて ○研修医中沢 Dr   MRSA 化膿性脊椎炎における抗菌薬選択 ・海外、日本の文献紹介、結果: MRSA 椎体炎に対し VCM を中心とした多剤投与を検討( RFP や ST )、 dose up させた DAP も選択の一つ、日本での症例報告が多い LZD は副作用の面などから第2選択か ○症例検討 ・原因不明の低血糖が遷延した高齢女性:入院精査するもはっきりとした原因不明。 ER で鑑別できる疾患について検討 また報告いたします。

『たすきがけ』研修~ようこそ、金井先生!~

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先月から利根中央病院の叢先生が、初期研修医のたすきがけ研修プログラムで当科での3か月研修を受けています。1ヶ月たちICU、ERで当院初期研修医に負けずに頑張ってくれています。 http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/05/blog-post_9.html そして今月からさらにもう1名、群馬大学医学部附属病院初期研修医の金井咲保里先生が3か月の研修にやってきました! すでにICUで重症患者さんを受け持ち、先輩のアドバイスを受けながら自分で患者さんの評価や治療戦略を一生懸命考えてくれています。当院の初期研修医もルーチンワークなどを丁寧に教えてくれています。このような研修医同士の交流も大切ですね。 これから3か月間、よろしくお願いします。 金井先生です。 当院の初期研修医も協力して日々の診療に取り組んでくれています。

スタッフそれぞれの夢!

町田です。 先日、本ブログのコメント欄に「小倉先生の夢は何ですか?」というご質問をいただきました。 当科の領域はER,ICUの診療にとどまらずプレホスピタル、災害医療、教育研修コースなど幅広く、現在19人いるスタッフもそれぞれがいろいろな目標をもって日々の診療にあたっていると思います。その目標が到達された時に夢がかなったと思うかもしれないし、さらにその先の目指すところが夢と考えている人もいるかもしれませんね。 ちなみに僕の目標はといいますと、 ・群馬県内の救急車不応需ゼロ。 ・群馬県全域で傷病者接触30分以内、病院搬送60分以内。 あきらめたらおしまいです。オール群馬で挑めば目標にもっと近づける気がします。そして群馬からこの波が全国に広がることが夢かもしれませんね。 ちなみに小倉先生の夢は・・・きっと世界に挑むレベルの大きなことでしょう!

いつもたくさんの応援をありがとうございます。~群馬県ドクターヘリホームページ10万ヒット達成!~

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Web担当の伊藤です。 「もうすぐで“群馬県ドクターヘリホームページ”も10万ヒットだね〜」と、広報担当同士で話していたのはまだそんなに前の話ではなかったように記憶しています。 あと300人くらいの訪問で10万人、という計算でしたが、まぁ、年内はダメだろなー、と内心感じておりました。 しかし、まさか、こんなに早く10万ヒットに達するとは・・・・。 多くの皆様が興味を持って当ホームページに訪問して下さる事、制作者冥利に尽きています。 本当にいつも多くの訪問、そして心強いコメントを下さり本当にありがとうございます。 これからも精進してホームページ&ブログを続けて行きたいと思っています。 ☆群馬県ドクターヘリホームページ  ⇒ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/ *なんと群馬県庁のホームページにもリンクしていただいています。  ⇒ http://www.pref.gunma.jp/04/d1010130.html さて、そんなわけで、群馬県ドクターヘリホームページ10万ヒット記念ということで、だいぶ前から実績ページのリニューアルを始めていました。 ただ、実は高度救命救急センターのホームページを作っている筆者は、特にWeb業界実務の経験はなく、全くのホームページ作りの素人です。 高度救命救急センターのホームページを完成させてからもう3年が経過しますが、それ以来、仕事も忙しくなりホームページ作りからすっかり離れてしまいました。 今回、久しぶりに新しいページを作ろうとしたら、なんだか作り方をすっかり忘れてしまっていて、リンクされていたページのサイズとかフォントとかが滅茶苦茶になってしまい、とても見せられる状態ではなくなってしまいました。 やむなく一度ページを閉鎖しましたが、 今日の午前中、ホームページが10万ヒットを刻んだので、なんとかして今日中にページをリニューアルしようと、頑張りました!!! そして、ついに、じゃじゃじゃじゃーん! 新しいページの完成です! といっても、このページに関連したページ(年度別、ランデブーポイント)は、未だレイアウトが崩れたままで、まだまだメンテナンスが必要なので、完全な修復までにはもう少し時間がかかりそうです。 昨日のブログで

ファイナルステージ!~フライトドクターデビューに向けて~

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町田です。 6月に入りドクターヘリの要請が少なくなっていますが、梅雨空の雲の動きとにらめっこしながら連日傷病者のもとにに出動しています 現在群馬県ドクターヘリのフライトドクターは8人です。 フライトドクターは当院集中治療科・救急科に所属していて、いかなる疾患、外傷でもきちんと初期診療ができ、かつ多数傷病者や災害の初期対応ができる必要があります。 そのために各種の心肺蘇生、外傷診療コースのプロバイダー資格のほかに、無線免許の取得、救急車・防災ヘリ同乗研修の受講、そして日本DMAT隊員であることが条件となっています。 今年度、原澤先生、小倉先生がフライトドクター独り立ちに向けて、OJT(on-the-job-trainning)のファイナルステージに入りました。 ERでの診療やマネージメント、ICUでの重症管理など、すでに十分な力を発揮してくれているだけに、あとはドクターヘリならではの他機関との連携、無線によるコミュニケ―ション、重複要請・多数傷病者対応時のマネージメントなどの経験が必要です。 他の業務もあるのでずっとヘリ当番というわけにはいかないため、数少ないヘリ当番の時には指導する側もかなり真剣です。 ヘリが着陸しない限り傷病者と接触することができなため、離陸から着陸態勢になるまでの短時間(群馬は現場への1回平均フライトが8分ほどです)にいかに有効な情報を導き出すか?救急隊の動きから最も傷病者と早く接触するためのスタッフの動きをどうするか?傷病者情報からどのような診療を行うか、そのためにヘリ内で準備することは、接触するまでに救急隊にできることは?など、様々なことを考えて実際に動きます。もちろん情報が得られないまま傷病者に接触するときもあります。 安全を最も優先にすることを忘れず、とにかくあとは自分の知識と技術を信じて経験を積むのみです。群馬県ドクターヘリの新たなフライトドクター誕生の日はそう遠くありません! いよいよデビューに向けてのファイナルステージ。もちろん指導する側もいい加減なことはできません。お互いさらにレベルアップを目指していきましょう。 ずっとヘリに乗り続けているぐんまちゃんが見守ってくれています!