警察・消防・医療の連係プレー!

町田です。

GWも終了し病院は通常業務に戻りましたが、救命救急センターはGWの忙しさの余波を引きずっていて、スタッフの院内PHSは鳴りっぱなし、ICUの入室依頼も次々ありました。2013年のICU新入室患者さんは300名を超えており、昨年の約1.3倍のペースです。スタッフが増えた分の重症ベッドも増やしてほしいのですが、そう簡単にはいかないのが悲しいところです。


美しい山の多い群馬県をGW中も多くの行楽客や登山家の皆さんに訪れていただきましたが、残念ながら群馬県でも山の事故が起きています。
中には救助が必要とする事案もあり、消防防災ヘリや県警ヘリが活躍していました。そして救助のプロからドクターヘリ医療スタッフに傷病者は引き継がれ、すぐに初療が開始されて安定した状態で根治治療が行える3次救急対応病院に搬送されました。
群馬県警ヘリ『あかぎ』(JA01GP)

県警ヘリからの引継ぎは久しぶりでしたが、防災ヘリクルーの方々と同様に県警ヘリクルーの方々とも群馬ヘリポートで毎日挨拶を交わしています。図々しいことで有名な僕は、群馬ヘリポート待機中によく防災航空隊の基地に行ってお茶をいただいたり、先日は警察航空隊の基地でコーヒーをいただいてしまいました。まさに顔の見える関係は確立されています。

県警ヘリからドクターヘリに引き継ぐためのルールは実はまだありませんが、消防が間に入りうまく連携を図ってくれています。今後さらにその関係を強化するために、今年も『群馬県ヘリ合同勉強会』を開催する予定です。今までは不定期の開催でしたが、今年度は年3回の定期開催の予定としました。さっそく6月に群馬県警航空隊、群馬県防災航空隊、群馬県ドクターヘリ、そして陸上自衛隊第12旅団があつまり、各機関同士の連絡体制について確認する予定です。

『群馬の空の連携は熱く固いですよ!』

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