世界で学び、世界へ挑む!

このブログは日本だけではなく、多くの世界の方からも閲覧していただいております。調べてみると約20名に1名の方は海外在住の方々に閲覧していただいているようです。世界で活躍しているの皆さん、本当にありがとうございます。
ちなみにベスト5は以下の通りです。
①日本 ②アメリカ合衆国 ③フランス ④スウェーデン ⑤ウクライナ
語学力の問題で日本語のみの表記ですが、今後ともよろしくお願いします。


『世界で学び、世界へ挑む!』
重症呼吸不全の患者さんの管理において、人工呼吸管理でも限界があるときに『膜型人工肺(extracorporeal membrane oxygenation: ECMO)』という医療機器を用いて患者さんの酸素化を維持することがあります。(⇒詳細に知りたい方は【ECMO】で検索を!)

昨年より日本呼吸療法医学会では、重症呼吸不全に対するECMO治療の成績向上を目的として『ECMOプロジェクト』を開始しています。当院でも重症呼吸不全の患者さんの集中治療室への入院が多く、当院も本プロジェクトへの参加を表明し鈴木先生をリーダーとして院内の導入基準やマニュアル作りを進めているところです。
ECMOに関しては世界ではスェーデンが好成績を挙げており、当院でもレベルの高いプロジェクトを進めるために、病院幹部の方々のバックアップと日本呼吸療法医学会の仲介により、スウェーデンの首都ストックホルムにあるカロリンスカ大学でECMOの研修をする機会を頂きました。来週から12日間、当院プロジェクトリーダーの鈴木先生が短期研修で行ってきます。いろいろなものを持って帰ってきてくださいね!


また、昨年12月のAHA Resuscitation Science Synposium 2012 in L.A.においてYoung Investigator Awardを受賞した小倉先生が、今年5月にフランス開催されるEuropian Congress of Trauma & Emergency Surgery in Lyonで口演発表することになりました。
小倉先生が提唱している外傷スコアリングが世界に挑み続けています。もちろんスタッフ全員も日々の診療からバックアップ体制バッチリです。
 
 
全国からは知名度や魅力度が低い群馬県前橋市ですが、前橋赤十字病院から世界へ向けて挑む時代になってきました。『前橋発世界行き!』

コメント

  1. 今、家族が日赤にお世話になっています。救急車で運ばれて最初にお世話になった高度救急医療センターと比べると他の病棟の看護師は少々質が下がるように思います。最初にいい印象だっただけに残念です。

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  2. 町田 浩志2013年1月26日 17:58

    匿名さん、コメントありがとうございます。

    救急外来には救急外来の、一般病棟には一般病棟の特性がありますので、一概にレベルの差があるとは言いにくいところがあります。ですが、そのようなご指摘を真摯に受け止めて病院全体でさらにレベルアップできるように頑張っていきたいと思います。

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  3. こうたろう2013年1月27日 8:45

    私は今1年間留学していて、アメリカの大学で看護学生しています。
    将来は、前橋赤十字病院さんのような高度な病院でフライトナースになるのが夢です。
    日本にいるときからいつも拝見していました。
    これからも頑張ってください。自分もそんなチームに関われるよう、一生懸命頑張ろうと思います♪

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  4. こうたろうさん、初めまして。Web担当の伊藤です。コメントありがとうございました。
    このブログを始めようと思ったとき、日本の医療を世界にも発信できれば、と思い、たくさんあるブログ媒体の中から翻訳機能のついた、日本国内だけではなく世界の方が見る事の出来る媒体を選びました。こうたろうさんのようにアメリカからのコメントはその恩恵のように感じ、とても嬉しく思います。
    こうたろうさんのような、世界に目を向ける事が出来、それを実現することのできる方が、今後の日本の医療業界にとって、とても尊い人材と感じます。こちらこそ、今後のご繁栄を心より応援しています。アメリカ生活、頑張って下さい♪

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  5. こんにちは。アメリカで、RN/ECMO Specialistとして、働いています。前橋には、中学の途中から高校卒業まで住んでいました。最近まで、実家は前橋でした。
    こちらのサイトを見つけて、ECMOと前橋、とみて、思わず、コメントしています。
    カロリンスカ大学で研修をされるということですが、私は、アメリカですが、ECMOプロジェクトでなにかありましたら、ぜひご協力したいと思いますので、よろしくお願いします。

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  6. Gatocatさん、コメントありがとうございます。
    当院はまだPCPS,ECMOともに症例数は決して多くありませんが、これらにかける情熱はここ数年で一気に高くなってきました。毎週若手医師を中心に勉強会をしたり、プロジェクトリーダーが現在カロリンスカ大学で短期研修させて頂いております。
    まだまだ知識も経験も不足しているところが多いので、今後様々な場面でご協力いただけると本当にうれしく思います。これからもどうぞよろしくお願いします。

    こうたろうさん、Gatocatさん、アメリカからのコメントありがとうございました。アメリカでのご活躍を心より祈っております。

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