2013年12月31日火曜日

1年の最後の最後に・・・ブログ『60万ヒット』を達成しました!

2014年を迎えるまで残すところあと1時間を切ったところですが、2013年の最後の最後に本ブログが『60万ヒット』を達成しました!

50万ヒットを達成(http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/08/50.html)したのが今年の8月であることから、約4ヶ月の間に10万回読んでいただいということはとても励みになります。いつもご愛読頂き本当にありがとうございます。


2013年は248件の記事をアップさせていただきましたが、2014年は量よりも質にもっとこだわっていきたいと思っています・・・ですが、あまりこっちにこだわりすぎて本職の手が抜けないように、今年くらいの気軽な内容でほどほどに頑張らせていただきます。よろしくお願いします。

2013年も大変お世話になりました!~ブログから振り返る2013年~

町田です。
いよいよ2013年の大晦日を迎えました。昔から先輩方に「年々月日が経つのが早く感じるよ・・・」と言われていましたが、まさにその通りであっという間の1年でした!


この1年も様々なことがありました。この1年を振り返るにあたっていろいろな方法を考えましたが、今年は皆様からの注目度で振り返ることとしました。
ズバリ、「ブログ記事閲覧ベスト10!」です。

①ECMO研修 in スウェーデン vol.1
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/02/ecmo-in-vol1.html
②空飛ぶ産婦人科医の旅立ち・・・
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/03/blog-post_23.html
③ECMO研修 in スウェーデン vol.2
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/02/ecmo-in-vol2.html
④「攻めの救急医療」を支えるチーム医療と創意工夫~TECCMC小林誠人先生ご講演~
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/08/teccmc.html
⑤救急科医の素顔・・・~番組宣伝です~
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/01/blog-post_12.html
⑥再放映のお知らせ
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/02/blog-post_10.html
⑦ICUスタッフにとってうれしかったこと!
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/05/icu.html
⑧500件目の投稿です!~2013年度の面々です~
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/04/5002013.html
⑨第13回日本集団災害医学会に参加しています。
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/01/18.html
⑩今年度も撮れました!~2013年度スタッフ集合写真~
http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/04/2013_12.html

今年の前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科の活動の特徴は、さらなる高度な治療を果たすべき「世界から学び、世界に挑戦する!」ことであったように思います。ECMOプロジェクト開始にあたって、鈴木裕之先生を中心にスウェーデンのカロリンスカ大学での研修に行ったり、リヨンや北京で行われた国際学会にも参加しました。また集中治療管理だけではなく外傷初期診療に関しても、ダラスで開催されたAHA-ReSS 2013で小倉先生が2年連続でYoung Investigator Awardを受賞する快挙を成し遂げてくれました!

また日本の救急・集中治療の分野で最も高いレベルで活動をされている但馬救命救急センターの小林誠人先生をお招きして講演会を開催しました。小林先生からのお話からとても多くの刺激をいただき、まだまだ当院がやらなくてはいけないことを痛感したとともに、ちょうどドクターカーの施行事業も始まったこともありこれからの活動にモチベーションをさらに高くさせていただきました。

そして今年度も新たなスタッフを迎えて総勢18人体制となりました。2012年度の当科スタッフは全員残り、新たに5人の新しい仲間を迎えました。何よりも2年連続で当院初期研修医からの入職があったことは本当にうれしいことです!ドクターヘリの立ち上げなど以前当科で活躍していただいた産婦人科の鈴木大輔先生が当院から旅立たれたのは寂しかったですが、鈴木先生の当院でのご活躍を反映しているようにブログの閲覧数もとても多かったのが印象的でした。鈴木先生の活躍のおかげで、現在産婦人科と救急科の良好な関係とコラボレーションによる活動が増えています。


2013年もいろいろなことがありましたが、最後にテレビで当院や当科の活動が取り上げられるとブログのアクセス数が急に増えることもよくわかりました。今年も多くのメディアに当科の活動を紹介していただき心より感謝しています。画像を通じて当科スタッフが活躍していることを、スタッフの地元の皆様、家族、恩師、友人の方々に伝わったでしょうか?それともまだまだでしょうか?
普段の自分たちの活動が注目していただけるのは本当にうれしいころであるとともに、それはまたそれだけ皆様に評価されるということになります。決して妥協せずにこれからも救命率、社会復帰率のさらなる上昇にむけてスタッフ一同頑張ります。

この1年も本ブログにお付き合いいただきありがとうございました。そして大晦日のうちに60万アクセスに到達しそうです!

2013年12月30日月曜日

第8回日本病院前救急診療医学会に参加しました。

救急科 宮崎です。

先日12月6日、名古屋にて開催されました、第7回日本病院前救急診療医学会に参加してまいりました。

DMATや様々なコース、学会で顔見知りの先生方ばかりのかなりアットホームな雰囲気の学会でありました。

学会側からの要望演題として、
シンポジウム 『ドクターヘリ運行施設でのラピッドレスポンスカー運用』
で、当院でのドクターカー運用の発表をしてまいりました。

ドクターカーが有効に活用されている地域と比較すると、まだまだ前橋におけるドクターカーの有用性、様々な運用面での問題点が浮き彫りになりました。


ドクターヘリ、ドクターカーともに基地病院としてまだまだレベルアップが必要です。とくに今年の終盤の病院前活動は、消防も基地病院も昨年より活動性が低下していたように感じられます。量も質も全国に誇れるような活動を目指して、来年も群馬県の各機関が力を合わせて一生懸命頑張っていかなければいけません。

2013年12月29日日曜日

年末年始はやっぱり大忙しです!

町田です。久しぶり(?)の投稿です。

昨日から年末年始のお休みが始まりました。当院も通常の外来や予定手術の業務はお休みです。しかし救命救急センターはとても大忙しです。
実は大型連休の時期は救命救急センターは忙しい時期になり、特にゴールデンウィーク、お盆休み、そして年末年始は毎日100名を越す患者さんが救急外来を受診します。今年もすでに金曜日の夜から救急外来を受診する患者さんが増加しています。
1日の救急車受け入れ台数は20~30台ですが、それ以上にwalk-inで受診する患者さんが急増します。周囲の病院やクリニックがお休みになるので仕方ないことだと思っています。

受診者数が増えることでその分患者さんの待ち時間が長くなってしまいます。救急外来としても少しでも具合が悪い方の待ち時間を短くするために、トリナージナースによる緊急度判断や当直する研修医の増員、そして全体を管理する救急科医師は食事や睡眠時間を惜しんで患者さんの診察にあたっています。それでも時々患者さんの待ち時間が長くなってしまうことがありますが、特に年末年始の間については今まで以上にご理解とご協力のほど宜しくお願いします。


今日もウインドソックが上向きに・・・
もちろん救急外来が忙しいということは、その先の入院先である集中治療室などの病棟も大忙しです。一昔前は年末年始は病院が“がら~ん”としていることが多かったのですが、ここ数年は特に集中治療室はつねにベッドが満床になかでギリギリベッドコントロールをする普段と同じ状態が続いています。時には救急外来で救急科医師がつきっきりで集中治療管理をしながら翌日にベッドが空くのを待つこともあります。
ドクターヘリもこの時期の強風のためなかなか屋上ヘリポートにはいませんが、群馬ヘリポートでいつでも要請に応じられるように年末年始も休みなくスタンバイしています!(航空会社の皆さんにも本当に感謝です。)


他の救命救急センター、大学病院などと協力しながらも、当院が「最後の砦」としての役割を果たすために、当科は年末年始も普段とほぼ同じスタッフ数をつぎ込んで診療にあたっています。みなさんが安心して群馬で新しい年を迎えられますように・・・
ちなみにセンター長の勤務調整のおかげで、スタッフ全員がこの年末年始の期間中にきちんと数日のお休みを頂いております!
僕の場合、今年は年末に3連休をいただきました。
新年は元旦から勤務開始です。(医師になって元旦14回中12回出勤・・・)

2013年12月28日土曜日

第21回群馬救急医療懇話会に参加しました。

救急科 宮崎です。

めっきり寒い日が続きます。

これももうずいぶん昔の話になります。
あの時、まだ暑かった・・・・

9月8日、邑楽郡は大泉町文化むらで開催されました、第21回群馬県救急医療懇話会に参加してまいりました。

・座長:DMAT
・口演:ドクターヘリ運用施設でのドクターカー運用

ともに不肖、宮崎が担当しました。
そのほか、当院ICU看護師の発表がありました。

http://tatebayashikoseibyoin.jp/gaem/

暑い日で、雨にも関わらず、県内各所から多数の参加者が見られた学会でした。
雨は残念でしたが・・・・まあ、学会には関係ありませんね。

2013年12月27日金曜日

もうずいぶん前ですが・・・第26回日本熱傷学会甲信地方会に参加しました。

宮崎です。

今年の病院一般業務も今日が最終日です(もちろん救命センターは年末年始も休みなしです)。今年も多くのスタッフの皆さんに支えられながらあっという間の1年でありました。本当にお疲れ様でした。
そして最終日にもうひと仕事、『医療安全講習会~中心静脈カテーテルのより安全な挿入のために~』を行います。


もう何か月も前の話で恐縮ですが、9月27日に第26回日本熱傷学会甲信地方会に、山梨県立中央病院にいってまいりました。

今回は当院でもお世話になっている、株式会社ジェイスのご推薦で、ランチョンセミナーで講演を行わせていただきました。

病院の会議室での開催でありましたが、多数の方々が参加され、熱気に圧倒されるところでありました。

地方会ながら、地元の救命士の方々も積極的に発表されていました。

大きな垂れ幕も下がっておりました。

あの八戸の今先生のとなりに大きく自分の名前が掲載されているのは大変恐縮です。



2013年12月26日木曜日

第48回日本高気圧環境・潜水医学会に参加しました。

宮崎です。
 
 
11月8日、9日と、第48回日本高気圧環境・潜水医学会に参加してまいりました。
 
2日目のシンポジウム・”高気圧酸素治療の地域連携”で、”2種装置設置施設へ転院となった人工呼吸管理を必要としたCO中毒”というタイトルで発表をしました。
 
国内には高気圧酸素装置を設置している施設は限られており、各地域でも様々な問題があるようです。
 
当院には1種高気圧酸素装置を設置しておりますが、重篤な疾患で高気圧酸素治療が必要となる状況では加療が不可能です。
 
近隣の群馬大学には2種装置が設置しており、そちらと相談のうえ、転院をお願いしております。
 
前橋市内、群馬県内互いに密に連絡を取りながら、協力して加療を行っております。
 
 
 

2013年12月25日水曜日

病棟スタッフの気配り。~Merry Christmas !~

今日はクリスマスです。

病院で特別なイベントは行っていませんが、各病棟では入院している患者さんやそのご家族の方の心が少しでも明るくなるように、ナースステーションの前に季節に合わせた飾りつけがされています。
この時期はもちろんクリスマスバージョンできれいに飾られています。各病棟ごとに個性があってなかなか楽しいですよ!
医師ではなかなか気が利かないところですが、ナースを始め病棟のスタッフのみなさんの気遣いにいつも感激しながら病棟回診をしています。

小児病棟には大きなアンパンマンのサンタさんがいました。昨晩はきっと子供たちのところに素敵な夢を届けてくれたはずですね!

2013年12月24日火曜日

親子で命について考えるきっかけを。

町田です。

先日当院の職員食堂の冬季限定メニューをアップしたら予想以上にご好評をいただきました。ということで今日も最初の1枚は冬季限定メニュー第2弾・・・『モツ煮込みうどん 370円』です。
七味唐辛子をふりかけると体の芯から本当に温まります!
野菜たっぷりで、ボリューム満点、カロリー控えめです。

来年の1月に前橋市内の小学校から、そして2月にみどり市内の小学校から、それぞれ講演と授業の依頼を頂きました。
ともにテーマは『命の大切さ!』です。

東日本大震災の半月前に、はじめて小学校の道徳の時間に教壇に立たせていただきました。この時も『命について』というテーマで15分程お話をさせていただきました。「小学生にどのように命について伝えればよいか?」、「そもそも語れるほど日々真摯に取り組んでいるのか?」ということを悩みながらの授業であった気がします。そのあとにドクターヘリについて講演をしましたが、小学生がとても真剣に聞いてくれて、また質問の内容もとてもしっかりしていることを感じた時に、このような活動は毎年行わなくてはいけないと自分の中で強く感じていました。

その直後に東日本大震災があり、いろいろな人がいろいろな思いで『命』について考たのではないかと思います。僕自身も色々と考えましたが、その中で強く感じたことが『命は支えあっている』ということでした。
小学生にとって身の回りにいる人との関係・・・親子、先生と児童、友達など様々な形があると思いますが、周囲の人との支え合うことをテーマに今は話すようにしています。ここ2年間は勤務の都合でビデオ授業という形で行っていました。


やはり子供たちの輝く目を見ながら授業をしたいという思いが強く、また僕はまだまだ人生経験が甘ちゃんなので、多くの大人の皆さんにいろいろなご意見を聞かせていただきたいと感じています。

1月の講演や2月の授業では児童や保護者の方々と一緒に考えながら進めていけるようにお話しようと考えています。このような活動が親子で命について考えてくれるきっかけになっていただきたいという思いとともに、自分たち自身も日々の救急医療の活動において命に真摯に向き合う姿勢を見つめ直す機会にしたいと思います。

2013年12月23日月曜日

安全な滑走をお願いします。~スキー・スノーボード天国~

町田です。

東京出張から帰ってきましたが群馬県の平野部にある高崎や前橋などは、他の関東の地域と同様に雪が全くありません。もちろん今シーズンはまだ雪も降っていません。しかし、車で1時間走るか走らないかでスキーリゾートに到着します。
冬のシーズン、冬型の気圧配置が強くなると日本海側に大雪が降りますが、山を越えて関東には乾いた風が吹き付けて晴天が続きます。しかし、群馬県では日本海側に降らせた雪雲の一部は北部の山間部にも雪を降らせます。なのでテレビなどでの全国の天気予報などで群馬県が表示されていないときは、北部は新潟県の天気、南部は東京都の天気をみると良い気がしています。


ということで基地病院周囲は全く雪の気配がありませんが、この時期すでに北部のスキー場はオープンしています。ドクターヘリでは10分も飛行するといきなり銀世界が広がります!
今年もスキー・スノーボードシーズンが始まりましたが、毎年冬になると残念ながらスキー場へのドクターヘリの出動があります。とくにスノーボードでの転倒で重症外傷が発生することが多い傾向にあります。
過去の群馬県ドクターヘリにおけるスキー場への出動の疾患分類です。
群馬県は都心からのアクセスが良く、しかもスキー場の近くには温泉も多く存在しています。北海道出身の僕もこの環境はうれしい限りです。(といっても群馬県のスキー場にはドクターヘリで行くことのほうが圧倒的に多いですが・・・)

みなさんがウインタースポーツの時期を楽しんでいただくためにも、無理のない計画、しっかりとした個人装備の準備、そして周囲を意識した安全な滑走をよろしくお願いします。
雪の全くない基地病院周辺・・・
10分後には銀世界に!
 
年に数回前橋市内にも雪が積もります・・・すぐにとけてなくなります!
夏のスキー場への出動もあります。

2013年12月22日日曜日

3連休も自己研鑽!

新年まであと10日なりました。
年末といえば大掃除ですね!ということで院内で最もひどいともっぱら噂になっている机の上を片付けてみました。

 (左)Before⇒(右)After
机の左側の書類の山が高くなっているだけのような・・・
 


今年も毎月災害医療センターで開催されている日本DMAT隊員養成研修に当科より毎回スタッフとして参加させていただいているとともに、今週末はイギリスの大事故災害への医療対応について学ぶMIMMSのなかの『Advanced MIMMSコース』と、アメリカの災害医療標準教育プログラムであるNDLSのなかの『ADLSコース』に当科よりスタッフとして参加しています。
☆各研修・コースの日本事務局公式ホームページはこちら・・・
・DMAT ⇒ http://www.dmat.jp/
・MIMMS ⇒ http://www.mimms-jp.net/
・NDLS ⇒ http://www.ndls.jp/

また普段救急として成人患者の対応が大部分を占めていますが、救急科医としてあらゆる患者に対応できなくてはいけないことが原則であり、先日国立成育医療研究センターの六車先生との勉強会を開催して小児救急への対応を学ばせていただいたとともに、今週末は周産期救急の勉強のため群馬大学で開催されている『ALSOコース』に当科より受講生で参加させていただいます。

年末休みを除き今年最後の週末(しかも3連休!)ですが、高度救命救急センターとしての役目をきちんと果たすべく通常の勤務はもちろんのこと、休みを使って各自で自己研鑽を続けています。


来年早々、当院では1月にJATEC、2月にITLS、3月にMIMMSの開催が予定されています。(詳細については随時ブログでアップしていく予定です。)すべては1人でも多くの患者さんを救命、社会復帰するためです!

☆各コースの過去の当院開催の様子はこちら・・・
・JATECコース ⇒ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/jatec.html
・ITLS Advanced Course ⇒ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/itls.html
・1day-MIMMSコース ⇒ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/mimms1dayhospital.html
・Hospital-MIMMSコース ⇒ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/mimms2day.html
(*上記ページ内の写真については各コース事務局の許可を頂いて掲載しています。)

2013年12月20日金曜日

イブニングセミナーを行っています!

藤塚です。

当科では、勉強会を定期的に行っています。
今回は、『集中治療科・救急科イブニングセミナー』と称した勉強会を紹介します。


基本的には、3本立て。
当科スタッフによる講義 症例検討会 研修医による発表 です。
 

先日行った内容をご紹介します

当科スタッフによる講義
今回は、高橋Drによる『NBC(CBRNE)対策』と称して講義してもらいました。
NBC:核(nuclear)、生物(biological)、化学物質(chemical)   
CBRNE(シーバーン):化学物質(chemical)、生物(biological)、放射線物(radiological)、核(nuclear)、爆発物(explosive)
高橋Drは、NBC災害・テロ対策講習会インストラクターでもあり、対外的にも活躍しております。そこを生かし、院内や平時救急・病院前での活動についての対応方法を詳細に教えていただきました。

症例検討
今回はおやすみ

研修医発表
初期研修医の毛見Drより『Renal replacement therapy in ICU J Anaes Cli Pharm 2012;28:386-396』のまとめを発表。
透析方法・導入条件・AKIに対応などを話をしてもらいました。
「文献の読み込みがあまい!」とのご指摘もありましたが、勉強のよいきっかけとなりました。

初期研修医1年生の毛見Drからの発表!
 
このように新しい知識や得意分野を生かした知識を共有し、日々の臨床・診療につなげられるように努力しています

次回の先生は何を語ってくれるでしょうか

2013年12月19日木曜日

第10回群馬災害医療研修(亜急性期~慢性期)に参加しました。


中村です。
 
10月12,13日に開催予定であった第9回群馬災害医療研修(急性期)は,台風により大きな被害を受けた伊豆大島のへの救護活動中であったため中止となりましたが,第10回群馬災害医療研修が12月7日(土)に前橋赤十字病院 博愛館で行われました.
研修内容は昨年に引き続き,災害亜急性期から慢性期の医療のあり方でした.
 
群馬県内のスタッフだけでなく,長岡赤十字病院 内藤先生,日本赤十字社医療センター 丸山先生,武蔵野赤十字病院 勝見先生,原田薬剤師さん,東北大学病院 石井先生,神戸赤十字病院 戸田先生にもご協力頂き開催しました.当科からは中野センター長、高橋、中村、宮崎、町田がスタッフとして参加しました.
日本の災害医療のコーディネーターとして活躍されている
先生方に集まっていただき貴重なお話を伺うことができました。

最近は,広域災害における急性期から亜急性期への引き継ぎが問題となっています.今回の研修では,受講者として保健師さんや接骨師の方も複数参加して頂き,災害時のどのような活動を行ったのか,今後どのように関わることが出来るのかを,受講者だけでなく指導者も勉強になりました.
多くの職種の方が集まり、ディスカッションも様々な意見が
飛び交っていて、大いに盛り上がっていました。


いかに,被災地の医療に引き継ぎを行うかを急性期から考えなくてはならないことを実感しました.

2013年12月17日火曜日

冬の定番!~職員食堂編~


町田です。

今日は朝から空いっぱいに変わった雲が広がっていました。
小学校の理科の古い記憶をたどると『うろこ雲』ですかね?
病院に着いた職員の一部の間ではちょっとした話題となっていました。
ちなみに『うろこ雲は地震が起こる前兆』という噂がありますが、どうやら全く関係ないとのことです。
これからもっと寒い時期が続き、明日は関東の平野部でも雪が降るかもしれません。厳しい冬でも被災地の復興の応援をし続けていきます。




冬になると『冬の定番』がいろいろあります。病院の中にもいろいろな定番がありますが。
今回はいつもスタッフのお腹を満たしてくれる職員食堂の話です!

毎年冬期間になると職員食堂のメニューが定食が1種類増えます。
前橋赤十字病院職員食堂の冬の定番といえば『もつ煮定食 ¥300』

群馬県は海なし県ですが、畜産業が盛んです。特に豚肉は有名であり、肉のみならずおいしいとんこつラーメン屋さんも多く存在します。もつ煮やホルモン焼きも群馬県の定番メニューのように感じます。


群馬県ドクターヘリもあと46件で通算3000件出動、ICU入室数もこの1年では過去最高の800名を超える勢いです。寒い冬ですが定番のランチで元気をつけて乗り切っていこうと思います。

たまには救命救急センターの話題を離れてみて、このような記事もいかがでしょうか!?

2013年12月16日月曜日

いよいよつらいシーズンに突入・・・~『空っ風』との戦い~

町田です。

気がつくと12月も折り返し地点です。2013年もあっという間に過ぎていくようです・・・
昨年は11月中旬からインフルエンザの流行があり、救急外来ではその対応に追われましたが、今年は12月になってもまだインフルエンザで救急外来を受診する患者さんは少ないようです。

しかし、『上州の空っ風』とよばれる厳しい北風が吹き付ける時期はやってきました。今月になって北日本や日本海側からは大雪のニュースが届けられていますが、関東平野のこの時期は雪国の皆さんに申し訳ないくらい晴れの日が続きます。ただし、冬型の気圧配置が強くなればなるほど、日本海側から吹き付ける北風が山を越えて一気に吹き付けるのが群馬県で、天気は良いのですが信じられないほどの強風が吹き荒れる毎日です。
この時期はほとんど屋上ヘリポートは使用できず、ひどい時は快晴にも関わらず風が強すぎてドクターヘリが運休になる日もあります。

朝から天気は良いのですが・・・ウィンドソックは横から上向きにたなびいています・・・
 
群馬ヘリポートで待機中のJA6914です。


昨日までの1週間でドクターヘリは30件の要請をいただきましたが、実は16件が未出動になっています。
<未出動の内訳>
①重複要請 5件、②天候不順 4件、③オーバートリアージ 3件、④機体不具合 2件、時間外 2件

尚、重複要請に対しては防災ヘリドクターヘリ的運用で1件、ドクターカー高崎で1件、また、機体不具合に対しては防災ヘリドクターヘリ的運用で2件、栃木県ドクターヘリで1件を対応していただきました。

今月は先月に比べて要請をいただくタイミングが早くなっていますが、冬の厳しい環境のもとで思うように要請に応えられない歯がゆさがあります。そのなかでなんとか他のヘリやドクターカーに応援をいただいたり、できるだけ当院で受け入れたりなどしながら対応しています。
給油のためだけの空輸が減ればヘリへの負担も減り、また地上ヘリポートになれば強風で当院のヘリポートに降りられないということがなくなることを考えると、早期の新病院の完成を強く願うばかりです。

12月14日から再び日没時間が長くなり、要請受付終了時間も16時台に戻っています。
冬の厳しい時期で各機関にご迷惑をおかけしていますが、1件でも多くの要請にお応えできるように当院もより一層の努力をしていきますので、ますますのご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2013年12月14日土曜日

久しぶりに揃ってご飯!

町田です。

今週末は国立国際医療研究センターで開催されているJATEC東京コースに当科スタッフ3人がインストラクターとして参加しています。当科にはJATECのインストラクタートレーナーが3名、インストラクターが6名(トレーナーを含む)、プレインストラクターが1名と豊富に存在しています。
来月24,25日には当院で4回目のJATEC前橋コースが開催されます。このコースでコーディネーターである僕は、久しぶりのコース参加ですが運営面の方も気になってしょうがありません・・・

☆JATECコースについて(当科ホームページより)
 ⇒ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/seminar/jatec.html

コース1日目終了後に当科では珍しく3人揃って晩御飯を食べに行きました!若い先生方は学会やコースに一緒に参加した者同士でご飯とかを食べに行くようですが、おじさんたちは古い仲間と会ったりメールで送られてくる仕事のためにホテルにこもったりでなかなか一緒にご飯を食べることはありません。

今日はアラフォートリオ(中村先生、宮崎先生&町田)でコース終了後に揃ってご飯に行きました。ビールとともに中華料理を食べながらいろいろな話をしました!仕事やコースの話がほとんどでしたが、同世代でこのように集まってゆっくりお話する時間もいいものだと改めて感じました。
約40日後に迫ったJATEC前橋コースの成功に向けて、2日目もインストラクションとともにコース運営もしっかり学んでこようと思います。

2013年12月13日金曜日

ただいまMD902で活動中です。

町田です。
昨日まで4日間日本DMAT隊員養成研修、明日から2日間JATECスチューデントコースにインストラクターとして参加です。受講生に知識と技能、そしてその背景にある考え方を理解していただくことは何度インストラクターを行っていても難しさを感じます。今回の2コースとも、すぐに実臨床や災害時の対応で用いることばかりであり、インストラクターの責務を日々強く感じてきている今日この頃です。


ところで本日はインストラクターの谷間としてお休みをいただいており、久しぶりに家でのんびりしていたところ、聞きなれているような・・・でもちょっといつもと違うヘリコプターの音が聞こえてきました。ドクターヘリ活動を行うようになってから、空を飛ぶヘリコプターの音で、県警ヘリ、防災ヘリ、ドクターヘリの音は聞き分けられるようになってしまっていますが(もっとすごい人は自衛隊機やその機種まで・・・)、明らかにいつもの“ひとまるちゃん”のサウンドではありませんでした。
高崎ヘリポートから離陸したドクターヘリ。
いつもよりちょっと音が高い?
よくよく見るといつもと形が違います。とくにお尻が・・・
群馬ではただいまBKではなくMDが活動中です。
 ☆BK117C-2とMD902の違いについてはこちらに詳細があります。
 ⇒ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/summary.html (朝日航洋全面協力)


実はここ数か月使用しているJA6910(BK117C-2)の都合により一昨日より急きょJA6914(MD902)で活動することとなりました。
ヘリの後ろの部分がローター(回転翼、tail Rotor)ではなくノーター(NOTOR、no tail notor)といって、ヘリの機体自身がメインローターで逆回転しようとする力を打ち消すためにテールから風を送り出しています。(いつものBKはテールの回転翼でその力を生み出しています。)

BKのいつもの音よりやや高音です。また座席が一つ少ないので、現場から患者さん含めて2名の人を搬送しようとするときに、もし研修で同乗しているスタッフがいたら現場で置き去りにされることになります。もし電車などでドクターヘリスーツを着ているスタッフに遭遇した際は、優しく声をかけてあげてください・・・

手前:MD902(JA6914)、奥:BK117C-2(JA6910)

何かとご不便をかけることもあるかもしれませんが、BKでもMDでも行う活動は同じです。すべては患者さんのために早期の救急医療介入、そして早期の決定的治療開始のため、これからもより一層のご理解ご協力のほどよろしくお願いします。

2013年12月11日水曜日

第7回脳神経救急医療カンファランスに出席しました。(群馬県ドクターヘリ11月度活動実績更新しました)

Web担当の伊藤です。

本日、前橋赤十字病院 博愛館で第7回脳神経救急医療カンファランスが開かれました。
このカンファランスは地域医療支援・連携センター長兼脳神経外科部長 朝倉 健 医師が主催者となる会で、救急隊に対する脳神経疾患における当院救急搬送症例のディスカッションを行うのを目的とするために、脳神経外科、神経内科、集中治療科・救急科医師により企画された会です。 年に2回行われており、今回が7回目となりました。
集中治療科・救急科からは中村 光伸 副部長が症例発表を致しました。

今回は、以下2件の症例発表と、1件の一般報告です。

 ①
・搬入前報告:「脳卒中疑いのドクターヘリ症例」(高崎市等広域消防局)
・ドクターヘリ搬入報告:「脳卒中疑い+意識障害症例 〜ドクターヘリ運行時間外の要請〜」(前橋赤十字病院 集中治療科・救急科)
・搬入後報告:「脳梗塞超急性期血行再建術 ー当院の現状ー」(前橋赤十字病院 脳神経外科)


・搬入前報告:「人工透析予定日に意識障害を発症した症例」(前橋市消防局)
・搬入後報告:「非けいれん性てんかん発作の疑われた意識障害の1例」(前橋赤十字病院 神経内科)


・一般報告:「小児の頭部打撲について ー頭部CTは必要か?ー」(前橋赤十字病院 集中治療科・救急科)

以上3議題を、2時間ほどでディスカッションしました。

集中治療科・救急科が発表した一般報告の「小児の頭部打撲について ー頭部CTは必要か?ー」に関連し、この度、平成26年1月9日に前橋赤十字病院 博愛館で「第1回小児頭部外傷連携パス研究会」が開催されます。
関係者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

当科からは中村医師が搬入後報告、一般報告を務めました。

12月も中旬へと突入しました。
遅くなってしまいましたが、2013年11月度群馬県ドクターヘリ活動実績をホームページに更新しました。
関係者の皆様には公開が送れ、ご迷惑をおかけしてしまし申し訳ありませんでした。

http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/content05.html




2013年12月9日月曜日

毎日のあいさつ!~顔の見える関係の原点~

前回は群馬県ヘリコプター合同勉強会の話題でしたが、群馬県において防災ヘリとドクターヘリがとても仲良く活動できている原点がこの動画の中にあります。
 
まずは動画をどうぞ・・・
 
 
 
 
群馬県ドクターヘリの基地病院である前橋赤十字病院は狭い屋上ヘリポートであり、給油施設や格納庫がありません。運航開始当時は給油のみを群馬ヘリポートで行っていましたが、冬のとんでもない屋上の強風、夏のおそろしい雷を伴った雷雨からドクターヘリを守るために、現在は毎日夜間は群馬ヘリポートの格納庫にヘリを収納しています。
 
医療スタッフをは毎朝8時には病院から群馬ヘリポートへ出勤し、ヘリの資器材のチェックを行いストレッチャーの出し入れの確認を行います。その後、格納庫からヘリをスポットまで移動します。
ちょうどその時間帯に防災ヘリの格納庫のシャッターが開き、防災航空隊の皆さんと朝のあいさつが交わされます。そしてドクターヘリが病院へ朝の帰還をする際も(ちょうど防災航空隊の方々は体操からランニング中)、必ず地上からドクターヘリに向かって大きく手を振ってくれます!
運航クルーのみならず医療スタッフも防災航空隊の方と顔を見ながらあいさつを交わすことがほぼ毎日行われ続けています。出動から戻ってきて給油中などには、時々防災航空隊の待機室に足を運んだり、また県警航空隊の方ともあいさつを交わすこともよくあります。
 
狭い屋上ヘリポートであるために給油や格納ができない不便を抱えつつも、逆にそのことがあるがために防災ヘリや県警ヘリとの密接な関係の形成にとっては大きなメリットがありました。
将来新病院になった際は給油や格納ができるようになると思いますが、防災ヘリ、県警ヘリとの良い関係をいかに維持、発展させていくかを、勉強会をはじめ様々な手段を考えていく必要がありますね。
 
手前から、群馬県防災航空隊(はるな)、赤十字飛行隊所属ヘリ、
群馬県警察航空隊ヘリ(あかぎ)、そして群馬県ドクターヘリです。
 

2013年12月7日土曜日

さらなる連携を!~群馬県ヘリコプター合同勉強会~

町田です。実は学生実習・初期研修医教育の救急科担当をしています。
研修医2年目で選択科目に当科を選んでくれた先生に、当科の研修最終週にドクターヘリの同乗実習を行っています。
研修医の中には学生時代に当科に見学に来たり、学生実習として2週間当科に来た人もいます。研修医2年間だけではなく、見学、実習は短期間ですが気持ち的には約3,4年間の付き合いになると、3年目以降の旅立ちが迫ってくるにしたがってちょっぴりさびしい気持ちになります。先日も学生時代に見学で案内した研修医と一緒にドクターヘリで活動する機会があり、とても感慨深くうれしい気持ちになりました!あと3か月ちょっとの研修医生活、最後まで精一杯頑張ってください。




昨日は今年度2回目の群馬県ヘリコプター合同勉強会が開催されました。

☆勉強会の主旨の詳細はこちら
 → http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/06/blog-post_20.html

年末の特別警備などのため群馬県警察航空隊が参加できなかったのは残念でしたが、群馬県防災航空隊、朝日航洋(ドクターヘリ)、桐生市消防本部、利根沼田広域消防本部、陸上自衛隊第12旅団、赤十字飛行隊第12旅団、群馬県庁、そして当院スタッフが参加しました。


内容は以下の通りです。

1.   症例検討
・『傷害事件事案の傷病者2名を防災ヘリ、ドクターヘリで分散搬送した事例』
 (消防本部、ドクターヘリ、防災航空隊)
・『山岳救助事案の傷病者を県警ヘリからドクターヘリへ引き継いだ事例』
 (消防本部、防災航空隊、ドクターヘリ)

2. 講演
・『災害救護でのヘリ活動における自衛隊と医療との連携』
 (陸上自衛隊第12旅団
・『災害救護における赤十字飛行隊と病院・ドクターヘリと連携の可能性』
 (赤十字飛行隊群馬支隊

前回の勉強会で課題となった所轄消防を要とした所轄警察・消防間、県警・防災ヘリ間の情報共有がかなりスムーズにとれるようになっており、この勉強会を続けている意味を強く感じることができました。まだまだ3機のヘリの連携では課題も残っており、この勉強会に参加してくださった県庁の方からもさらに会議で話を詰めていく必要性がある旨のコメントもいただきました。(このような勉強会に県庁の方が参加してくださることはとても大きな意味があります。)

また自衛隊と防災ヘリが実際に協働するとの連絡体系を教えて頂いたり、自衛隊に医療活動の応援要請のために医療側が平時からできることについて考えさせられました。そして赤十字飛行隊のいままでの災害時の活動から、情報提供など後方支援を含めて医療との連携について良いヒントをいただきました。

この勉強会を始め様々な機会でさらに顔の見える関係を構築していき、よりスムーズな活動ができるように進めていきたいです。

 


2013年12月6日金曜日

6人目のフライトナースの誕生です!

前橋の冬は晴天率が日本一、二を争うほど晴れの日が続いています。しかし「上州のからっ風」という呼び名で有名な強い北風との戦いの時期でもあります。晴天でも強風過ぎてドクターヘリが運休することもあります。
屋上ヘリポートが強風で使用できず群馬ヘリポート待機が増えますが、要請から離陸までの時間は全く変わりません。今日も群馬ヘリポートで待機ですがいつでも出動できるようにスタンバイしています。
冬の待機に備えて今シーズンも群馬ヘリポートにコタツが登場!


群馬県ドクターヘリ運航開始から410カ月がたちましたが、今週になって6人目の新たなフライトナースが誕生しました。
猛暑が厳しい初夏からOJTon the job trainning)が始まり、先輩フライトナースの指導のもとで様々な事案や症例を経験しながら、ついに木村看護師の独り立ちの日を迎えました。
 独り立ちデビューフライトのパートナーは雨宮先生でした!
いままでフライトドクターもフライトナースにおんぶにだっこのところが多かったですが、新たなフライトナースの誕生にあたってドクターもあらためて自分の実力を見直さないといけないですね。
フライトドクター、ナースともに個々のレベルアップとともにさらにチーム力を高めて頑張っていきたいと思います。

関係者の皆様、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

2013年12月4日水曜日

『小児は小さな成人です!』

町田です。

救命救急センターには赤ちゃんからお年寄りまで年齢を問わず様々な患者さんがやって来たり運ばれてきます。とくに小児2次輪番当番日には、小児科の当直の先生はほぼ一睡もせずに朝まで患者さんを診続けています。

少子高齢化の時代において、救命救急センターを受診する小児患者の重症例の割合はとても少ないです。症例数が少ないからこそ小児の重症患者が搬送されてくるときは、いつも以上にどのスタッフにも緊張感が走ります。成人ではいつもスムーズにできる手技であっても、小児だと経験数の少なさから不安な気持ちや戸惑いの気持ちをどこかに秘めてしまうことがあります。もちろん救命のために全力を尽くして活動していますが、やはり初療、集中治療管理などマネージメントも含めて自信をもって小児の重症例に立ち向かいたいという思いをどのスタッフも抱えています。

 国立成育医療研究センターです。ヘリポートがあり当院からヘリで40分ほどで到着できます。

先日のHEM-Netシンポジウム(詳細は ⇒ http://drheli-gunma.blogspot.jp/2013/09/hem-net.html )で小児の重症例のお話を聞かせていただいた国立成育医療研究センターの六車先生に、今週初めに当科スタッフを対象に勉強会をしていただきました。
最初に小児の重症症例の現状と集約化の話題、そして当院が群馬県における小児重症患者の拠点化になる必要性について提案していただきました。
そして何よりもスタッフ全員をうならせたのは、「救急科医は成人だけ見るものではない。救急科専門医に成人だけ診ればよいという決まりはない。逆に小児も見られないとそれは本当の資格ではない!」という言葉でした。
小児救急の現状にびっくり!小児重症患者の対応の考え方に目が点でした!
小児の患者さんを診察するにあたって、『小児は小さな成人ではない。』と昔からずっと教わってきましたし自分も後輩に教えてきました。もちろんそれは間違えではなく、小児特有の病態や反応があるのでそのことを十分考慮した診察が必要です。
しかしながら小児の重症症例、特に緊急度が高くABCの安定化のための初期診療においては、『小児は小さな成人です!』と勉強会で教えていただきました。もちろんデバイスのサイズや薬の量は成人と異なりますが、よくよく考えるとA(気道確保)、B(呼吸管理)、C(循環補助)に関して行うことは全く同じです。今までは小児というだけでちょっと構えたり頭を悩ませすぎることがありましたが、そのひと言は本当に説得力がありました。

症例報告においては活発なディスカッションと貴重なご意見をいただきました。
当科からも重症患者の管理に難渋した症例について報告させていただき、六車先生を始め成育医療センターから来られた4名の先生方に貴重なご意見をいただきました。「確かにここのところは成人の管理の時と同じだよね!」と思うことが多々ありました。


群馬県ドクターヘリも小児重症患者のもとに駆けつけることがあります。その時に今まで以上に確固たる自信と落ち着きをもって初療を行い、そして当院でしっかりと集中治療管理を行うことで1人でも多くの子供たちを助けていきたいですね。
今回の勉強会をきっかけに救急科専門医により高度な小児医療が展開されている病院と連携を深めて様々な交流を行っていきながら、当院でも小児科の先生を始め専門科との連携、県内の小児医療機関との協力体制を築いて、群馬県の小児救急医療のレベルをしっかりあげていきます。

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