初めての統括DMAT・・・~入間基地SCU訓練~

町田です。

多くの災害救援活動で活躍している緊急消防援助隊の訓練(『緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練))が、11月29日に埼玉県で開催されました。
おもに消防関係の方が中心の訓練の中で、航空自衛隊入間基地ではDMAT、自衛隊、埼玉県庁によるSCU訓練が行われました。
想定は地震による多数傷病者が派生した状況で、被災地内SCUを入間基地に設置し、その運営を群馬DMATを統括として行うこととなっており、当院DMATの鈴木先生が統括DMATに任命されていました。
当院には群馬県より推薦を受けて実際に統括DMAT研修を受けた救急科スタッフが6人いて、鈴木先生以外は実働または訓練で統括DMATを経験しています。つまり、今回は鈴木先生の統括デビューでした。
 
 
群馬からは当院以外にも群馬大学医学部付属病院、高崎総合医療センター、伊勢崎市民病院、桐生厚生総合病院の合わせて5チームが参集し、埼玉県より先着していた防衛医科大学校附属病院、途中から参集した埼玉医科大学病院国際医療センター、久喜総合病院とともに活動を行いました。
 
 先着していた防衛医大から本部長を引き継ぎ、
参集した群馬DMATとともにチームビルディング。
 
SCUに搬送されてきた傷病者を、本部と診療部門の連携で
確実に後方病院に搬送しなければいけません。
 
 救急車、ドクターヘリ、消防防災ヘリで搬送されてきた傷病者を、
最終的に自衛隊機、救急車を用いて搬出することができました。
初めて統括の鈴木本部長がホッとした瞬間です!
 
 
緊急消防援助隊の訓練でしたがこのSCU訓練はプログラムにも掲載されておらず、また消防関係者も地元消防の方が2名来られたのみ・・・しかし鈴木本部長も消防の方もここにも消防が入る重要性を感じていました。
 
 
実際に訓練をすることで見つかることがたくさんあります。ミッションを無事に遂行した鈴木先生でしたが、帰りの車の中でも途中の休憩でも反省点ばかりを口にしていました。しかしここで得た経験をみんなで共有して次に生かしていくことが、今後のさらなる個人、病院、そして群馬DMATのレベルアップにつながっていきます。
今回の訓練に参加された関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

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