『救急搬送支援システム』が導入されました!

町田です。

昨日は仕事納めでしたが、救命救急センターは今日からが本当に多忙になります。救急車の受入数も救急外来の受診者数もどんどん増えてきています。普段とは違い受診できる病院が限られていますので、救急病院が忙しくなるのは仕方ないことです。
皆さんにおねがいです。混雑とともに待ち時間も長くなってくることが予想されるので、インフルエンザやノロウイルスなどがうつらないよう病院受診の際はマスクなどしっかり自己防衛のほどよろしくお願いします。帰ってからのうがい、手洗いも忘れずに!



12月26日から群馬県にも『救急搬送支援システム』が試行段階ではありますが導入されました。
県内11消防本部と全救急車104台にタブレット端末を配布し、その端末からは予想される疾患などからどの病院が対応できるかを検索できたり、各病院が直近24時間で何台救急車を受け入れしたか(受入不可も!)がわかります。

このようなタッチパネルで病院検索ができます。
 
【写真左】直近24時間の各病院の救急車の受入数、受入不可数が一目でわかります。
【写真右】救急隊が受入要請した病院、受入不可の理由もわかります。
 
 ドクターヘリに関してはまだ試用中ですが、現在のドクターヘリの運航状況や受入もわかります。
 
実際にドクターヘリでもこのシステムを使用してみましたがなかなか良い印象を持ちました。
フライトドクターは群馬県内の医療状況を把握していることも一つのスキルとして持ち合わせていなくてはいけませんが、10分ごとに自動更新されるためリアルタイムで今その病院が対応可能か、救急車であふれかえっていないかなどを手に取るようにわかることができ、そのタイミングでベストな搬送先の選定の助けになると感じました。
 
このシステムを有効に活用することで、患者さんのより早い病院収容やドクターヘリ接触による医療の早期介入に大いに役立つ可能性がありそうです。
 
 
 
今日の群馬ヘリポートはにぎやかでした。
群馬県では毎年元日に社会人日本一を決める『ニューイヤー駅伝』が開催されますが、その準備のために東京から報道用の大型ヘリがやってきました。また年末ですが群馬県警察ヘリも群馬県消防防災ヘリもわれわれドクターヘリも今日も活動していました。

【左】県警ヘリ 『あかぎ』  【右】防災ヘリ『はるな』

【左】ドクターヘリ   【右】報道ヘリ
下段はともに朝日航洋さんが運航担当です。
箱根駅伝も取材ヘリ担当とのことで、僕たちと同じ3が日は休みなしです・・・


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