2012年11月18日日曜日

『ポトン』と医療クルーを置いていきます!~日没が早いこの時期は~

町田です。

今日の群馬県前橋市の日没時間は16時34分・・・あと数日でドクターヘリ要請受付時間が15時台(日没30分前)になってしまいます。群馬県ドクターヘリが帰還するヘリポート(前橋赤十字病院または群馬ヘリポート)は常設の夜間照明施設がなく、日没時間までにヘリコプターはヘリポートに帰還しなくてはいけません。

日没が早いこの時期は、ドクターヘリにて医療スタッフを現場に送り込み、ヘリだけ先に帰還する通称『ポトン』といわれる出動が増えます。現場に救急科医師、看護師を派遣することで早期医療介入がドクターヘリの最大の目的であり、たとえ日没間際でもヘリが帰還できるギリギリの時間まで医療スタッフを現場に送り込む努力をします。

残り時間、現場予想活動時間、搬送先などを検討し、その結果はスタッフの『ポトン』・・・
でも医療クルーの送り込みがドクターヘリ最大の目的です!

『お気をつけて~』とお見送りです。
今日は夕方に群馬県で最も遠い地域の1ヶ所から要請がありました。要請が来た時点で『ポトン』の可能性を考えましたが、日没時間が差し迫っているので迷っている場合はありません。根治治療開始時間の短縮のことを考えると出来るだけヘリで搬送を考えたのですが、救急隊がランデブーポイントにすぐこれなかったためヘリは先に帰還となりました。

今回は消防本部が119番通報を受けた時点ですぐにドクターヘリを要請していました。救急隊がランデブーポイントにすぐつけなかったのは単純にドクターヘリの要請が速かったためであり、救急隊自体も迅速な現場活動、正確な全身観察を行っていました。そして、ランデブーポイントで有効な初療を行うことができ、直近の病院で受け入れていただけることができました。傷病者にとっては救急車による長距離搬送の負担もなくなり、現場に医療スタッフをひっぱりだした消防のスイッチオンが良い結果を生みました!




ただし『ポトン』の後、医療クルーは基地病院に戻らなくてはいけません。
携帯電話で乗換案内を調べながら、電車を2本とタクシーを乗り継いで1時間半のちょっとした旅でした。すでに真っ暗の中で病院に戻りましたが、今日の機長が救急外来で出迎えてくれました。風の強い中で安全、迅速に僕たちを現場まで送っていただいたことに感謝し、本日のミッションは終了しました。
15Kgのドクターズバッグがずっしりと肩に・・・
すっかり寒くなったのでジャンバーは必須アイテム。背中のデザインは鶴に似た群馬県の形です。
 
 
日没が早いこの時期・・・やはりポイントは消防本部の覚知段階での積極的なドクターヘリ要請です。

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