子供たちに『いのちの授業』を!

町田です。

昨日は新人看護師就職説明会が開催されました。日曜日にもかかわらず看護部長、看護副部長が朝早くから会場の準備を行っていました。多くの方が見学に来られており、実際にドクターヘリやCS室、ERの見学も行っていました。一人でも多くの方が仲間になって頂けるとうれしく思います。


救急車の現着までの時間の全国平均が『8.1分』までのびてしまいました。救急車の適正利用をお願いしているところですが、今日は自家用車できてそのまま救急初療室に直接搬入されることが多かったです。トリアージナースの的確な判断ですぐに初療が開始されましたが、救急車を要請しないで無理している印象を受けました。とても難しい問題ですね。

8.1分をすぐに直接短くすることはできませんが、僕たちにできることは救急車の患者をすぐに受け入れたりドクターヘリですぐに現場に向かうことです。医師が治療を開始することを早めるためにためらっている時間はありません。
でも救急車が来るまではやはり一般市民の皆さんに頑張っていただかないとなりません。心肺停止であれば絶え間ない胸骨圧迫と早期のAEDなど出来ることはたくさんあるので、それを伝えることも大切な僕らの任務です。

先日とある小学校の小学2年生4名に、道徳の時間の『いのちの授業』にビデオでの参加でしたが特別授業をさせて頂きました。心臓の話から始まり、命の大切さ、多くの周りの人に支えられて生きていること、そして小学2年生の自分にできることについてお話させていただきました。
4名の子供たちとは直接お話しすることはありませんでしたが、先日うれしいことに4名のメッセージが書かれた色紙をいただきました。暖かいメッセージにうれしい気持ちでいっぱいになりました。


世間では命に関して悲しいニュースが続いています。一向になくならない「いじめ問題」などは本当に本当に耐えがたいです。
僕たち医療現場で命と常に向き合っている声を子供たちに伝え、保護者、教師と共有していく必要があるように思います。今回の授業がこれから先の人生で『いのちを大切にする』ことについて考えるちょっとした手助けになってくれればうれしく思います。

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