現場への医療派遣の意義。

京都の祇園で大変痛ましい事故がおこりました。多くの傷病者が発生し、残念ながら亡くなられた方もいらっしゃいました。心よりお悔やみ申し上げます。
このような多数傷病者の時に、現場への医療チームの派遣が必要です。今回行われたどうかはわかりませんが、群馬県でも先日ドクターヘリで多数傷病者事案があり、その時の対応について救急科内でディスカッションしました。今後はドクターヘリ症例検討会などでもディスカッションを行い、消防の皆さんとも共通の認識を持てるようにしていきたいと考えています。

このように当科内では月に5回前後、何か困ったことやみんなの意見を統一した方がよいこと、また学会や研修会で学んだことを共有するために『ER勉強会』を行っています。2011年度も全61回開催されました。

平成23年度は以上の議題があがりました(抜粋)。
平成19~22年度は、http://www.gunma-redcross-icuqq.com/navigation/index.html

リンクさせていただいている但馬救命センタースタッフブログ(http://teccmc.blogspot.jp/)の4月11日の記事は『現場に救急医が出向く意義』でした。
群馬でもその意義を強く感じることが、今月だけでもすでに何回もありました。現場での高度の医療で心肺停止から蘇生したり、心肺停止を寸前でまぬがれて緊急手術につなげたり、その一方でもっと早く医療を提供できればと思うこともまだまだあります。
もちろん現場に出動する医療スタッフも常にスキルアップを図る努力をしなければいけません。

今月も天候に悩まされて、37件の要請のうち出動は24件・・・でも一昨日は重複要請が2回あったのに対して、1回目は協定を結んでいる栃木県ドクターヘリに出動していただき、2回目はセカンドクルーを派遣して対応しました。今日も重複要請があり距離と活動状況によりセカンドクルーの派遣はできませんでしたが、すぐに当院で受け入れることを決定し救急車で搬送していただきました。受け入れを保証する・・・これも大切な基地病院の役割です!

今日は新人研修医のBLS&AEDコースがありました。
将来の救命医療は皆さんの情熱にかかっています!

前橋も桜が満開です!

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