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悲しい出来事・・・

既にニュースなどで大きく報道されていますが、昨日群馬県内の高速道路で大きな事故が起きてしまいました。7名の尊い命が失われ、多くのけが人が発生してしまい、群馬県の各機関が総力を挙げて対応しましたが、深い悲しみに包まれた1日となってしまいました。 ブログへの多くのアクセスをいただき心より感謝いたします。しかしながら事故で犠牲になった方、そしてそのご家族、ご遺族の心理を配慮し、現時点での詳細な活動報告は当面自粛させて頂きたいと思います。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 今回の事故で犠牲になった方々とご家族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。 そしてこのような事故がもう2度と起こらないことを心より願っております。

ゴールデンウィークが始まりました。

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町田です。 ゴールデンウィークが始まりました。 今日は朝から大きな旅行バックをもった人々が高崎駅の新幹線の改札口を通っていて、またSLの運転があるようで多くの観光客が来ているようでした。町にも人があふれなかなかにぎやかなスタートのようです。 群馬は本当に自然が豊かであり、登山、温泉など多くのレジャーやのんびりするのに良いところです。多くの方の来県、お待ちしております。 ☆群馬県庁ホームページ『観光・県の紹介のページ』⇒http://www.pref.gunma.jp/01/index.html 救命センターにとってもゴールデンウィークは年末年始に続いて忙しくなる時期です。平時の救命センターの受診者が2~3倍になることもあり、また観光客の方々が運ばれることもあります。もちろんドクターヘリも休日に関係なくスタンバイしているので、県内全域に重症傷病者のために医療スタッフを現場に派遣します。そしてその傷病者の受入のためにER、ICUもスタッフを平時と同じように配備しています。 皆さんが群馬県で安心して観光を楽しめるように、僕たち救命センターのスタッフは病院で待機しております。 <上毛3山のご紹介>(すべてドクターヘリ出動の帰還時に撮影) 赤城山(群馬県警察ヘリの愛称は『あかぎ』です) 榛名山(群馬県防災ヘリの愛称は『はるな』です) 妙義山(*群馬県ドクターヘリの愛称ではありません・・・)

オームページを更新しました。

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町田です。 群馬県ドクターヘリが運航開始するにあたり、フライトドクター・ナースのスターティングメンバー全員が各地ですでに活躍していた基地病院で1~2週間研修させて頂きました。僕は日本医科大学千葉北総病院で研修を受けましたが、出動時間以外にも空き時間などを使って多くのことを教えていただいた先生が、今月から運航開始となった宮崎でのドクターヘリ事業の指揮を執っていらっしゃいます。九州では5機目のドクターヘリ、ますますのご活躍お祈りしています。 当科では本ブログのほかに、『前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科』と『群馬県ドクターヘリ』のホームページを運営しています。 新年度にあたりメンバーや実績など数ヵ所更新しました。是非ご覧ください! ☆高度救命救急センター実績 http://www.gunma-redcross-icuqq.com/center/index.html ほぼ右肩上がりです・・・でもまだまだ頑張らなければいけません! ☆集中治療科・救急科スタッフ紹介 http://www.gunma-redcross-icuqq.com/staff/index.html 相変わらず全国から集まっているとともに、群馬県出身の若者が地元救急医療のために入ってきてくれました。 ☆群馬県ドクターヘリメディカルスタッフ紹介 http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/content06.html 雨宮先生が今月からデビューです。関係者の皆さん、よろしくお願いいたします。

あうんの呼吸・・・(防災ヘリ・ドクターヘリ的運用)

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群馬県にドクターヘリが導入されたのは2009年2月18日ですが、その約半年前に防災ヘリにより県内4病院の重症対応が可能なドクター・ナースをピックアップして、重症患者の現場対応、施設間搬送を行う『防災ヘリ・ドクターヘリ的運用』が開始されました。 ドクターヘリが導入されるまでの半年間で12件の出動があり(11件が当院、1件が群馬大学医学部付属病院のドクター・ナースをピックアップ)、ドクターヘリが導入後も重複要請の対応の際にセカンドクルーの派遣のため、防災ヘリにピックアップしていただき出動することがあります。 先日もドクターヘリによる施設間搬送の調整中に現場救急の要請が入り、ドクターヘリはすぐに現場に向かって出動。そして施設間搬送も緊急度が高かったために急遽防災ヘリによるドクターヘリ的運航に切り替えて出動しました。 普段は救助仕様の防災ヘリもいまでは10分くらいで救急搬送用に変更、群馬ヘリポートを離陸し病院屋上ヘリポートでピックアップするまで5分・・・要請から早くて15分後には防災ヘリに同乗して現場や搬送元病院へ向かうことができます。 ドクターヘリとの違いは様々ありますが、共通点をあげてみると『資器材はドクターヘリと同様』、『目的は傷病者のもとに1秒でも早く接触すること』。防災ヘリの機長・整備士、防災航空隊の皆さんには群馬ヘリポートで気軽に声をかけて頂いたり、定期的に合同勉強会を行ったり、また実際に何度か同乗して出動することを繰り返すことで、無線で話すタイミング、機長や隊長に声をかけるタイミング、そしてローターを止めないもとでの活動に関して、ドクターヘリのクルーの時と同様にスムーズな活動ができるようになってきました。 ドクターズバック、モニター、薬剤、エコー・・・資器材は同じ! 安全ベルトを装着し防災ヘリに乗り込みます。 座り位置がドクターヘリとの違いです。 機長・整備士、隊長の指示に従い安全に現場に向かいます! ドクターヘリと防災ヘリの関係は、ドクターヘリの活動においてもコラボレーションが多くあります。 防災ヘリで救助した傷病者をドクターヘリに引き継いだり、現場から傷病者とドクターをピックアップして搬送したり、多数傷病者の現場にセカンドクルーを送り込んだり分散搬送の手段として活躍していただいています。 ドクターヘリ運航開始後の約3年間

“お詫び”と『JTASプロバイダーコース』の報告

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Web担当の伊藤です。 数日前よりブログ投稿機能が停止されていましたが、本日、無事に復旧いたしました。 お騒がせをしていましたが、こうして再びブログ投稿の運びとなりました。 ご心配かけて申し訳ありません。 今後とも、よろしくお願いいたします。 ☆ 4月21日、前橋赤十字病院において、JTASプロバイダーコースを取材しました。 日本臨床救急医学会JTAS検討委員会として、2012年(平成24年)4月よりJTASを用いた院内トリアージ講習(JTAS project)をスタートし、その記念すべきだ1回講習が前橋赤十字病院で開催されました。 講習の様子 日本臨床救急医学会と日本救急看護学会では、数年来、救急外来・時間外外来の緊急度のみたて(トリアージ)の開発を進めてきたそうです。その作業中に、カナダで運用中のCTSAに着目し、2009年カナダ救急医学会に代表団を派遣し、我が国へのCTASの翻訳と導入、これをもとにした日本版JTAS(Japan Triage & Acuity Scale)の開発につき契約を締結、2012年4月にJTASを完成させることを目標としたCTAS/JTASプロジェクトをスタートさせました。 院内トリアージにおけるJTASレベルの5段階を定め、患者来院時主訴の特定、来院時主訴の補足因子などについて理解を深め、適切なJTASレベルを割り当てられる講習を行っていきます。 これをiPadのオンラインシステムを利用し、レベルを特定する練習に、受講生は熱中されていました。 ケーススタディの様子。 iPad・・・・。文明の力もここまで侵入してきました。 当院、救急外来においても、今年に入り院内トリアージを開始し、JTASシステムを取り入れて行っております。 このコース概要の詳細は、後日、高度救命救急センターのホームページに掲載予定です。

集中治療科・救急科、全員集合!

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前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科に来て5年目に突入した町田です。 当科では、ドクターヘリ、救急外来、ICU、主治医業務に当番が分かれていて、ローテーションを組んで役割分担しています。毎朝ICUでカンファレンスを行っていますが、なかなか全員がそろって集まることができません。 今月は5日間のみ(おそらく今月しかチャンスなし)全員が朝集まれる日がありました。今までの4日はドクターヘリが出動したり、救急外来が混んでいたりなどでそろうことができませんでしたが、今日ようやく全員がそろうことができました。  2012年度 集中治療科・救急科スタッフ 14名 + 初期研修医 2名 5年目にして初めて当科スタッフ全員そろって集合写真をようやく撮ることができました。 どうぞよろしくお願いします! ~過去の集合写真~ 2011年度 集中治療科・救急科集合写真 (中野センター長をはじめ3名が・・・) 2010年度 当科&救急外来スタッフ集合写真 (この時はかなりかけています・・・) 2009年度 群馬県ドクターヘリスタッフ集合写真 (この時も中野センター長をはじめ3名が・・・) 2008年度・・・なし  ~おまけ~ 当科診療秘書の中島さん、牧野君と群馬大学医学部実習生の2名も一緒に!

北関東3県と高速道路について

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町田です。 北関東3県と言ってすぐに思いつく人は全国的には少ないと思います。 前橋赤十字病院は温泉や豚肉で有名な『群馬県』にありますが、北関東の1件です。それ以外には水戸黄門やあんこうで有名な『茨城県 』、日光や餃子で有名な『栃木県』があります。 この茨城県、栃木県、群馬県の北関東3県はそれぞれドクターヘリが運航されていて、『北関東3県広域連携』により重複要請の際に隣県に応援要請することができます。 具体的には、群馬県ドクターヘリは栃木県足利市・旧粟野町・旧足尾町・佐野市・岩舟町に応援出動することができ、栃木県ドクターヘリには桐生市・みどり市・太田市・大泉町・館林市・板倉町・明和町・千代田町・邑楽町に応援出動していただいております。ちなみに、昨年度は群馬から7件応援出動し、栃木からは9件応援に来ていただきました。 <2011年度北関東3県のドクターヘリ活動数> ・茨城県 出動:580件(要請:724件)・・・栃木県への応援出動:7件 ・栃木県 出動:613件(要請:683件)・・・茨城県への応援出動:9件、群馬県への応援出動:9件 ・群馬県 出動:676件(要請:912件)・・・栃木県への応援出動:7件 3県とも右肩上がりに出動数が増えています。そして茨城県も栃木県も、運航開始からの出動数は同じ時期の群馬県よりはるかに多くの出動があります。 この北関東3県ですが、昨年3月に北関東自動車道という高速道路で1本につながり、前橋から水戸まで約2時間で行けるようにもなり、いろいろな方面でより連携が強くなっているように感じます。 高速道路といえば、先日新東名高速が開通しました。それに関してとても興味のある記事を見つけました。 「新東名は東名より10キロ前後内陸を走り、開通する区間内のSAとパーキングエリア(PA)計13カ所のうち12カ所には防災ヘリやドクターヘリが発着できるヘリポートを整備。全線で2カ所しかない東名より格段に多い。」 とても心強い整備です! 災害以外でも高速道路の事故に対してドクターヘリは有効な手段であることは間違いないのですが、まだ群馬県では高速道路上には降りることができません(現在まだ協議段階)。運航当初は県内にあるSA 2ヶ所にヘリポートがも使用不可でしたが、いろいろ交渉を重ねた結果いまは使用可能になり

ドクターヘリ・・・機体もHPも変更です!

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町田です。 4月に入りすでに3週目に突入しています。早いものですね。 先週末に歓迎会が行われ、新しく来たスタッフも今週はすでに独り立ちして頑張っています。 2012年度は以下14名+空飛ぶ産婦人科の鈴木大先生でガンバっていきます! 『群馬県ドクターヘリホームページ』( http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/ )のトップページもリニューアルしました。写真が増えました! 『集中治療科・救急科ホームページ』( http://www.gunma-redcross-icuqq.com/index.html )とともに、近日中に2011年度の実績と2012年度の新スタッフなど、新年度の開始に伴い内容を更新する予定です。 そして、群馬県ドクターへリのエース機体の『ひとまるちゃん(JA6910)』は定期点検のためただいまお休み中です。代替機として昨日より『じろーさん(JA6926)』が群馬の空を飛びまわっています。昨年6月15日~8月5日以来の登場です。実は群馬県ドクターヘリ出動1000件目はこの機体でした。機体の種類はJA6910とおなじBK117C-2ですが、最新型のためか若干異なる部分があります。しばらくはこの機体とともに頑張ります。 最後に、ブログサイドメニューにFacebookの『前橋赤十字病院高度救命救急センター』ファンページリンクボックスも復活させました。 これからもよろしくお願いいたします。

集中治療科・救急科歓迎会!

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町田です。 本日は関東一円深い雲に包まれています。昨日ドクターヘリ待機終了後、『ひとまるちゃん(JA6910)』は定期点検のため、東京ヘリポートにある朝日航洋の基地に移動しました。夜間に代替機の『じろーさん(JA6926)』に資器材を移しましたが、昨晩からの悪天候のため東京にドクターヘリは足止めです。群馬県内で重症傷病者が発生しないことを心より祈っています。 昨晩は『集中治療科・救急科歓迎会 』が行われました。今までとは違って幹事のセンスあふれたおしゃれなイタリアンのお店で行われました。しかしトークは熱く、時々激論もあり、いろいろな考えをぶつけながら発展していく当科のスタイルがここでも見られました。皆さんの好き勝手な意見を聞き続けてくれた中野センター長に感謝です。あまりに盛り上がりすぎて終わったのは日付が変わるころでした。 菊谷先生、済川先生、小林先生、矢野先生、一緒に頑張っていきましょう! ちなみに昨日は藤塚先生のお誕生日! 30本のローソクを消す瞬間・・・ 朝はやや2日酔い気味でしたが、当科医師2名がJATEC東京コースにインストラクターとして参加中です。ー昨年度に当院当科を半年間研修していた先生が参加しています。その先生の上司から『とても頑張っていて貴重な戦力だよ!』という言葉をいただきました。当科で研修した先生がいろいろなところで活躍していることは本当にうれしいことです。

現場への医療派遣の意義。

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京都の祇園で大変痛ましい事故がおこりました。多くの傷病者が発生し、残念ながら亡くなられた方もいらっしゃいました。心よりお悔やみ申し上げます。 このような多数傷病者の時に、現場への医療チームの派遣が必要です。今回行われたどうかはわかりませんが、群馬県でも先日ドクターヘリで多数傷病者事案があり、その時の対応について救急科内でディスカッションしました。今後はドクターヘリ症例検討会などでもディスカッションを行い、消防の皆さんとも共通の認識を持てるようにしていきたいと考えています。 このように当科内では月に5回前後、何か困ったことやみんなの意見を統一した方がよいこと、また学会や研修会で学んだことを共有するために『ER勉強会』を行っています。2011年度も全61回開催されました。 平成23年度は以上の議題があがりました(抜粋)。 平成19~22年度は、 http://www.gunma-redcross-icuqq.com/navigation/index.html リンクさせていただいている但馬救命センタースタッフブログ( http://teccmc.blogspot.jp/ )の4月11日の記事は『現場に救急医が出向く意義』でした。 群馬でもその意義を強く感じることが、今月だけでもすでに何回もありました。現場での高度の医療で心肺停止から蘇生したり、心肺停止を寸前でまぬがれて緊急手術につなげたり、その一方でもっと早く医療を提供できればと思うこともまだまだあります。 もちろん現場に出動する医療スタッフも常にスキルアップを図る努力をしなければいけません。 今月も天候に悩まされて、37件の要請のうち出動は24件・・・でも一昨日は重複要請が2回あったのに対して、1回目は協定を結んでいる栃木県ドクターヘリに出動していただき、2回目はセカンドクルーを派遣して対応しました。今日も重複要請があり距離と活動状況によりセカンドクルーの派遣はできませんでしたが、すぐに当院で受け入れることを決定し救急車で搬送していただきました。受け入れを保証する・・・これも大切な基地病院の役割です! 今日は新人研修医のBLS&AEDコースがありました。 将来の救命医療は皆さんの情熱にかかっています! 前橋も桜が満開です!

新スタッフがそろいました!

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町田です。 異動の都合で1週間遅れで菊谷先生が今日からスタッフとして仲間入りしました。 さっそく今日からICUでの勤務を一緒に行いました。これから末永くよろしくお願します。 ということで、新スタッフ4名が勢揃いしました。 当院初期研修医上がりの2名はプレゼンテーションやERの初診に頭を悩ませながらも、遅くまで一生懸命頑張っています。済川先生は早くも当院のシステムに順応してテキパキと働いています。 左から、済川先生、矢野先生。 左から、小林先生、菊谷先生。 さっそく1年前に当科スタッフの仲間入りをした先生方により、熱い指導が行われています。 前橋はようやく桜のつぼみが開き始めたところですか、当科はさっそく春到来です! こちらは1年前の写真・・・

春はすぐそこまで・・・?

町田です。 今月3日に爆弾低気圧が日本列島を横断し、全国で特に強風による大きな被害がでました。いつも強風に悩まされている群馬県でも当然ながら・・・と思いきや、その日はなぜか風があまり強くなく、他の関東のドクターヘリが全面運休であったにもかかわらず、午前と午後の一時運航を行っていました。(実は要請もいただきましたが、低視程のため出動はできませんでした。) 翌日はもちろん空は晴れわたり・・・それが低気圧が来ているよりも強風で、1日中強風のためドクターヘリは運休になってしまいました。その後もずっと強風の日が続き、連日群馬ヘリポート待機と一時運休・運航再開の日々が続いています。 東京は桜が満開になったようですが、群馬は風がまだまだ冷たく前橋・高崎ではまだまだ桜は咲いていません。でもつぼみは大きくなってきており来週にはようやく日本の春を代表する景色が目の前にひろがることでしょう!すでに群馬県でも館林は桜がきれいに咲いているようです。今も強風がビュービュー窓をうちつけて寒い夜ですが、春は間違いなくすぐそこまで来ているようです。 4月に入ってドクターヘリ要請は15件、うち出動できたのは8件です。安全第一なので天気には勝てませんが、なぜか4月は要請ペースが落ちるのも毎年恒例のこと・・・強風時に降りられる病院近くのランデブーポイントがあれば十分対応できた重複要請もありました。新年度早々、昨年度からの問題点をそのままひきずっているところもあります。自治体、消防、基地病院で早急に解決しないといけない問題は山積みです。 寒さに負けずずっと耐えている桜のつぼみも、まもなくたくさんの花を咲かせます。救急医療にも耐えなければいけない問題がたくさんありますが、いつか桜のように世界に誇れる救急医療体制が群馬から発信できるように、当院も今年度はさらに頑張ります・・・頑張るしかありませんね!

2011年度の高度救命救急センターの実績です。

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町田です。 2012年度もすでに5日たちました。1月からずっと満床続きであったICUも、今週は病態が改善して一般病棟に戻れる方が多く、めずらしく空床がありました。今晩は久しぶりにICUで群馬大学医学部の実習生とともに過ごしています。あっという間に空床は埋まり、さらなる入室に対してベッドの大移動を行っています。またもやベッドがいっぱいになってしまいました。 3月まで当院初期研修医だった小林先生、矢野先生も、初期研修医時代とは違い患者さんの診療において責任が重くなります。緊張感のためか1日の終わりには今までにない顔を見せていますが、毎日一生懸命頑張っています。またこの病院の先輩として新しく来た済川先生にいろいろ病院のルールを教えてくれています。新鮮な日々です! 2011年度の高度救命救急センターの実績がまとまりました。 救急外来患者数や救急車の台数は例年と大きな差はありませんでしたが、ドクターヘリの出動数は伸びています。また合併症を多く抱えた重症患者さんの受入が多くなっているためにICUの平均在室日数が伸びています。にもかかわらずICU入室患者も増えています。昨年度1年間ずっとICUが満床に近い状態でベッドコントロールをし続けていた理由がなんとなくわかった気がします。

群馬県ドクターヘリ3月度実績、総実績更新しました

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Web担当の伊藤です。 月曜日から新年度が始まり、たくさんの新人が入社しました。新人さん達は現在病院のオリエンテーションを受けていますが、オリエンテーション終了後は、早速各部署に配属され、先輩達と一緒にオシゴト開始です。 私自身は去年と何も変わらず、変わることと言ったら、新人を1人もらえることくらいです。 でも、新人をもらえるとなると、一人前に育て上げなければならない、という十字架を背負うことになります。人の指導というのは本当に難しいことですが、精進して頑張りたいと思います。 さて、現在、高度救命救急センターの研修・教育のページをリニューアルしています。  作成当初よりコースが増えた、ということもあり、かなり大きくリニューアル予定です。 そんなこともあり、ここ数日、パソコンを酷使してしまいました。 以前からあまり調子が良くなかったのですが、昨夜とうとう、Web作成ツールとして使用しているアプリケーションが、呼びかけに反応しなくなってしまったのです。 何回か再起動をかけましたが、どうしても立ち上がりません。 JCS300ってとこでしょうか(笑) ドクターヘリの実績もまだ更新していないのに、ここで壊れたら大変なことになると、応急処置をとって、古いバージョンのWeb作成ツールをインストールしてようやく使用出来るようになりました。 まったく、パソコンにはヒヤヒヤしますね。 なんとかドクターヘリの実績も更新出来ました。 今も、ディスプレイがすぐに暗くなってしまうので、もう壊れる寸前なのかも知れません。早急に新しいパソコンを購入し、来月は新しいパソコンで作成したホームページをみなさんに公開出来ると思います。 また、先日、Facebookのレイアウト変更のことをお伝えしましたが、何故か3月31日でFacebookのレイアウトが変わってしまいました。それにともない、公開していたファンページの横幅が大幅に小さくなってしまい、とてもみっともなくて、一度閉鎖とさせて頂きました。 折りをみて作り直す予定です。どうか気長にお待ち下さい。

初日から全開です!

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本日から本格的に2012年度が始まりました。 初日なので入職式があったり入職者研修が行われていました。 しかし当院は高度救命救急センターです。年度初めから術後のICU管理を要する大きな手術が数件行われ、ドクターヘリも3件出動しました。今年度も24時間365日、眠らない病院です。 当科も新スタッフを除く全スタッフが朝のカンファレンスに集合!カンファレンス中に救急外来からの呼び出しもあり・・・新年度の顔合わせも早々に各部署に分かれて、いつも通りの忙しい勤務が始まりました。 異動の都合でまだ新スタッフ4人がそろっていないため、新スタッフの紹介は全員そろったらあらためて行います。済川先生、さっそく救急外来遅番お疲れ様です。 また各科でも新しい先生方がいらっしゃいました。どうぞよろしくお願いします。 本当は春らしく“桜”と行きたいのですが、まだ群馬は全然咲いていません。 そのかわりにイチゴの画像でお許しくださいm(__)m 栃木の『とちおとめ』はとても有名ですが、群馬の『やよいひめ』もとてもおいしいですよ! 明日は日本列島を急速には発達した低気圧が通過するとのことです。 けがや事故に十分気を付けてください。 ヘリももちろん格納中です・・・

2012年度のはじめに・・・(群馬県ドクターヘリ3月&2011年度実績速報付)

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町田です。 2012年度が始まりました。が、日曜日ということもありいつものように勤務が行われていて、まだまだ始まった感はつかみにくかったです。しかし、年度がかわりメンバーが入れ替わるこの時期も、救急や集中治療へのニーズは決して減ることはありません。新しい仲間に仕事を教えつつも、いつもと同じレベルの医療を保っていく必要があります。 明日は新入職員の辞令交付式があります。それからが本格的な2012年度の始まりですね。(とはいいつつ、矢野先生にはさっそく今日からICU当番でガンバっていただきました。)僕たちも気合を入れて頑張ります! ☆☆群馬県ドクターヘリ実績速報☆☆ 【2012年3月】 <要請・出動> ドクターヘリ要請:96件(先月+10件) ドクターヘリ出動:67件(先月+9件) ・現場出動:56件 ・施設間搬送:6件 ・出動後キャンセル:5件(キャンセル率:7.4%) ・その他:0件 未出動:29件 ・重複要請 6件 ・救急隊現着後キャンセル 8件 ・天候不良 14件 ・待機時間外 1件 <要請元消防本部>要請/出動 ・吾妻広域消防 17/11件 ・高崎市等広域消防 14/11件 ・前橋市消防 14/10件 ・多野藤岡広域消防 13/10件 ・桐生市消防 9/4件 ・利根沼田広域消防 8/7件 ・館林地区消防 5/3件 ・伊勢崎市消防 5/3件 ・太田市消防 4/4件 ・渋川広域消防 4/2件 ・富岡甘楽広域消防 3/2件 <搬送先病院> ・18名 前橋赤十字病院 ・6名 公立藤岡総合病院 ・5名 高崎総合医療センター ・4名 群馬大学医学部附属病院、群馬県立心臓血管センター ・3名 済生会前橋病院、総合太田病院、公立富岡総合病院 ・2名 足利赤十字病院(栃木)、桐生厚生総合病院、沼田脳神経外科循環器科病院、伊勢崎市民病院 ・1名 佐久総合病院(長野)、埼玉医科大学総合医療センター(埼玉)、日高病院、館林厚生病院、利根中央病院、北関東循環器病院、老年病研究所附属病院、美原記念病院、前橋脳神経外科病院 <ランデブーポイント> ランデブーポイントが館林地区消防で28ヶ所、前橋市消防で1ヶ所を新設→県内626ヶ所 ・新たに8カ所のランデブーポイントに着陸→314ヶ所のランデブーポイントに着陸 ・新たに3カ所の現場直近に着陸