第1回群馬ITLS Pediatric Courseが開催されました!

Web担当の伊藤です。
本日、前橋赤十字病院で、第1回群馬ITLS Pediatric Courseが開催されました。
このコースは、初の病院搬入前の外傷処置教育訓練コースであるInternational Trauma LifeSupport(ITLS)が、パラメディック(救急救命士)や救急医療関係者向けに開始した小児特有なアクセスのしかたや、ケアを学ぶコースです。

鶴岡 信先生(コース管理:支部メディカルディレクター)
による小児外傷総論講義の風景
子供の体の機能は発達段階ごとに成長していき、それぞれの年齢ごとに各症状に対する評価や対応の仕方も変わってきます。
午前中のAssessment Skill Stationでは、12の症例をもとに、状況評価と生理学的徴候による初期評価を繰り返し、徐々に子供の特徴やコミュニケーション、受傷機転の特徴に対し理解を深め、解剖学的徴候による全身評価まで学習を進めていきました。









インストラクターによるデモンストレーション。
「見て、聴いて、触って」は大人も子供も共通です!
午後のSkill Stationでは、輸液療法、気道呼吸の異常に対する気道管理、バッグボードを使用した脊柱運動制限、屋外での車外救出と脊柱運動制限を学びました。













車外救出にあたっての事前講義
コース最後のSenario Stationでは、今日1日学んだことの総まとめの症例を実習しました。
午前中は子供(人形ですが)の外傷に戸惑い気味だった受講生も、Senario Stationの症例では、初期評価、それに対応する処置を行い、脊柱固定、輸液管理、病院へのファーストコールなど、見違えたようにテキパキと実習さられていました。










今日の前橋は、群馬名物冷たいからっ風が吹く物凄く寒い1日でしたが、受講生の方、インストラクターの方ともに、寒さを吹き飛ばす熱心な姿にとても感動致しました。

このコースの概要は、近日前橋赤十字病院 高度救命救急センターホームページにて掲載予定です。

コメント

  1. 集中治療科・救急科の町田です。
    今月は教育・研修コースが立て続けに行われております。
    僕も木曜日の高度救命救急センターBLS&AEDコースのディレクター補佐に引き続き、今週末は横浜でMIMMS-GICを受講生として参加中です。

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