救命の連鎖のスタート!~高校生へのBLS&AEDコース~
集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。
本ブログを初めて今日でちょうど1年がたちました。相変わらずの読みづらい文章で、外国語と同様に1年たっても文章力が全く上がっていませんが、この1年で海外からも含めて10万件以上のアクセスをいただきました。今後とも皆さんに当院高度救命救急センターにまつわるいろいろな話題を提供させていただこうと考えております。どうぞよろしく願いたします。
今日は前橋市立前橋高等学校で救急救命講習会を開催しました。内容はBLS&AEDコースです。この学校では毎年この時期に高校1年生全員を対象に本コースを開催しており、今年で8回目を迎えました。
救急車やドクターヘリでどんなに現場に急いでも、傷病者の心肺停止からこれらが到着するまでに必ず数分の時間ができてしまいます。救命の連鎖のスタートはこの時点から始まっています。そしてこのスタートの部分を担っているのが一般市民の皆さんです。最初のスタートを切ってもらえる人になっていただけるよう、本日はAEDの使い方やBLS(人を呼ぶ、素早く胸骨圧迫を始める)についての講習を行いました。
前橋市内での開催にもかかわらず、インストラクターは群馬県各地から52名が集まり、おのおの各職場のユニフォームで指導をしました。いわゆる『コスプレコース』です。BLS&AEDを覚えていただくことはとても大切であるとともに、普段から救命に携わるスタッフの雰囲気も味わっていただこう(一つの職場体験)ということもあります。ちなみに中野センター長はスクラブに白衣、僕はフライトスーツで参上しました。
何も知らないと何もできませんが、ちょっとでも知っていれば何かはアクションを起こすことができます。救命のカギを最も握っているのは、一般市民の皆さんです。
今回ご協力いただいたインストラクターの皆様、そして学校の先生方、そして頑張って大声で人を呼んだり胸骨圧迫を頑張ってくれた生徒の皆さんに心より感謝いたします。今後もこの活動は継続して行っていきます。
本ブログを初めて今日でちょうど1年がたちました。相変わらずの読みづらい文章で、外国語と同様に1年たっても文章力が全く上がっていませんが、この1年で海外からも含めて10万件以上のアクセスをいただきました。今後とも皆さんに当院高度救命救急センターにまつわるいろいろな話題を提供させていただこうと考えております。どうぞよろしく願いたします。
今日は前橋市立前橋高等学校で救急救命講習会を開催しました。内容はBLS&AEDコースです。この学校では毎年この時期に高校1年生全員を対象に本コースを開催しており、今年で8回目を迎えました。
救急車やドクターヘリでどんなに現場に急いでも、傷病者の心肺停止からこれらが到着するまでに必ず数分の時間ができてしまいます。救命の連鎖のスタートはこの時点から始まっています。そしてこのスタートの部分を担っているのが一般市民の皆さんです。最初のスタートを切ってもらえる人になっていただけるよう、本日はAEDの使い方やBLS(人を呼ぶ、素早く胸骨圧迫を始める)についての講習を行いました。
資器材の多くを日赤群馬県支部よりお借りしました。 ご協力ありがとうございました。 |
インストラクターもおのおの職場の格好で登場です! |
前橋市内での開催にもかかわらず、インストラクターは群馬県各地から52名が集まり、おのおの各職場のユニフォームで指導をしました。いわゆる『コスプレコース』です。BLS&AEDを覚えていただくことはとても大切であるとともに、普段から救命に携わるスタッフの雰囲気も味わっていただこう(一つの職場体験)ということもあります。ちなみに中野センター長はスクラブに白衣、僕はフライトスーツで参上しました。
今回より中野センター長からCMDを引き継いだ町田の講演に続いて・・・ |
渋川広域消防一座によるデモンストレーション。 迫真の演技と学校の先生の名演技に生徒は大盛り上がりです! |
その後、実際にAEDや胸骨圧迫を中心としたBLSの実習を行いました。 人を呼ぶための大きな声が体育館中に響き渡り、 AEDを取りに生徒や先生までもが体育館を走り回っていました! |
今回のコースから先生のブースもあらたに登場し、 ここは大ベテランの中野センター長と大舘師長が担当しました。 学校の先生ですがこの時間は生徒ですね! |
毎年秋、もうすっかりこの学校の風物詩です! |
このコースを受講したのをきっかけに救急救命士になった方もいます。また今年5月には倒れている人にすぐにBLSを行い救急隊に引き継いだ当高校の生徒さんもいたとのことです。「2年前にこの講習を受講したからできた!」と言ってくれたそうです!何も知らないと何もできませんが、ちょっとでも知っていれば何かはアクションを起こすことができます。救命のカギを最も握っているのは、一般市民の皆さんです。
今回ご協力いただいたインストラクターの皆様、そして学校の先生方、そして頑張って大声で人を呼んだり胸骨圧迫を頑張ってくれた生徒の皆さんに心より感謝いたします。今後もこの活動は継続して行っていきます。
高校生対象の研修会,とっても素晴らしいですね。
返信削除この年代からしっかりした研修を受けることで,彼らの【命】に対する意識が研ぎ澄まされていくことと思います。
また,いろいろな職種の講師と接することで【生きたキャリア教育】が実践されることは言うまでもありません。
ただ単に救命技術を身に付けるだけではない,それ以上に大きな大きな意味を持っている研修会だと思います。
この輪を大きく大きく広げていきたいですね。
itakuraさん、ありがとうございます。
返信削除『若い世代に命を守る活動をひっぱっていっていただきたい!』といつも考えています。彼らには勇気と体力があります。
救急隊が到着するまでの数分間が一番大切であることを、もっともっと多くの若者に伝えていきたいです!