2011年10月1日土曜日

大規模災害での『こころのケア』の必要性を考える。

本日当院において第20回麻酔科・救急医療研究会が開催されました。代表世話人を中野センター長がつとめ、研究会のテーマは「救護者の『こころのケア』」に焦点を当てた「大規模災害での『こころのケア』の必要性を考える」でした。

・特別講演Ⅰ
「日航機墜落事故における救護活動-生存者の救出を行って-」
前橋赤十字病院 角田美代子看護係長
・特別講演Ⅱ
「日航機墜落事故における救護活動-死体の処理を行って-」
前橋赤十字病院 前田陽子看護部長
・教育講演
「急性期災害医療における心のケア」
神戸赤十字病院心療内科部長 村上典子先生




東日本大震災では当院からも多くの日赤DMATや日赤救護班を派遣しましたが、当院がある群馬県においては今から26年前に“日航機墜落事故”が起こり、その際に当院の先輩方が救護班として参加しました。“日本の災害救護活動の原点”ともいえるその活動から現在の日赤の災害救護やヘリコプターを使用した医療活動が発展していったといっても過言ではありません。

しかし壮絶な環境や状況に活動中した救護者自身も多くのストレスなどを受けていました。今回これからの救護活動者のためにと、その当時実際に活動を行った当院前田看護部長と角田看護係長より、当時の様子とともに「救護者の『こころ』」について貴重なお話をいただきました。今と違って携帯電話など通信が発達していない時代の中で実際に現場にヘリで降下して行った救護の様子、そして遺体安置所でのご遺体の修復や検死介助といった僕にはまだ想像もつかない貴重な体験談はこころに強く印象付けられました。


また「災害時の『こころのケア』」の第一人者である神戸赤十字病院心療内科部長の村上先生より、とくに“災害急性期”における『こころのケア』」についてご講演をいただきました。先生のお話はDMAT研修や日赤災害救護訓練の際にも何度か伺ったことがるのですが、急性期にはつい後回しにされがちな『被災者の方へのこころのケア』、またつい忘れがちな『救護者自身のこころのケア』の大切をいつも学ばせていただいています。今日も本当に大切なことを思い出させていただきありがとうございました。



前橋赤十字病院の災害救護活動の原点を体験した方々の話は、これからの日赤DMATや日赤DMATの災害救護活動のさらなる発展にとって本当に多くのことを伝えていただきました。先輩方の残してくれたことをきちんと引き継いでいく災害救護活動が当院にはきちんとあります!


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