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群馬県ドクターヘリ、1000件出動達成しました!

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 本日群馬県ドクターヘリは、平成21年2月18日の運航開始から952日目でようやく1000件出動を達成しました!  皆様のご協力で無事故で1000件出動達成しました。 群馬は小麦の収穫が終わり 畑に水をいれて水田になります。  今日も昨日に続いて日差しが強く照りつける梅雨の合間の蒸し暑い日でした。昨日までで999件の出動を数えていた群馬県ドクターヘリでしたが、本日午前中に1000件出動を達成しました。実はこの時2件の要請が同時にあり、離陸する直前に医療無線で2件の情報を聞きながら出動する方を決断して離陸しました。尚、向かえなかった方に関してはすぐに当院ER当番医により調整を行い、当院で受け入れを行いました。  1000件目のランデブーポイントは 藤岡中央公園でした。  1000件目の出動も救急隊現着前の消防覚知早期要請でした。最近になって再びドクターヘリを要請するタイミングが早くなってきています。また現場での活動ののち直近の総合病院に受け入れていただきました。 群馬県では傷病者の半数近くを前橋赤十字病院以外の病院で受け入れていただいており、現場で傷病者の安定化&評価、そして地域病院に受け入れていただくとことがいつもと同じように1000件目の出動でも行われました。  受入はいつもお世話になっている 公立藤岡総合病院でした。  最近の全国のドクターヘリの出動件数を考えると、952日で1000件(1.05件/日)という数字は決して早いものではありません。しかし、明らかに運航開始のときに比べて1日平均件数の増加や活動時間の短縮、超重症患者の救命率の上昇などレベルはアップしています。いろいろ言い合う(?)こともありましたが消防の多大なる協力、各病院との連携、県からの多大なる支援、そして県民の皆様のご理解の賜物です。 1000件出動はあくまで通過点・・・フライトドクターは現場でできる限りにことをする思いと現場滞在時間短縮との葛藤の中でベストの方法を目指し、またフライトナースも最初はたった3人からスタートしましたが現在5名に増えさらなるスキルアップを目指しています。 一緒に現場で活動した新町救急隊。 いつも現場で活躍してくださる救急隊、 支

いろいろ準備中・・・

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 栃木県との訓練、999件目の出動を 担当した空飛ぶ救急産婦人科医! (写真は搬送先選定中に様子)  本日お休みをいただいていた町田です。 私用で高崎市内を車で走っていたら、頭上を防災ヘリが群馬ヘリポートに向かって飛んでいきました。任務終了後の帰還だったのでしょうか。お疲れ様でした。 この2日間あいにくの梅雨空で6件の要請に対応できなかった群馬県ドクターヘリでしたが、今日は久しぶりの晴れ空が広がり3日ぶりに出動することができました。本日の出動で平成21年2月18日の運航開始以来999件の出動数となりました。  今日のドクターヘリは出動以外に栃木県で訓練がありました。東日本大震災の影響で延期されていたドクターヘリの北関東3県広域連携がいよいよ始まります。その開始に向けて、群馬県ドクターヘリが出動する可能性のある栃木県の消防本部との合同訓練が、今日までに3消防で行われました。 栃木県の佐野消防に大好評であった 群馬県のマスコット“ぐんまちゃん”。 栃木県ドクターヘリと群馬県の消防本部との訓練はすでに終了しています。茨城県と栃木県もすでに訓練は終了しているとのことです。 茨城県と群馬県が直接絡むことは今のところありませんが、群馬県に栃木県が応援に来ていて、その間に栃木県の事案が発生した時に茨城県が栃木県の応援に行くなど、間接的には連携する可能性はあります。いまいち全国的に知名度の低い北関東ですが、強力なスクラムを組んで1人でも多くの傷病者のもとへ向かえるよう頑張っていく次第です。(北関東3県広域連携に関する詳細は後日ブログにアップする予定です。)  【北関東アピール①】 基本的に群馬・栃木・茨城に3県です。 各県にあるJ2チームを言えれば、 あなたは相当の北関東通ですよ!   【北関東アピール②】 北関東自動車道でつながっています! 各県の名産品が頭に乗っています。   その他いろいろ準備中のものがあります。  ・桐生タイムスの取材(夏の病気の解説と予防) ・高崎市内の幼稚園保護者会セミナーの講演会(子供の安全を守るために必要な知識) ・高崎市内の幼稚園先生への心肺蘇生法の講習会 (上記はあくまで町田の分のみ・・・) 救急科医は救命医療に日々全力を尽

東日本大震災における前橋赤十字病院の活動報告

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梅雨の真っ只中で、群馬県も昨日からは再び雨空が広がっています。 群馬県ドクターヘリもここ3日間で11件の要請をいただいていますが、視界不良などが重なり4件しか出動することができませんでした。 1000件出動まであと2件です。群馬県民の健康と安全を祈りつつ、いつでも出動できるよう常にスタンバイしています! 今回の東日本大震災における前橋赤十字病院救護班の活動も、今月で岩手県内での活動を終了しました。(岩手県でのこころのケア班の活動は続きます。) 地震発生直後より3/15までは日赤初動救護班(DMAT)5班が、岩手、宮城、福島の3県で活動を行い、3/15~6/19は日赤救護班13班が主に宮城県石巻や岩手県釜石などで活動を行いました。また、3/21には福島県の病院からの患者受入(2日目)でDMAT 2班が活動しました。(日赤初動救護班(DMAT)&日赤救護班で合計20班、病院職員のべ129名+日赤群馬県支部調整員・接骨師ボランティア。)   救護班以外でも、福島県の病院からの患者受入(1日目)では病院職員103名+α(たくさん)が、石巻赤十字病院支援で医師1名、看護師13名、薬剤師3名が、ソーシャルワーカー派遣で2名が活動しました。またドクターヘリによる被災地からの後方搬送患者の受入も行いました。 前橋赤十字病院は被災した地域の皆様の支援活動を続けるために、全職員をあげて活動を支えています。実際に現地で活動する職員を派遣するためには、その分の病院に残っている職員でその分を穴埋めする必要があります。でもこの活動中も病院はいつもと同じ医療体制で、高度救命センターとしての任務を続けています。 今月末からこころのケア班が岩手県釜石地区で活動を行っています。また来月は福島原発関連のDMATや日赤救護班の派遣が予定されています。また石巻赤十字病院への救急科医師の派遣も行われます。 『災害医療の急性期から慢性期まで継続した活動』、これこそが多くの先輩方が今まで作り上げてきた前橋赤十字病院救護班の大きな特徴です。 現場でのCommunicationに必須の無線機たち! 日赤初動救護班(DMAT)の資器材 日赤救護班の資器材

2日連続猛暑日&多野藤岡広域消防本部との懇親会!

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猛暑を集中治療室の当番で逃れていた町田です。  昨日19時の前橋市内の夕景。 この時間でまだ気温35度以上・・・  昨日まで2日間猛暑日が続きました。群馬県内では館林(恒例!)と高崎が39度を超えましたが、ドクターヘリも昨日の2件出動先は館林と高崎でした。猛暑の中での活動となり、救急隊・支援隊の方々、フライトスタッフはみんな汗だくだったとのことです。お疲れ様でした。 尚、昨日は重複要請で2件要請に対応ができず申し訳ありませんでした。またもう1件未出動がありましたが、運航開始前に要請をいただきドクターヘリが始動準備中に救急隊判断でキャンセルという指令段階での積極的な要請でした。 そんな積極的な要請をいただいた多野藤岡広域消防本部の皆さんと昨日懇親会があり、ドクターヘリの機長2名と町田が参加しました。 多野藤岡広域消防本部の皆さん。 いつもお世話になっております!  普段現場でよく顔を合わせている救急隊や支援隊の方々と、現場での良かった点・反省点、その地域の特徴や上司・部下の話、時にはその人の昔話(逸話)など、お酒も入っていたせいか本音トークで話すことができました。ちなみに僕は同消防本部管轄の分署すべてで現場医療派遣の経験がありますが、どの分署(特に鬼石、奥多野)のドライバーの方も谷沿いの道をぐんぐん進んでいくプロ級の運転でした(時々酔うことも・・・)。また通信指令課の方からは、同消防本部で独自のキーワード方式の要請基準を作っている(なるほど、要請がいつも早いわけですね!)など貴重なお話を伺うことができました。 同消防本部の管轄地域は、神流川沿いの谷に沿った東西に長いエリアです。谷沿いの道しかなく(電車、高速道路はありません)、消防本部のすぐ近くで同地域の患者の多くを引き受けてくださっている公立藤岡総合病院までも、場所によっては1時間半近くかかる場合もあります。ドクターヘリがそのような地域の与える恩恵は大きく、それを理解して要請してくる通信指令課の活動力に感激しました。消防本部のグランドも使用可能となり、隣接する公立藤岡総合病院への搬送時間もぐっと短縮できるようになりました。 今後も各消防本部の皆さんともっともっと顔の見える関係になれるよう、積極的に勉強会、懇親会の場を設けようと考えています。よろし

猛暑日!

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 この時期はとっても蒸し暑く、道産子の僕にとっては最もきつい時期・・・でも今はちょうどICU当番で、室内にこもっての勤務のためちょっとばかり助かっています。 <昨日の最高気温ベスト10> この夏の課題“熱中症対策と節電” ICUのカンファレンスルームの冷房 設定は28度、無駄な電気は消す! (消し忘れてよく怒られています。) ①群馬・館林&群馬・伊勢崎(36.2度)、③群馬・前橋(36.0度)、4.埼玉・熊谷(35.5度)、⑤静岡・静岡&群馬・上里見(35.3度)、⑦埼玉・秩父&群馬・西野牧(35.2度)、9.山梨・大月&栃木・佐野(35.1度) 日本で1,2番の暑さを誇る(?)群馬県ですが、さっそく昨日から2日続けて猛暑日を記録しています。昨日の国内の最高気温ベスト3は群馬県で独占しました。あまりうれしくないですけどね・・・ 毎年恒例で7月に猛暑の館林でICLSコースがありインストラクターで参加しますが、暑さを乗り切れるかどうかが心配です。 ドクターヘリもすでに熱中症関連の出動が連日あり、また救急科に入院している熱中症の患者さんもいます。ドクターヘリのスタッフもさすがにみんな汗だくで帰ってきます。とくに連続出動ではなかなか水分補給ができなかったり、外傷患者の搬送の際は低体温にならないように基本的にヘリのエアコンはオフにしているので、スタッフが脱水症状にならないように最新の注意を払っています。 本格的な夏よりもこの時期のほうが熱中症によりなりやすいといわれます。暑い時間帯には決して無理をせず、休憩や水分補給をこまめにしながら仕事や遊びに励んでください。また、体力が弱らないように十分な睡眠時間をとるように(なかなか難しいけど・・・)してください。 昨日18時半ころにヘリが帰還。 要請受付終了時間(17:30)ぎりぎりの 要請でしたが、この時期は日没が 遅いので十分対応が可能です。 ドクターヘリもようやくコンスタントに出動するようになり、今日まで5日連続で1日3件以上の要請をいただいています。16件の要請のうち8件は消防覚知同時&救急隊現着前要請でした。この5日間の現着前要請率の高さは、しばらく群馬ではみられなくなっていたものでした。めったに要請がない消防本部からもこの2日間に

“命の授業”第2弾

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 今年度もゴルフ場に着陸です。 この1週間でドクターヘリは15件出動しており、ここ3日では9件とようやく本来の姿を取り戻してきた感があります。とくに消防覚知からヘリ要請までの時間が早くなっており、それに伴いいい意味でのキャンセル率も増えています。何よりも早期医療接触による現場での患者の安定化や搬送中の急変の防止が有効に行われています。 群馬県ドクターヘリの出動件数も988件になりました。間もなく1000件になりそうですが、今まで通り安全第一かつ無事故で活動していきます。 今年3月1日、みどり市立笠懸東小学校3年1組の道徳の授業で、“命の大切さを学ぶ”というテーマでゲストティーチャーとして教壇に立たせていただきました。 ☆その時の様子は →  http://drheli-gunma.blogspot.com/2011/03/blog-post.html カメラが回ると緊張します。 実際の授業のほうが楽かも・・・ そして来月1日にもみどり市立あずま小学校3年生の道徳の授業にもゲストティーチャーとしてお招きいただきました。今回の東日本大震災の救護活動の経験やそこで感じた命のことについて授業を行う予定ですが、都合によりビデオによる参加となりその撮影を本日の勤務終了後に行いました。 約10分弱ですが、ビデオに災害医療や救急医療を通じて感じている思いを伝えたつもりです。直接児童の皆さんと対話ができず残念ですが、若者の心にどのように伝わるか楽しみです。 遅い時間に撮影に来ていただいた先生に心より感謝いたします。よい授業になることを心より願っております。 帰り道の途中、自宅のすぐ近くで交通事故現場に遭遇しました。警察により現場の安全確保済、さらに警察官の方が感染防御用にと手袋をかしてくれました。すでに居合わせた看護師の方の声掛けもあり、救急隊到着までJPTECに沿った初期評価を行いました。幸いLoad & Goではなく、すぐに駆けつけたドクターヘリや救急外来でよく知った顔の消防隊&救急隊の皆さんに引き継ぎました。もちろん酸素投与、活動性外出血の確認、頸椎カラーは忘れませんでしたよ。

当直明け・・・

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 6/18(土)は救急外来の日当直で、4月から来た原澤先生と一緒でした。 あいにくの空模様・・・除細動器と ともにヘリの到着を待ちました。 朝からあいにくの雨模様でwalk-inの受診のまばら、雲も低く垂れこめていたためドクターヘリも運休であったため、日中は比較的静かな救急外来でした。午後になっても雨は降っていましたが少し空が明るくなり、小児科2次当番であったためか小児科の受診が増えてきました。またドクターヘリも病院から南の5分圏内のみの運航可能となり、すぐにその圏内からドクターヘリ要請がありました。  パッドはそのままヘリの除細動器から 持ってきた除細動器に交替しました。 現場救急隊によりABは確保されており、Cの不安定に対して早期の医療介入で安定化することができました。しかし緊急治療が必要であったため、すぐにヘリで当院に搬送となりました。前橋消防の救急車内のAEDパッドがヘリと救急外来の除細動器と共通であるため、僕たちも屋上ヘリポートに除細動器をもって待機し、ヘリから患者をおろすと同時にもってきた除細動器と接続しました。 心臓血管内科は緊急カテーテル治療を2件かかえていましたが、オンコールで人員を増員していただきドクターヘリの患者にも対応していただきました。早期医療介入である程度安定化した状態で引き継ぐことができました。  当直明けのモーニングコーヒー。 心と体に香りがしみわたります~ 当直帯に入り緊急心臓カテーテル治療は3件目に突入、救急外来も混み合ってきました。そんな中で重症患者の転院搬送があり、すぐに整形外科で緊急手術が行われました。 夜中には消化器外科の緊急手術もあり、それと同時に消化管出血による出血性ショックの救急搬送が2件続き、2件とも緊急内視鏡が行われました。小児患者の受診は夜中も続いていましたが、朝方には救急外来も落ち着き朝を迎えました。 今日は雲はかかっていますが、久しぶりに太陽の光と青い空を見ることができました。9時になり本日の日当直の雨宮先生、初期研修医ローテーション中の柴田先生にホットラインを引き継ぎ、僕は眠い目をこすりながらCS室でCSが沸かしてくれたモーニングコーヒーをいただきました。 AHA-PALSコースの一コマ

“JA6910”はお休みをいただきます。

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 群馬県ドクターヘリの機体は、基本的にBK112C-2という日本製のヘリコプターを使用しています。 ☆詳細は→ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/summary.html また車のナンバーと同じようにヘリコプターには“機番”があり、“JA6910”が群馬県ドクターヘリの番号です。通称「ひとまるちゃん」と呼ばれています。 夕闇のいわて花巻空港に着陸するJA6910。 実は6月14日をもって「ひとまるちゃん」はお休みに入ってしまいました。べつに故障が起きたわけではありません。ヘリコプターも車と同様に定期点検があり、今回は年に一度の耐空検査整備といわれるもので約1か月間の点検に入ります。 群馬の夏の猛暑、冬の強風と過酷な気象条件に耐え忍び、また東日本大震災では4日間で福島、宮城、岩手の3県で活動しました。相当機体には負担がかかったと思いますので、この1年間の疲れをしっかり取っていただきリフレッシュして群馬に戻ってきてください。  岩手県から帰還中のJA6910。  東京ヘリポートの格納庫内で資器材を入れ替えます。 (手前がJA6926、奥がJA6910) 「ひとまるちゃん」が点検の間ももちろんドクターヘリ事業は中断しません。6月14日の運航終了後に朝日航洋の格納庫がある東京ヘリポートに移動し、代替機に資器材の入れ替えを行いました。代替機は“JA6926”・・・新型のBK117C-2です。 そして6月15日の早朝にJA6926は東京ヘリポートから群馬ヘリポートに移動、給油を行ったのちに屋上ヘリポーチへ帰還しいつも通り運航を開始しました。 こちらが代替機のJA6926です。新品のため白色が鮮やかです。 ちなみに後ろの朝日航洋の格納庫で『DEEP PEOPLE』の撮影が行われました。 「ひとまるちゃん」が戻ってくるまでの約1ヶ月の間、皆さんの命を守るためにJA6926が群馬の空を飛びまわります。よろしくお願いします。 今日のJA6926。

前橋日赤救護班第20班が出発しました。

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 宮崎院長はじめ病院スタッフのから激励をうけて出発です。  本日朝9時に前橋赤十字病院救護班第20班が福島県会津若松地区に向けて出発しました。班長は消化器内科の小林修医師で、医師2名、看護師2名、事務1名での出動です。 最近の派遣では釜石地区で活動を行っていましたが、6月3日派遣を最後に地元医師会に引き継ぎ、釜石地区での日赤救護班活動は終了の運びとなりました。 そして今回より福島会津医療圏における救護活動が始まりました。 これからも日赤救護班活動、心のケア活動、福島原発に関するDMAT対応や石巻赤十字病院へのスタッフ応援派遣など、当院の救護活動は続きます。

ドクターヘリ写真館更新しました。

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@JUNです。 季節が初夏に移りつつあり、冬色だったドクターヘリ写真館も、夏服に衣替えを行いました。 先日もお伝えしましたが、総掲載写真枚数が82枚という数になってしまったので、Flikcrにアップロードして、そこからみなさんに快適にご覧頂ける様、いろいろと工夫致しました。 以下のようにお楽しみ下さい。 ★ドクターヘリ写真館★ http://www.gunma-redcross-icuqq.com/dr-heri/content09.html 本日、60,000Hitをカウント致しました。今後もよろしくお願いします!

第14回日本臨床救急医学会に参加しました。

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集中治療科・救急科&フライトドクターの中村です。 6月3日(金)、4日(土)北海道の札幌市 札幌コンベンションセンターにて第14回日本臨床救急医学会に参加してきました. 2日(木)は当直明けだったため,17時30分発のJALで札幌入りしました.札幌は思ったよりも暖かく,過ごしやすかったです. 当院からの発表演題は2題でした. 1日目に ・中村:「災害超急性期 ドクターヘリ使用経験 -岩手県ヘリ運航調整本部を経験して-」 2日目に ・小倉:「Edwardsiella tarda感染によりSeptic shockになった一救命例」 我らが中野部長は1日目に座長をされておりました.それ以外は会場でお会い出来ませんでした!? 今回の演題の中で興味を持ったのは「Post-Cardiac Arrest Syndrome(PCAS)」です.当院にも心肺停止の患者さんが多数搬送されてきますが,社会復帰する方はごくわずかです.今後も,“脳蘇生”の必要性を強く感じました. 学会終了後?,墓参りに行き,18時発のJALで帰ってきました.「First Classに空席があり,8000円で座れる」とアナウンスがありましたが,財布と相談し断念しました・・・.残念. 今日から中村、町田で立川の災害医療センターで開催されている日本DMAT隊員養成研修のスタッフで参加しています.

群馬県ドクターヘリホームページ、新年度バージョンへリニューアル中。

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Web担当の@JUNです。 去年筆者がデジカメで撮影した紫陽花。 今年は一眼レフで撮影にチャレンジ! 実はまだ、徒歩での通勤を続けています。大雨が降っても歩いて帰っていますが、さすがに靴がズブ濡れになり、その様子を見た家族に冷たい視線をうけている今日この頃です。しかし外では紫陽花が咲き始め、疲れた心を癒してくれます。 思い返せば、群馬県ドクターヘリホームページを作り始めたのは去年の今頃でした。もともとワードで作成されたドクターヘリの紹介文書がpdfとして病院のホームページにリンクで貼られていただけのものでしたが、救急科より、ドクターヘリホームページ更新をしてくれる人を求めている、というお言葉を聞き、何が何でも立候補してしまった筆者でした。というのも、少し個人的な話になりますが、自分の趣味がホームページ作成だったからです。それから1年、常に躍進をモットーとする筆者なので、未だにホームページ更新に対し、メラメラと情熱を燃やしています。 毎月、更新しているのはみなさんもお馴染みの出動実績のページですが、ドクターヘリ写真館のページも、年3クールくらいで内容を更新しています。 ドクターヘリ写真館①から始まりましたが、現在、更新作業を行っているのは、ドクターヘリ写真館④です。 現時点で、過去ログも含め57枚掲載していますが、今回さらに25枚を追加します。 合計82枚を見ていただくには、作成する側も工夫が必要になるので、flickrに写真をアップロードして皆様に楽しんでいただけるよう、ページを再構築しています。 www. flick r .com Go to gunma.redcross.icuqq's photostream 魅力的なページに仕上げたいと思っていますので、どうぞ、楽しみにしていて下さい。 本日は、フライトスタッフのページに、新しく加わったメンバーを追加、使用したランデブーポイントのページに、新たに2枚の写真を追加、1枚を差し替えています。 こちらもあわせてご覧下さい。 ★フライトスタッフ紹介★ 昨日から萩原Nsが独り立ちデビューしました。以前より救護班などでの活動で大活躍しており、力強い仲間がまた一人増えました。 http://www.gunma-redcross-icuqq.com

東日本大震災3か月

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東日本大震災は今日で地震発生から3か月を迎えました。6月10日時点で、死者1万5405人、行方不明者8095人、そして避難者9万0109人との発表が警視庁からありました。いまだに信じられない数値です。 今回の東日本大震災により被災された方々にあらためてお見舞い申し上げます。またお亡くなりになられた方々、ご家族の皆さまに心よりご冥福をお祈りするとともに、いまだ行方不明の方々がご家族のもとに戻れる日が来ることを心より願っております。 支援の輪はまだ続いています。1日でも早く子供たちの笑顔があふれる日々が来ますように! 地震発生直後より初動救護班(DMAT)が出動しました。 写真は旭川赤十字病院DMATと前橋赤十字病院DMATの協働活動。 DMATに引き続き日赤救護班の派遣が続いています。

重複要請と連続出動。

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集中治療科・救急科&フライトドクターの町田です。 本日1件目は運航開始前要請。 山間部の視程は悪く、安全に運航できる ところまでヘリで出動し、そこで救急車と ランデブーしました。 5月末あたりからドクターヘリの要請や出動がめっきり減って嘆いていましたが、この2日間で9件の要請があり、しかもほとんどが早期要請でした。出動した症例に関しては、早期医療介入により患者さんの後遺症軽減に貢献できたと考えられます。 ところが9件中3件は重複要請のため出動することができませんでした・・・ 特に昨日に関しては3件ほぼ同時に要請が入り、そのうち1件のみの対応となってしまいました。 本日については、5件ともすべて出動中に要請が入っている状態でしたが、そのうち4件に対して連続で出動することができました。しかし2日間で1件ずつは、救急隊現着前の早期要請で救急隊現着時にキャンセルという内容で、オーバートリアージを恐れず要請する姿勢の結果でありドクターヘリスタッフとしても安心する要請でした。 本日の4件目に関しては消防覚知同時要請で、まだ前出動の真っ只中でかつちょうど現場の天候が悪かったので、前事案が終了し対応可能になるまで救急車でドクターヘリが飛行できるエリアまで搬送していただきました。早期要請によりドクターヘリ出動中でも余裕をもって臨機応変に対応することができました。 本日3件目は施設間搬送。ドクターヘリのよる搬送の前にランデブーポイントで 医療介入を行い、より安全な状態で搬送することが可能でした。 本事案の搬送中に4件目の要請がありましたが、早期要請のため 消防本部とCSで調整する時間の余裕が生まれました。 また1件目に関しては公立藤岡総合病院にほぼ隣接する多野藤岡消防本部のグランドが今年度よりようやく使用可能となり、搬送時間の大幅な短縮が図れました。 写真中央のグランドが多野藤岡消防本部のグランドです。 グランドからすぐ左上の建物が公立藤岡総合病院です。 直近のランデブーポイント・・・2年越しの願いがかないました。 2件目もランデブーポイントが現場直近の学校であり、こちらも着陸後すぐに治療が開始することができました。 現場直近の高校のグランドを使用させていただきました。 おそらく授業時間だった思いますが、ご協力ありがとうござ

第37回日本熱傷学会に参加しました。

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集中治療科・救急科の仲村です。 6月2~4日にかけて、第37回日本熱傷学会総会・学術集会とそれに関連して熱傷講習会・スキンバンク講習会が東京ドームホテルで開催され、当院形成・美容外科と当科スタッフが参加しました。   6月2日に開催されたスキンバンク保存摘出講習会には、救急科より畠山先生、雨宮先生、形成外科より井上先生が参加されました。また熱傷講習会に鈴木先生、仲村先生、形成・美容外科部長村松先生が加わり参加して参りました。夜は熱傷隊長として以前当院で活躍された冨塚先生も来て頂き、皆でラクーアにて食事をして親睦を深めて参りました。 右から、形成・美容外科の井上先生、 続いて当科雨宮・畠山・鈴木医師、筆者(仲村)。 夜には形成・美容外科部長の村松先生(上段中央)、 元当院熱傷隊長の冨塚先生(右隣)も参加しました。 6月3,4日の熱傷学会総会においては形成外科より村松先生、井上先生、当科より仲村が演題を出して発表して参りました。 ・一般演題:培養皮膚・スキンバンク 村松英之先生『自家網状分層植皮を組み合わせた自家培養表皮の治療経験』 ・一般演題:小児熱傷 井上麻由子先生『当院における過去24年間の小児熱傷症例の検討』 ・一般演題:患者統計 仲村佳彦 『当院高度救命救急センター入院患者における6年間の臨床統計』 最新の熱傷の知識も仕入れてきました。今後の当院での熱傷治療成績のさらなる向上に役立てていこうと思います。